企業兼大株主中越パルプ工業東証プライム:3877】「パルプ・紙 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの研究開発は、開発本部、生産本部、工場技術研究部門及び連結子会社技術研究部門で連携して行っております。

 今、大きく変化する自然環境と加速するテクノロジーの進化が、社会の在り方を根源的に変えつつあります。この変わりゆく社会にいち早く対応しながら、社会的責任を果たす企業を目指すこと、さらには、社会に貢献し得る新素材・新製品の創製に努めることが、当社グループの研究開発コンセプトです。

 世界を揺るがせた感染症の流行以来、需要形態や経営環境が急激に変化し、研究開発にも新技術を含めた幅広い分野の専門的知見や経験が必要となっています。このようななかで素早く開発を進めていくため、社外の機関、即ち大学、研究機関、公設試、他業種の企業などと連携し、技術と情報を共有しながら研究開発を進めています。

 当連結会計年度の研究開発費は402百万円でありましたが、特定のセグメントに関連付けられないため、セグメント別の記載は行っておりません。

 当社が現在注力している取組みとして、セルロースナノファイバー(CNF)、マプカ(MAPKA)の市場展開があります。また脱プラスチックを推進するため、紙、パルプの利用拡大に対しても全社的な取組みとして進めております。

 具体的な研究開発活動は次のとおりであります。

1.紙製品への展開

(1) 環境対策新製品の開発

  ・機能性を持つ天然資源を活用した高付加価値製品の開発

(2) 現行品の品質改善

  ・軽くてしなやかな嵩高印刷用紙の開発

  ・特殊機能を付与した食品用途紙の開発

(3) 新規市場の開拓

  ・家庭紙分野への参入

  ・製造工程紙や緩衝材などの開発

2.天然資源の高度活用技術開発への展開

(1) セルロースナノファイバー(ナノフォレスト)の用途展開

  ・ナノ化及び樹脂化製造技術の更なる向上と、幅広い分野での用途開拓

  ・高機能CNFのサンプル提供拡大と製造技術の確立

(2) CO₂削減に貢献する、紙パウダーを主原料に合成樹脂を混合した非プラスチック素材

  ・成形材料開発及び製品のグレード開発、多くの分野への応用開発

(3) 新分野へのパルプの利用拡大

3.脱プラスチックへの取組

   ①プラスチック素材の性能を持つ紙の開発

   ②プラスチック材料を紙材料に置換

   ③プラスチック素材の一部に紙やパルプを配合し、プラスチック比率を低下

   ④プラスチック製品から紙製品への置換

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