ビジネスワイヤ(バフェットのBerkshire Hathaway group)

NTTドコモビジネスとNTT Com Asia、香港にて「APN InterLink」… 2025年10月24日 16時00分


~IOWN®構想による次世代インフラで金融サービス業界の変革を支援~

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --NTTドコモビジネス株式会社(旧NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)とNTTドコモビジネスの香港法人であるNTT Com Asia Limited(以下 NTT Com Asia)は、金融機関向けにIOWN®※1 構想を支える APN※2技術を活用した新サービス「APN InterLink」の提供を2025年11月1日から香港にて開始します。アジアの主要金融センターである香港でのAPNの商用展開を通じて、アルゴリズム取引※3といった金融業界の次世代デジタルニーズへの対応をめざします。

今後、NTTドコモビジネスとNTT Com Asiaは主要金融センター間のシームレスな連携に向けて東京・香港を結ぶアジア域内海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express(ASE)」上でIOWN® APNの展開をめざします。






1. 背景


昨今の金融市場においては、デジタル化の進展により取引の高速化・高度化が一層加速しています。特に超高頻度取引(HFT)をはじめとしたアルゴリズム取引は市場におけるプレゼンスを年々高めており、通信遅延がわずかミリ秒単位であっても取引機会の損失に直結する状況となっています。こうした中で、超低遅延ネットワークの整備は、金融機関にとって競争力強化の重要な鍵となっています。「APN InterLink」の提供により、金融機関はデジタル変革を一層加速させるとともに、AIを活用したイノベーションの創出など、新たな価値創造に取り組むための基盤を強化することが可能となります。

また金融業界をはじめとするミッションクリティカルな業務では、激甚災害への備えとして事業継続を支えるディザスタリカバリシステムの整備が不可欠です。災害時のリスク低減には拠点を地理的に分散させる必要がありますが、IOWN® APNを活用することで遠隔地間での効率的かつシームレスなデータ伝送が可能となり、大規模災害対策の信頼性と運用効率性が大幅に向上します。


2.APN InterLink」の概要


「APN InterLink」はIOWN® APNを活用した接続サービスです。NTT Com Asiaのデータセンター間をAPNで接続する「APN DCLink」と任意の拠点間をAPNで接続する「APN DedicatedLink」を提供します。


① データセンター間のAPN接続: 「APN DCLink」


NTT Com AsiaのフィナンシャルデータセンターとTai PoデータセンターをAPNで接続することで超低遅延ネットワークを提供します。フィナンシャルデータセンターは香港証券取引所(HKEX)に近接しており、遅延の影響を受けやすい金融取引やリアルタイムのトランザクション処理など、ミッションクリティカルな金融取引において最適なパフォーマンスを実現します。


② 任意の拠点間のAPN接続:「APN DedicatedLink」


データセンター間のAPN接続に加え、香港域内で任意のお客様拠点間をAPNで接続します。任意のお客様拠点から香港証券取引所(HKEX) へ超低遅延での接続をご希望の場合は、お客様拠点とNTT Com AsiaのフィナンシャルデータセンターまたはTai Poデータセンター間をAPNで接続することも可能です。


3. 今後の展開


日本と香港との低遅延接続のニーズに応えるため、NTTドコモビジネスは日本国内で「docomo business APN Plus powered by IOWN®」(以下「docomo business APN Plus」)※4を提供し、NTT Com Asiaは香港域内で「APN InterLink」を提供します。

さらに東京・香港を結ぶアジア域内海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express(ASE)」上でAPNの展開を推進していきます。これにより、主要金融センター間のシームレスな連携が可能となり、金融業界のデジタル化加速に貢献します。


4. エンドースメント


「NTTドコモビジネスは、IOWN® APNサービス『docomo business APN Plus』を日本で展開しており、多くのお客さまにご好評をいただいています。香港において商用展開を行う『APN InterLink』と日本国内の『docomo business APN Plus』とを接続し、グローバルでご提供していくことを進めてまいります。香港と日本において金融業を始めとしたミッションクリティカルなビジネスをグローバルに展開するお客さまへの更なる貢献を図ってまいります。」(藤嶋 久、NTTドコモビジネス 常務執行役員 プラットフォームサービス本部 クラウド&ネットワークサービス部長)


「世界有数の金融センターである香港にて、『APN InterLink』を開始できることを大変嬉しく思います。最先端のIOWN® テクノロジーを活用し、金融業界の次世代インフラ構築を支援してまいります。」(黒田大祐、NTT Com Asia Ltd. CEO)


5.各社の役割


NTTドコモビジネス: APNサービス「docomo business APN Plus」の提供、日本国内での営業対応

NTT Com Asia:APNサービス「APN InterLink」の提供、香港域内での営業対応


6.料金・お申し込み方法


NTTドコモビジネスグループ営業担当、NTT Com Asiaの営業担当までお問い合わせください。





 


「NTTコミュニケーションズ株式会社」は2025年7月1日に社名を「NTTドコモビジネス株式会社」に変更しました。私たちは、企業と地域が持続的に成長できる自律・分散・協調型社会を支える「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、新たな価値を生み出し、豊かな社会の実現をめざします。


https://www.ntt.com/about-us/nttdocomobusiness.html















※1:


IOWN®とは、スマートな社会の実現に向けた光関連技術および情報処理技術を活用したネットワーク・情報処理基盤のことです。「IOWN®」はNTT株式会社の商標または登録商標です。


※2:


APNとは、ネットワークから端末まで、すべてにフォトニクス(光)ベースの技術を導入したオール光ネットワークです。


※3:


アルゴリズム取引とは、コンピュータが自動的に株式売買注文のタイミングや数量を決めて注文を繰り返す取引のことです。


※4:


docomo business APN Plus powered by IOWN®は、IOWN®構想にもとづきAPN技術を取り入れた大容量・低遅延・揺らぎのないネットワークサービスです



https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2025/0918.html


 


*「docomo business APN Plus」は、NTTドコモビジネスが商標登録を出願中です。


 


Contacts


【本件に関するお問い合わせ先】
プラットフォームサービス本部 クラウド&ネットワークサービス部

販売推進部門

フォームからお問い合わせ


NTT Com Asia

マーケティング部

ML:hk.marketing@ntt.com.hk


【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
NTTドコモビジネス株式会社

経営企画部 広報室

ML:pr-cp@ntt.com

ナオバイオス、エムポックスに対する新たな弱毒生ワクチンを開… 2025年10月23日 23時00分

ナント、フランス&東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --バイオプロセス開発およびウイルスベース製品の治験用バッチのGMP生産を提供するCDMO(医薬品開発・製造受託機関)であるナオバイオスと東京都医学総合研究所(TMIMS)は、弱毒生ワクチンを用いた新たなエムポックスワクチンを開発するために提携することを発表しました。




エムポックスはエムポックスウイルスによって引き起こされるウイルス性疾患です。主に感染者との濃厚接触を通じて広がり、痛みを伴う発疹、リンパ節の腫れ、発熱を引き起こします。


2022年に世界的な流行が始まり、2025年3月現在、130カ国で約13万人が感染し、280人以上が死亡しています。現在、WHOが推奨する2種類のエムポックスワクチンが使用されています。



  • EUで開発された、変異ワクシニアウイルスアンカラ(mva)株をベースとするワクチン


  • 日本で開発された、LC16m8株をベースとするワクチン


今回の提携は、ほとんどの哺乳類細胞内で複製しない、高度弱毒化ワクシニアウイルスをベースとした新たなワクチンの開発を目的としています。これは、変異してヒトに病気を引き起こす復帰変異株が出現する可能性が極めて低く、高い安全性が確保される点で注目に値します。


TMIMSとの提携は、プロセス開発活動、上流工程および下流工程の開発、そしてグレードA/B区域を使用した無菌操作法によるGMP製造を含む包括的なプロジェクトです。


「TMIMSとともに新たなプロジェクトに取り組むことができ、嬉しく思います」と、ナオバイオスのマネージングディレクターであるエリック・ル・フォレスティエは述べています。「当社のウイルスをベースとした製品の製造に関わるバイオプロセスの開発の全工程における確かなノウハウと能力、そしてTMIMSの専門知識を組み合わせることで、本プロジェクトを効率的に推進する体制が整っています。」


プロセス開発活動は今年から開始され、2025年第3四半期末までに完了する見込みです。2025年の残りの期間から2026年にかけて、パートナー企業はGMPに準拠した条件を模倣した初の技術バッチ生産に取り組みます。第I相臨床試験向けのバッチGMP生産は2026年半ばに実施されます。TMIMSが主導する臨床試験は2026年末から2027年初頭にかけて実施する計画です。


ナオバイオスについて

ナオバイオスは、バイオプロセス開発およびBSL2/BSL3ウイルス性ワクチン、腫瘍溶解性ウイルス、ウイルスベクター、感染誘発ウイルスの治験用バッチGMP生産の医薬品開発・製造受託機関(CDMO)です。2019年にクリーンバイオロジクスグループに参画しました。

www.naobios.com


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts


Céline Gonzalez

celine@ala.associates

キオクシア:高画質録画および写真撮影向けmicroSDメモリカード… 2025年10月23日 16時43分

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --キオクシア株式会社は、アクションカメラ、スマートフォン[注1]での活用に適したmicroSDメモリカードラインアップに新たに「EXCERIA PLUS G3 microSDメモリカードシリーズ」および「EXCERIA G3 microSDメモリカードシリーズ」を追加し、量販店での販売を10月25日より開始します(1TBのみ2025年12月以降に販売開始予定)。新シリーズは、当社が指定したUGREEN社製のカードリーダー[注2]と組み合わせることで、EXCERIA PLUS G3 microSDメモリカードシリーズでは最大読出速度210MB/sおよび最大書込速度150MB/s[注3] [注4]を実現し、メモリカードからPCへの転送時間を短縮します。この高速動作はメモリカードのバスインターフェーススピードを拡張したもので、指定カードリーダー以外の機器に接続した場合、SDR104モードでの最大読出/書込速度となります。






EXCERIA PLUS G3 microSDメモリカードシリーズおよびEXCERIA G3 microSDメモリカードシリーズは、4KおよびフルHDビデオの撮影と再生に適しており、ビデオスピードクラス30(V30)[注5]、UHSスピードクラス3(U3)[注5]、アプリケーションパフォーマンスクラス2(A2)[注6]に準拠しています。また、最大1TBのストレージ容量を持ち、154,070枚の写真(1800万ピクセル)、5,990分のフルHDビデオ(21Mbps)、および1,258分の4Kビデオ(100Mbps)を保存することができます。


EXCERIA PLUS G3 microSD メモリカードシリーズの最大読出/書込速度・容量:[注2] [注3] [注4]



  • 従来のEXCERIA PLUS G2 microSD メモリカードシリーズと比較して転送時間が最大52%短縮


-指定カードリーダー使用時での最大読出速度:210MB/s

-指定カードリーダー使用時での最大書込速度:150MB/s(64GB~128GBは90MB/s)

-SDR104モードでの最大読出速度:100MB/s

-SDR104モードでの最大書込速度:90MB/s(64GB~128GBは65MB/s)



  • 64GB、128GB、256GB、512GB、1TBの容量をラインアップ


EXCERIA G3 microSD メモリカードシリーズの最大読出/書込速度・容量:[注2] [注3] [注4]



  • 従来のEXCERIA G2 microSD メモリカードシリーズと比較して転送時間が最大37%短縮


-指定カードリーダー使用時での最大読出速度:160MB/s

-指定カードリーダー使用時での最大書込速度:50MB/s

-SDR104モードでの最大読出速度:100MB/s

-SDR104モードでの最大書込速度:50MB/s



  • 32GB、64GB、128GB、256GB、512GB、1TBの容量をラインアップ


新製品「EXCERIA PLUS G3 microSDメモリカードシリーズ」(https://www.kioxia.com/ja-jp/personal/micro-sd/exceria-plus-g3.html)および「EXCERIA G3 microSDメモリカードシリーズ」(https://www.kioxia.com/ja-jp/personal/micro-sd/exceria-g3.html)の詳細は製品ページをご覧ください。


[注1] 動作確認機器については当社ウェブサイトの動作確認機器ページで最新の情報を確認願います。


[注2]UGREEN社製 CM265 (35506 )を使用して当社の試験環境で特定の条件により得られた結果であり、ご使用機器での速度を保証するものではありません。読出/書込速度は使用する機器等の条件により異なります。(CM265の購入時期によってはCM265のファームウェア更新が必要な場合があります。詳しくはUGREEN社にお問い合わせください。) その他のカードリーダーとの組合せについては「指定カードリーダおよび動作確認カードリーダ一覧」(https://personal.kioxia.com/cr4ddr.pdf)をご確認ください。


[注3] 1MB/sを1,000,000バイト/秒として計算しています。キオクシアの試験環境で特定の条件により得られた最良の値であり、ご使用機器での速度を保証するものではありません。読出/書込速度は使用する機器等の条件により異なります。従来SDインターフェースでの転送速度は、UHS-Iインターフェースに比べ低下します。


[注4] 指定カードリーダー以外の機器に接続した場合、SDR104モードでの最大読出/書込速度となります。SDR104モードは、SD規格で定められたバスインターフェースモードの一つです。


[注5] SD規格に基づいた、読み出し/書き込みのデータ転送速度を示します。


[注6] アプリケーションパフォーマンスクラスはSDアソシエーションで規定された条件下で測定した結果を基準としています。


*本製品の容量表示は搭載されているフラッシュメモリに基づいており、実際にご使用いただけるメモリ容量ではありません。メモリ容量の一部を管理領域として使用しております。ご使用いただけるメモリ容量(ユーザー領域)は製品ページをご確認ください。(メモリ容量は1GBを1,073,741,824バイトとして計算しています。)


*SDメモリカードは消耗品であり、書き込み回数などの製品寿命があります。なお、使用条件・状況によりSDメモリカードの寿命は短くなることがあります。


*記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。


お客様からの製品に関するお問い合わせ先:


キオクシア お客様サポート
電話でのお問い合わせ(フリーダイヤル):0120-538106


※本資料に掲載されている情報(製品の仕様、サービスの内容およびお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。


Contacts


報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:

キオクシア株式会社

プロモーションマネジメント部

進藤智士

Tel: 03-6478-2404

パリサー・キャピタルは太平洋セメントの価値向上プランを公表… 2025年10月22日 11時00分



  • 価値向上プランは、太平洋セメントの株価を抑制している主要な要因に対処し、全ての株主のために90%を超える上昇可能性を解き放つための施策を提言するものです


  • プレゼンテーションは、まず2025年13D Monitor Active-Passive Investor Summitで発表され、現在、全てのステークホルダーに向けて公表されております

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --パリサー・キャピタル(以下「パリサー」といいます。)は、本日、太平洋セメント株式会社(以下「太平洋セメント」といいます。)の発行済株式の3%超を保有する、同社の上位10位以内の株主として、太平洋セメントにおける大きな企業価値を解き放つ機会についてまとめた包括的なプレゼンテーションを公表しました。市場の透明性を確保し、株主及び他のステークホルダーからの要望に応えるため、パリサーは、2025年10月の13D Monitor Active-Passive Investor Summitにて、パリサーの創業者かつ最高投資責任者(CIO)であるJames Smithが初めて発表したプレゼンテーションを公開しました。






日本市場で最大のシェアを有し、子会社であるCalPortlandを通じて高い収益力をもつ重要な米国事業を展開する、環太平洋地域を代表するセメントメーカーである太平洋セメントは、現在、米国の同業他社及び本源的価値の双方に対して恒常的かつ大幅な割安水準で取引されています。太平洋セメントは高い収益性と利益特性を誇るにもかかわらず、同社の株価は本源的価値に対して3,910億円(26億米ドル)もの「価値のギャップ」を抱えており、これは90%を超える上昇余地を示しています。


パリサーの見解では、この価値のギャップを生じさせている要因は容易に解決可能であり、解決されれば株主に対して大きな価値をもたらす可能性があります。パリサーの価値向上プランには、以下の内容が含まれます。



  • 太平洋セメントの有する優れた米国資産が同社の株価に反映されることを確かなものとするために、直接売却や米国でのIPO等の選択肢も含めて、CalPortlandのもつ4,440億円(29億米ドル)もの価値を解放させるための包括的な戦略的検討を行うこと。


  • 東京証券取引所の資本効率に対する期待に合致するよう、成長投資や自社株買いに向ける資本を解放するため、合計で現在の時価総額の約60%に相当する、1,260億円(8億米ドル)の保有不動産と1,350億円(9億米ドル)の投資有価証券を現金化すること。


  • 最大のリターンを生む資本運用を確かなものとするため、資本コストを上回る明確なROIC目標と強固な株主還元方針を伴う、クラス最高の資本配分枠組みを導入すること。


プレゼンテーションの詳細は添付資料をご確認ください。


パリサー・キャピタルについて

パリサー・キャピタルは、グローバル・マルチ・ストラテジー・ファンドです。当社はバリュー志向の投資哲学を有し、幅広い資本構成の投資を手掛けています。当社は特に、企業及びその様々なステークホルダーとの思慮深く建設的かつ長期的なエンゲージメントによって、企業のポジティブな変化及び企業価値向上を実現可能な投資機会に注力しています。


Contacts


連絡先
Prosek Partners

Brian Schaffer / Kiki Tarkhan / Forrest Gitlin

Pro-Palliser@Prosek.com

ケイデンス社の電子設計シミュレーションツールに村田製作所の… 2025年10月21日 14時00分

京都--(BUSINESS WIRE)--#Cadence--(ビジネスワイヤ) --株式会社村田製作所(東京:6981)(以下、「当社」)は、Cadence Design Systems, Inc.(本社:アメリカ合衆国・カリフォルニア州、以下、「ケイデンス社」)が提供するEDAツール※1「OrCAD X CaptureTM」および「AWR Design EnvironmentTM」に一部製品データを標準搭載しました。

これにより、EDAツール上で当社製品を選択してシミュレーションを行うことが可能になるため、ユーザーの多様な設計ニーズや仕様に対応できる選択肢が従来以上に広がり、回路設計の高度化に貢献します。






※1 EDAツール…電子設計自動化(Electronic Design Automation)ツールのこと。電子回路設計をコンピュータ上で行う際に、設計した回路の評価・検証を行うシミュレーションツールの総称。


近年、AIやIoTの発展による電子機器の多機能化や高性能化にともない、基板に搭載される回路がますます複雑になっています。設計ミスの削減や開発期間の短縮、試作コストの低減を目的として、電子回路設計におけるデジタルツイン※2の活用が進んでおり、EDAツールを用いた設計が主流になりつつあります。用途や要件に応じて最適な部品を選定することは、電子回路設計の高度化に不可欠です。そのため、シミュレーションツール内で選択可能な電子部品のラインアップ拡充が望まれています。


※2 デジタルツイン:現実空間(フィジカル空間)の情報を基に、デジタル空間(サイバー空間)に仮想の現実を再現する手法


そこで当社は、ケイデンス社と協業し、ケイデンス社の代表的なEDAツール「OrCAD X Capture」および「AWR Design Environment」に当社製品データを標準搭載しました。


これにより、EDAツール上で当社製品を選択できるようになりました。従来、当社製品をEDAツールで利用するには、当社ウェブサイトから製品データをダウンロードし、EDAツールに手動でインストールする必要があり、時間と手間がかかっていましたが、今回の標準搭載によりこのプロセスが不要になりました。ユーザーの多様な設計ニーズや仕様に対応できる選択肢が従来以上に広がり、電子回路設計の高度化に寄与します。


当社は今後も、EDAツール分野における世界有数のリーディングカンパニーであるケイデンス社との協業を進め、標準搭載する製品データや対応ツールを拡充していきます。また、製品データの自動更新機能の導入も視野に入れ、電子回路設計の高度化と利便性向上に貢献していきます。


主な仕様











ツール名


OrCAD X Capture


AWR Design Environment


対応バージョン


R23.1-S011以降


Ver.17以降


設計対象


一般的な電子回路


高周波(RF)回路/マイクロ波回路


当社対応製品



  • パワーインダクタ:約1,600品番


  • 高周波インダクタ:約5,000品番




  • 高周波インダクタ:約5,000品番


  • 積層セラミックコンデンサ:約24,000品番



関連サイト



  • OrCAD X CaptureおよびAWR Design Environmentに標準搭載されている当社製品データは当社ウェブサイトからダウンロードすることもできます。

    - OrCAD X Capture
    - AWR Design Environment




  • ケイデンス社が提供する回路シミュレータ「PSpiceTM」で使用できる当社製品データがこちらからダウンロード可能です。PSpiceのウェブサイトからも当ページへアクセスできます。





  • OrCAD X CaptureおよびPSpiceの詳細はこちらからご確認いただけます。(OrCAD製品の国内総代理店イノテック株式会社のウェブサイトへ遷移します。)


お問い合わせ



  • 当インダクタ製品データに関するお問い合わせはこちら


  • 当コンデンサ製品データに関するお問い合わせはこちら


※ OrCAD X Capture、AWR Design Environment、PSpiceはCadence Design Systems, Inc. の登録商標です。


ケイデンスについて

ケイデンスはAI分野とデジタルツインのマーケットリーダーであり、シリコンからシステムまでのエンジニアリング設計におけるイノベーションを加速させる演算ソフトウェアのアプリケーションのパイオニアです。ケイデンスのIntelligent System Design戦略に基づくケイデンスの設計ソリューションは、ハイパースケールコンピューティング、モバイル通信、自動車、航空宇宙、産業、ライフサイエンス、ロボティクスなど、幅広い市場に対応するチップから電気機械システムまで、世界をリードする半導体およびシステム企業が次世代製品を構築するために不可欠なものです。2024年、ケイデンスはWall Street Journal紙により、世界で最も優れた経営を行っている企業トップ100に選ばれました。ケイデンスのソリューションは無限の可能性を提供します。ケイデンスに関する詳細についてはwww.cadence.comをご参照ください。


村田製作所について

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。


Contacts


連絡先
株式会社村田製作所

広報部 坪井 啓祐

prsec_mmc@murata.com

オムディア:2025年下半期のAMOLEDディスプレイ収益は290億ドル… 2025年10月20日 21時50分

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --オムディアの最新Display Long-Term Demand Forecast Tracker」によると、グローバルなAMOLEDディスプレイ収益は2025年末までに530億ドルに達し、2024年の540億ドルからわずかに減少すると予測されています。この停滞は、スマートフォンの新モデル投入やモバイルPCパネルの成長による下半期の回復にもかかわらず、年初の厳しい市場環境、とりわけ激しいパネル価格競争を補うには至らなかったことが要因とされています。






AMOLEDの収益は、2025年第3四半期に前期比19%増、第4四半期に前期比9%増とそれぞれ成長が見込まれます。こうした収益の拡大は主に、LTPOバックプレーンを採用したフレキシブルAMOLEDスマートフォンディスプレイと、LTPSバックプレーンを採用したモバイルPCディスプレイの出荷増加によって支えられます。2025年下半期におけるAMOLED出荷は、第3四半期に前期比10%、第4四半期に7%の伸びが予測されています。


2025年下半期の成長は、主に次の要因によって支えられています。



  • フレキシブルLTPOバックプレーンを採用したスマートフォン向けOLEDの生産拡大。特にiPhone 17シリーズのOLEDディスプレイや、Oppo、Vivo、Xiaomiなど中国ブランドの新モデル向け。


  • モバイルPC向けOLEDパネルの継続的な成長。2025年第4四半期には四半期ベースで過去最高を更新する見込み。


  • OLEDテレビおよびモニター向けパネルの需要増加。


しかし、この堅調な動きにより、2025年下半期のAMOLED収益は290億ドルに達するものの、2024年下半期の300億ドルにはわずかに下回る見込みです。


これは、2025年におけるAMOLED収益の成長が停滞していることを意味します。2025年前半は、ディスプレイ価格の継続的な下落が収益に大きな影響を及ぼし、厳しい期間となりました。この価格下落は、大半のOLEDパネルメーカーに損失をもたらすものの、採用を促進するための手段として見なされていました。


オムディアは、2026年のAMOLED収益が560億ドルに達し、2025年比で5%の年次成長が見込まれると予測しています。主な成長要因としては、LTPOスマートフォン、OLEDモバイルPCパネル、そして65インチから83インチのOLEDテレビパネルが挙げられ、これらが引き続き2026年のAMOLED収益拡大に寄与すると見られています。


「AMOLEDの収益成長は、2026年に回復する前の段階として、現在は価値減少の問題に直面しています。スマートフォン向けOLEDディスプレイは普及率がすでに50%を超えており、新たな成長の原動力が欠如しているため、高度な機能を追加しても価格は下落し続けています。一方で、ノートPCおよびタブレットPC向けのOLEDは、より高い仕様、とりわけフォームファクターや消費電力性能の向上により、今後も成長が見込まれますが、PCブランドやOEMはコスト削減を求めています。OLEDパネルのLCDパネルに対する価格プレミアムは縮小を続けています。今後数年のうちに、中国の第8.6世代OLED工場が相次いで稼働を開始し、スマートフォン、タブレット、ノートPC、さらにはモニター向けなど、複数用途のパネルを生産するようになることで、AMOLEDの価格および仕様をめぐる競争はさらに激化するでしょう」と、オムディアのディスプレイ調査部門シニアディレクターであるデビッド・シェは述べています。


オムディアのDisplay Long-Term Demand Forecast Tracker」は、ディスプレイの出荷量および収益を、幅広い用途と技術領域を対象に、包括的に四半期ごと分析しています。本サービスは、絶えず変化するディスプレイ市場の動向を的確に把握し、クライアントが適切に対応できるよう支援するための詳細な予測とインサイトを提供しています。


オムディアについて


オムディアは、インフォーマ・テックターゲット(Nasdaq:TTGT)の一部門であり、テクノロジー分野の調査およびアドバイザリーを専門とするグループです。業界リーダーとの実際の対話と数十万件に及ぶデータポイントに基づく深い市場知識を強みに、当社の市場インテリジェンスはクライアントにとって戦略的な優位性となっています。研究開発(R&D)から投資収益(ROI)まで、オムディアは最大のビジネス機会を特定し、テクノロジー業界の発展を後押ししています。


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts


Fasiha Khan: fasiha.khan@omdia.com

PR