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星0つ 企業三協・立山ホールディングス  企業概要

 当社グループの研究開発活動は、既存事業の付加価値向上と事業領域の拡大に向け、独創的な新技術の創出に取り組んでおります。特に、先端産業で高度化する環境ニーズに応える材料技術、住居・オフィス・商業空間の快適性向上と省エネルギー化に貢献する差別化商品・オリジナル商品の技術開発に注力しております。
  その結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は26億13百万円となりました。
 

 セグメントの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。

建材事業

 ビル建材分野では、オフィス・商業ビル向けに耐風圧性と水密性を高めるとともに現場作業の短縮化とメンテナンス性を向上させたカーテンウォール、高層マンション向けに高断熱・高遮音性能を有するサッシの開発を行いました。さらには、異業種との協業により省エネルギー建材の開発も加速させております。また、前年度から開発を進めていたアジア市場における需要に対応したビル用サッシを市場投入いたしました。
  住宅建材分野では、「エコ・リフォーム」をテーマとして、環境と人にやさしい暮らしの実現のため、温熱環境、音環境など、様々な住環境の条件を想定し、実験・解析を行ないました。その成果として、断熱、遮音、防犯性に配慮した樹脂内窓や採風ができる断熱玄関ドア、節電に配慮した窓回りのルーバーや面格子、ベビーカーや車イス・自転車でも出入りし易い暮らしのシーンに配慮した玄関引戸を開発・市場投入いたしました。
  エクステリア建材分野では、リフォーム分野と環境分野への取組みを中心に商品開発いたしました。リガーデンとアウトドアリビングの提案拡大をテーマに、室内とのつながりを重視したガーデンルーム「ハピーナ」、光と風を効率よく採り込み、開放感のあるガーデンテラス「スマーレ」を開発、ライフスタイルに応じたリフォームが可能な商品群の強化を図りました。環境分野では、EV用充電ポール、発電容量をアップさせた太陽光発電システム搭載カーポートを開発・市場投入いたしました。
  研究開発費総額は19億76百万円であります。

マテリアル事業

 アルミニウム関連事業では、震災からの急速な回復で国内の押出形材市場が増加する中、次代を担う6N01系合金のラインナップ材が揃い、大型、新合金をキーワードに伸張分野の需要を捉えた高付加価値商品の提案を推進しております。成約事例として、公共施設や病院で需要が高まっているヘリポートデッキ部材に中強度6N01の新合金が採用され、材質変更による強度アップと軽量化に応えるとともに、先期の売上げに貢献することができました。更に、環境、エネルギー関連の大型電機市場をターゲットに拡販を進めており、メガソーラーの骨組み構造材を軸に、加工品の新たな基盤事業へ成長展開を図っていきます。
  また、鍛造用小径ビレットであるTG-bar事業では、ピーリング・システムが立ち上がり、新たな顧客、用途開拓で初となる冷間鍛造用素材の受注に至りました。販促活動による客先スペックインを精力的に進め、早期の受注獲得と増量を実現していきます。
マグネシウム関連事業では、引き続き、産業機器・工作機械の性能向上を目指した構造部材の実用化を実現すべく、マグネシウムによる高精度・軽量部材の試作開発を重点的に推進しております。福祉機器分野での販売実績は堅調に推移しておりますが、更なる拡販を目指し、大規模展示会への出展等、精力的な市場PRを継続しながら、新規顧客開拓をさらに推し進めております。
  また、当社オンリーワン技術で実用化した「鍛造用マグネシウム合金小径ビレット」についても、複数の鍛造メーカーや最終ユーザーと連携しながら、具体的な製品ターゲットを見据え、中長期的な視野で当該材を使った鍛造部材の試作開発を実施中です。
  研究開発費総額は5億92百万円であります。

- 以下略 -

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