ダントーホールディングス
【東証スタンダード:5337】「ガラス・土石製品」
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企業概要
当連結会計年度における当社グループの研究開発活動は、すべて建設用陶磁器等事業に係るものであり、東日本ダントータイル株式会社(現 株式会社淡陶社)の商品開発方針に基づいて行われ、総合企画室、商品センター、淡路島工場及び技術研究所が連携して研究開発活動を推進しております。その内容といたしましては、主に新商品及び新製法の研究開発となります。
当連結会計年度の研究開発活動といたしましては、2022年に発足した新規ブランディングプロジェクトによって2023年に立ち上げた新ブランド:Alternative Artefacts Danto(オルタナティブアーティファクツダントー、以下A.a. Dantoと記載)品の初期生産に取り組み、生産ラインの改良や製造方法の開発を行ってまいりました。福良事業所においては、高意匠及び機能性のある高付加価値商品の開発を中心課題とし、特注品の対応を積極的に受け入れ、中でも福良事業所の窯の特徴を活かすことによって、これまで使用困難であった淡路島産の瓦粘土を使用した特注品の開発を行いました。さらに、A.a. Danto品のうち海外コラボレーターであるインディア・マダヴィさんのシリーズにラインアップされている「マイセリウム」という製品は、陶芸の釉薬技術としてよく見られる結晶釉の技法であり、通常のトンネル窯やローラー窯では製造不可能な製法を技術研究所による基礎試験を重ねることで製造条件を追求し、新製品として開発することができました。
このように新たな原料や製法について積極的に取り組むことで技術力向上に努めてまいりました。
なお、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は126百万円であります。
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