トヨタ紡織
【東証プライム:3116】「輸送用機器」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、経営の基本方針を次のとおり「基本理念」として掲げております。
① 社会 よき企業市民として社会との調和ある成長を目指す。
・企業倫理の徹底をはかり、公正で透明な企業活動の推進。
・クリーンで安全な商品を提供することを使命とし、地球環境保護を重視した企業活動の推進。
・地域社会の一員としての役割を自覚し、よい社会づくりに貢献。
② お客さま 革新的な技術開発、製品開発に努め、お客さまに喜ばれる、よい商品を提供する。
③ 株主 将来の発展に向けた革新的経営を進め、株主の信頼に応える。
④ 社員 労使相互信頼を基本に、社員の個性を尊重し、安全で働きやすい職場環境をつくる。
⑤ 取引先 開かれた取引関係を基本に、互いに研鑚に努め、ともに長期安定的な成長を目指す。
(2)経営環境及び対処すべき課題
当社は持続可能な成長を続けるために、以下の取り組みを推進してまいります。
①インテリアスペースクリエイターの実現に向けて、企画提案力と技術開発力の向上に取り組みます。
・お客さまの期待を超える移動空間全体の企画実現に向け、重点プロジェクトの企画具体化と顧客への提案
・製品領域ごとに手の内化の範囲を定義
・プロジェクト受注に向けた最適で先進性のある製品の開発による、圧倒的な競争力の獲得
・開発の効率化と新たな原価企画の仕組み構築による技術開発力の強化
②サプライチェーン全体で、お客さまに信頼され・選ばれるための「ものづくり競争力」の確保を目指します。
・客先稼働に影響されない収益構造への抜本改革
・収益性にこだわった工程自働化の推進
・グローバルでの品質マネジメントシステム再構築に向けたトレーサビリティの仕組みづくり
③世界中のさまざまなお客さまから選ばれるために、販売能力の引き上げを目指します。
・2030年売上収益目標達成に向けたターゲットプロジェクトの明確化
・顧客から選ばれるための提案力の強化
・ターゲットプロジェクトの確実な受注
・新たな顧客向けの営業体制構築による営業活動基盤の強化
④上記①~③の実践を横断的に支える経営基盤の強化に取り組みます。
・事業戦略に必要な人材の確保と、一人ひとりが高いモチベーションを持ち効率的に活躍できる職場環境
づくり
・AI活用による効率化の推進
・全員参画による企業価値向上に向けたマネジメントツリー※1の浸透・活用
・環境取り組みプラン(温暖化抑制・資源循環・自然共生)に基づいた環境経営の実践
・適正取引に向けたプロセス構築と、ものづくり力強化によるサプライチェーン強化
・全社的なイノベーションの促進による、競争優位と新事業を生む仕組みの構築
当社は、インテリアスペースクリエイターとして快適な移動空間を実現し、製品、顧客の幅を広げながら社会課題の解決に貢献し、経済的価値と社会的価値の両輪を同時に高めていくCSV経営※2により、「社会に必要とされ続ける企業」を目指してまいります。
※1 マネジメントツリー:従業員の日々の業務が企業価値向上に繋がっていることを体系的に視覚化したツール
※2 CSV(Creating Shared Value)経営:本業の中で社会課題の解決に取り組み、経済的な価値と社会的な価値の両立を目指す経営
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