企業兼大株主TOTO東証プライム:5332】「ガラス・土石製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

・環境(気候変動)

「ガバナンス」

 当社グループは、気候変動が及ぼす影響を重要な事業リスクと認識しています。社長執行役員を委員長とする「サステナビリティ委員会」を年2回開催し、気候変動を含むサステナビリティに関する課題について審議・執行すると共に、取締役会においてその状況を監督しています。

「リスク管理」

 当社グループでは、「TOTOグループリスクマネジメント方針」を策定し、リスクマネジメントに取り組んでいます。気候変動を含む事業に関わるリスクを「リスク管理委員会」で評価し、事業や社会に大きな影響を及ぼす恐れのあるリスクを「重大リスク」として抽出、管理し、取締役会へ報告しています。

 また、各事業部門・事業所では、環境に関わるリスクについて、環境マネジメントシステムのもとで管理しています。

「戦略」

 当社グループは、2050年にカーボンニュートラルで持続可能な社会の実現を見据え、「新共通価値創造戦略TOTO WILL 2030」を策定し、地球環境に負荷をかけずに豊かで快適な未来社会を実現すると共に、経済的成長の実現を目指しています。重要課題であるマテリアリティを「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」として、サステナビリティ経営に取り組み、地球環境に負荷をかけずに豊かで快適な未来社会を実現すると共に、経済的成長の実現を目指します。

 また「きれいと快適」「環境」を両立するTOTOらしい水まわり商品群「サステナブルプロダクツ」の普及拡大に向け取り組んでいます。

 気候変動が事業に及ぼすリスクと機会の分析

TCFDの定義する分類(移行リスク、物理的リスク、機会)に基づき、気候変動が事業に及ぼす可能性のある長期的なリスクと機会を特定し、シナリオ分析を行っています。

<シナリオ分析の概要>

 分析では、国際エネルギー機関(IEA)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の予測を参照し、産業革命前からの世界の平均気温上昇を2℃あるいは4℃未満にするためのシナリオに基づき、2030年の社会状況を想定し、リスクと機会が事業に及ぼす影響を試算しました。この分析の結果、どちらのシナリオにおいても、コストの増加や自然災害の影響を受けるリスクがある一方で、節水商品による貢献の機会拡大が見込まれることを確認しました。

 当社グループは、カーボンニュートラルで持続可能な社会の実現に向けて省エネ改善や大型設備の更新を進め、再生可能エネルギーの導入を加速させると共に、サステナブルプロダクツを普及し、環境性能を高めることにより、社会や環境への貢献を果たしていきます。

<2030年の社会状況の想定>

 2℃シナリオの社会状況

・環境政策、規制が大幅に強化され、炭素税の導入などによる炭素価格の高騰や、再生可能エネルギーの導入が進む。

・気温上昇の影響が抑制されるため、自然災害の規模や頻度は現在と大きく変わらない。

 4℃シナリオの社会状況

・温室効果ガス排出量削減のための環境規制の大幅な強化はない。

・自然災害の影響が増大する一方で、水需要は拡大する。

 <財務への影響度とその対応について>

2030年の社会状況が自社に与えるリスクと機会について分析し、その対応を検討しました。

「指標と目標」

 当社グループは、2050年のカーボンニュートラルで持続可能な社会の実現を目指し、SBT(Science Based Targets)に基づいた指標と目標を策定しています。

<事業所からのCO2総排出量の削減に対する目標>

 事業所からのCO2総排出量の削減については、2030年までに2018年度比30%削減する目標を設定し、SBTの認定を受けています。省エネ改善や大型設備の更新などにより、事業活動におけるエネルギー消費量の最小化によってCO2総排出量の削減を進めると共に、グループ全体で再生可能エネルギーを積極的に導入し、再生可能エネルギーの導入率を2030年までに90%、2040年には100%とする計画を立て、推進しています。

<商品使用時のCO2排出量の削減に対する目標>

 商品使用時のCO2排出量削減についても、SBTの認定を受けています。2030年までに2018年度比で15%削減するという目標を実現するため、節水・節湯効果が高い商品を開発すると共に、それをグローバルに展開することで、商品使用時のCO2排出量と水消費量の削減に取り組んでいます。

・人的資本

(1)全世代チャレンジに向けた人財育成と環境整備に向けた方針・取組み

①人財育成方針

(ⅰ)「多様な人財」の活躍

 年齢や国籍、障がいの有無、性のあり方(性的指向、性自認、性表現等)など、多様な人財の個性を尊重し、そこから生まれる新しい発想によって、豊かで快適な生活文化の創造を目指します。

 イ ダイバーシティの推進

 企業理念の一つ「一人ひとりの個性を尊重し、いきいきとした職場を実現します」のもと、入社から退職まで全世代チャレンジに向けて、誰もが個性を発揮し、活躍できる職場を目指しています。世の中の環境変化に柔軟に対応し、多様化するお客様のニーズを捉え、新しい価値を提供するため女性活躍をはじめ、障がいの有無、シニア、国籍の違い、LGBTQなど多様な人財がお互いを尊重し、学び合う事で多様な価値観が受容され、一人ひとりの能力を最大限に発揮できる職場風土づくりを進めています。

 ロ 海外グループ会社の幹部育成

 持続的な海外事業の成長を目指すためには“国・地域を超えたグローバルでの連携”と“現地社員の力”が重要であり、2022年度より海外グループ会社合同研修を日本にて継続開催しています。企業理念を軸とした経営判断力、ガバナンス・経営管理リテラシーを高めた海外グループ会社の幹部候補を育成し、TOTOらしいリーダーシップを発揮することにより 、海外事業の伸長・拡大と世界中のTOTOファンづくりを目指します。

(ⅱ)「多様な働き方」の実現

 場所と時間を柔軟に活用できる多様な働き方でチャレンジを促す職場づくりを推進します。

 イ キャリアとライフイベントの両立支援

 すべての社員が、仕事とライフイベントとのバランスをとりながら、キャリアを継続することができるよう、結婚・出産・育児・介護を事由に一時的に希望勤務地での就業を選択できる勤務地限定制度、また仕事と育児・介護・自身の病気治療との両立を含め、業務特性に応じた在宅勤務等、さまざまな働き方の選択肢を充実させていきます。

 ロ DX人財の育成

 新たな顧客価値や業務プロセス変革などを実現できるDX人財の育成のため、IT知識、スキルを基礎から応用まで学べる研修機会を充実させ、当社グループで働く全ての方々がDXを自分ごととして捉え、業務に活用できるように、いつでも、どこでも学べる環境を構築します。

②社内環境方針

 健康で安心して働ける環境づくり

 良き品物を作る前に良き人を作ること及び会社そして社会の持続的な発展を目指し、健康経営を推進します。

 健康経営の実践

「健康管理」「メンタルヘルス対策」「感染症対策」「健康増進(健康づくり)」の4つを重点的な取組みとして掲げ、社員も家族も最大限のパフォーマンスを発揮できる環境の実現を目指します。

(2)各取組みに関わる指標や実績・目標

※当社グループで働くすべての人々は「次世代を築く貴重な財産である」という考えから、「人材」ではなく「人財」と表記しています。

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