T&K TOKA 【東証プライム:4636】「化学」 へ投稿
企業概要
激動する市場ではありますが、初心に帰りT&K(Technology and Kindness=技術と真心)の精神を基本方針に、技術と真心により顧客に信頼される製品と応用技術を生かして、新しい分野の開拓を進めております。
また、海外合弁会社での現地生産化をより推進するための技術移転ばかりでなく、国内生産品と海外生産品との互換性を持たせ、複数の生産拠点からグローバルに供給可能となる体制作りを進めております。また、分析能力の向上も進めており環境面などを中心に社会的責任を果たす取り組みも強化しています。
当社は印刷インキ事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における活動状況は次のとおりです。なお、研究開発費の総額は、926百万円であり、研究スタッフは国内66名、海外5名となっております。
(1) 主力製品について
主力製品の研究開発を進めるにあたり、「新製品開発」と「現製品の性能強化」をメインテーマに掲げ、研究開発に取り組んだ結果、以下のような優位性のある製品開発と応用展開で業績向上に貢献することができました。
・各種規制に対応した新型UVインキの設計・開発
・当社技術による全世界対応のUVオフセットインキ及びUVフレキソインキの開発
・省電力型UV照射装置に対応した各種UVインキの性能強化及び環境対応強化
・塗装工事の作業環境を改善するエポキシ樹脂用水系硬化剤の性能強化
・電材部品の高性能化・製造時のエネルギー効率に寄与できる低温硬化型潜在性硬化剤の性能強化
(2) 新規分野について
新規分野への製品開発も順調に進行しており、以下のような機能性材料としての製品群も増加しつつあります。
・環境配慮型EB印刷用インキの開発
・ディスプレイの高色再現化に寄与するカラーフィルター用顔料分散液
・各種ナノ分散製品
・分散と樹脂合成の技術を融合させた機能性分野への応用展開
・各種の高機能性樹脂
今後につきましては、「顧客、海外グループ会社との連携を強化した製品開発」と「環境対応製品の性能強化」を重点施策とし、新市場の開拓とシェアアップを図ってまいります。
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