JUKI
【東証プライム:6440】「機械」
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企業概要
当社グループの研究開発活動は、お客様に価値を提供できる製品の開発、新規分野向けの製品の開発、そのために必要となる要素技術の開発を行っております。本活動の当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は4,250百万円(売上高比率4.5%)であります。研究開発活動の成果としての工業所有権総数(国内外の特許+意匠権)は当期末において1,527件となりました。
(1) 当社グループ全社に共通した研究開発活動
① 本社の研究開発活動
お客様ニーズをベースに、新製品を支える基盤技術のさらなる向上と差別化技術創出への取り組み及び、お客様の課題解決のために営業、製造と連携を強化して研究開発活動を推進しております。
② 環境に配慮した研究開発活動
「JUKIグループグリーン調達ガイドライン」に基づき製品への有害物質及び高懸念物質不使用による環境安全・保全性の向上に取り組んでおります。
また、2009年から取り組んでいる「JUKIエコプロダクツ」は、当連結会計年度に7機種が認定され、2023年より新たにスタートした「JUKI SUSTAINABLE PRODUCTS 認定制度」で2機種が認定されました。
カーボンニュートラルの実現、持続可能な社会の実現に向け、当社は今後ともサステナブルな新製品・技術の開発に取り組んでいきます。
(2) セグメント別商品開発活動
① 縫製機器&システム事業
工業用ミシンでは、高速電子閂止めミシン「LK-1900Cシリーズ」、ダイレクトドライブ高速1本針本縫い自動糸切りミシン「DDL-8000C」、シューズ分野向けに電子サイクルミシン「NA-Pシリーズ」を開発しました。
「LK-1900Cシリーズ」はJUKI SUSTAINABLE PRODUCTS 認定製品 第1号機として、前モデルより消費電力の25%削減、梱包サイズの縮小、音・振動の低減を実現しました。
家庭用ミシンでは、職業用ミシン専用コンピュータ式ボタンホーラー「EB-1」が2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。当機は職業用ミシンに取り付けることで、14種類の高品質なボタンホールを縫うことができる製品となります。
今後も革新的かつ高精度な技術の創出、機器とシステムの融合を進め、お客様の課題解決に取り組んでまいります。
② 産業機器&システム事業
実装機では高速フレキシブルマウンタ「LX-8」及び高速スマートモジュラーマウンタ「RS-2」を開発しました。「LX-8」は第54回 機械工業デザイン賞 IDEA(主催:日刊工業新聞社) 最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。当機は大型部品の迅速かつ正確な搭載が可能な“匠ヘッド”と、極小部品の高品質な搭載が可能な“プラネットヘッド”をフレキシブルに入れ替えることで、省スペースながら高い面積生産性を実現します。
外観検査機分野では、基板検査以外での目視検査の自動化に貢献する小型外観検査機「SE100」を開発しました。
今後も各製品群の技術を発展させ、トータルソリューション提案により、お客様のスマートファクトリー化に貢献してまいります。
(3) 海外開発拠点商品開発活動
中国、ベトナムに開発拠点を設置し市場に密着した活動で、お客様のニーズをすばやく取り入れ製品開発に取り組んでおります。
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