雪印メグミルク 【東証プライム:2270】「食品業」 へ投稿
企業概要
今後のわが国経済については、ウクライナ情勢などの先行きは不透明であり、原材料価格やエネルギー価格の高騰は、ピークは過ぎましたが高値の状況が一定程度継続することが見込まれます。
食品業界においては、内食需要は安定して推移し、外食需要は新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に引下げられ、インバウンド効果もあり、需要の回復が見込まれます。一方で、様々な製品の価格上昇による消費マインドの低下や、商品購買時の選別が厳しくなるなど市場が変化していくことが想定されます。その他、酪農乳業界においては、依然として需給緩和による脱脂粉乳の過剰在庫処理が課題となっていますが、生乳生産量は2年連続で減少見通しであり、乳製品の消費動向によっては、需給は緩和にも逼迫にも振れる可能性のある不透明な状況であると想定しています。
このような状況において当社グループは、中計2025に基づき、以下の重要な施策に対し積極的な取組みを進めていきます。
①コストアップへの対応
・すべてのバリューチェーンにおける生産性の向上とコスト構造の見直し
・事業継続(拡大再生産)に向けた適切な消費価格の形成
②トップラインの維持・拡大
・環境変化に対応したトップラインの維持・拡大
・高収益商品・育成商品の拡大
・設備稼働率最大化に向けた販売物量拡大
・乳原料過剰在庫圧縮のため乳原料使用商品の物量維持・拡大
③新たな成長のためのタネづくりと取組みのスタート
・新たな研究開発や新規事業の検討推進
・アジアを中心とした海外やECビジネス等、拡大市場(チャネル)に向けた新規取組みの推進
・DXの活用などによる前例にとらわれない取組み推進
・プラントベースフードの取組み推進
・社外組織との協業やオープンイノベーションなどの取組み推進
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