薬王堂ホールディングス
【東証プライム:7679】「小売業」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
ドラッグストア業界は、人口減少・高齢化による地域市場の変化、人手不足に伴う人件費上昇、物流コストの増加に加え、大手を中心としたM&Aによる競争激化や業界再編の動きが加速しています。当社グループはこれらの環境変化を成長の好機と捉え、積極的な新規出店、店舗運営の効率化、物流改革、人材育成、DX推進の5つの戦略を軸に、持続可能な企業価値の向上を目指してまいります。
① 出店戦略
東北エリアにおける安定的な出店と更なるドミナント強化を推進するとともに、新たな成長の柱として関東エリアへの出店を積極的に展開してまいります。具体的には、今後5年間で450店舗の新規出店を計画し、過去最高出店数を毎年度更新することで、持続的な成長を目指します。地域ごとの市場シェアを分析し、最適な出店戦略を実行してまいります。
② 店舗戦略
店舗運営においては、レイアウト標準化、店舗負担の軽減、売場固定の3つを重点戦略として推進しております。レイアウトの標準化を進めることで、売上貢献度の高いカテゴリーの展開を強化し売上増加を図ります。また、店舗作業の効率化および売場の固定化を通じて、生産性の向上と顧客の購買体験価値の最大化を図り、店舗全体の収益性向上を目指します。
③ 物流戦略
サプライチェーンの最適化を図るため、お取引先様との協働による物流改革を推進しております。具体的には、食品と非食品センターの統合による効率化と、新低温物流センターの再構築による品質向上とコスト削減を目指します。新低温物流センターは2026年4月の稼働を予定しており、より効率的で持続可能な物流体制を構築してまいります。
④ 採用とMANAVI戦略
持続的な成長を支える人材育成を重要な経営戦略と位置づけ、「採用と学び」に特化した組織づくりを推進しております。戦略的な採用活動を通じて多様な人材を確保するとともに、MANAVI推進室の新設により、組織全体での教育・研修体制を強化し、動画や各ツールの活用も積極的に行ってまいります。組織力の強化と活性化を図り、企業価値の向上に繋げてまいります。
⑤ DX戦略
デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を通じて、事業全体の効率化および顧客体験の向上を目指しております。これまでに取り組んできたデータ整備やデータサイエンスの導入に加え、今後はデータサイエンスの実践的な活用を本格化させ、AIの開発および業務への実装を進めてまいります。学びと挑戦を通じて社内文化とマインドを進化させ、DXを活用した経営を推進してまいります。
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