企業兼大株主第一実業東証プライム:8059】「卸売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針・経営戦略等

(会社の経営の基本方針)

当社グループは、「協カ一致、堅実運営、積極活動」の社是三原則を掲げ、商事会社として経済社会の流通機構の一翼を担い、以て社会の繁栄に寄与することを目的として協カ一致して積極的に活動し、堅実に連営して企業を安定成長せしめ、株主及び取引先をはじめステークホルダーすべての信頼と期待に応え、相互繁栄を図るとともに役職員の生活の向上、幸福の増進を図ることを基本方針としております。

(中長期的な会社の経営戦略)

当社グループは、2019年4月から2022年3月までの3年間にわたる中期経営計画「FACE2021」において、「困難にも向き合いながらさらなる成長を促進し、新たな価値を創造し、会社の『品質』を向上させる。」をビジョンとし、営業と技術サービスの一体化、事業間交流における新たな価値の創造等、時流に適合した事業軸体制の進化により、収益力のさらなる向上を図ってまいりました。また、これまで以上にリスク管理の徹底を行うとともに、M&A、企業アライアンスの手段を検討する等、事業企画力の強化と経営資源の有効活用により、ダイナミックな経営を目指してまいりました。

中期経営計画「FACE2021」は、新型コロナウイルス感染症の拡大とそれに伴う行動制限、半導体の供給不足、原材料価格の高騰、自動車の減産など厳しい状況下で推移いたしましたが、そのような環境において、最終年度における定量目標の計画値には未達ながらも、親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高を更新いたしました。また、持続的成長に向けた経営基盤の強化を推進し、「次世代型エンジニアリング商社」につながる基礎固めをすることができました。

 一方、目まぐるしく変化する情勢、また、この中期経営計画「FACE2021」の振り返りの中で、社会・事業環境において大きな変革が続く昨今の状況を踏まえ、企業運営の抜本的な見直しと、より長期的視野に立った戦略立案の必要性をこれまで以上に認識いたしました。そこで、当社の存在価値や使命は何であるかをいま一度見直すこととし、社会から求められる考え方への対応も含め、新たな経営理念と2030年のあるべき姿を見据えた成長戦略「V2030」を策定いたしました。さらに、当社のあるべき姿「次世代型エンジニアリング商社」の実現に向け、「V2030」からのバックキャスティングにより、2022年度から2030年度までの各3年間を「創造」「成長」「飛躍」の期と位置づけ、中期経営計画「MT2024」(創造期)を策定し、目下取り組んでおります。

(2) 目標とする経営指標

 中期経営計画「MT2024」                                             

                             (単位:百万円)

 

2023年3月期(実績)

2024年3月期(計画)

2024年3月期(実績)

2025年3月期(計画)

受注高

244,296

180,000

203,986

200,000

売上高

153,674

170,000

187,790

185,000

営業利益

6,717

7,000

9,090

8,500

経常利益

7,108

7,200

9,004

8,700

親会社株主に帰属
する当期純利益

6,316

4,800

7,461

5,800

ROE

10.35%

10.00%

10.91%

10.00%

 注 表中の計画数値は、2022年5月12日に開示しました中期経営計画の数値となります。

 成長戦略「V2030」                                             

                (単位:百万円)

 

2030年度目標

売上高

300,000

営業利益

12,500

ROE

10%

(3) 経営環境及び対処すべき課題

 今後の我が国経済の見通しにつきましては、コロナ禍で先送りにされてきた設備投資のほか、脱炭素・DX・省力化などの重要性が高まっている投資への需要も下支えとなり、回復への期待も高まっておりますが、世界経済の減速懸念、種々の地政学リスクの顕在化、人手不足のさらなる深刻化、為替相場の先行き不透明感など、引き続き楽観を許さない状況にあります。

当社グループは、こうした短期的な経営環境の推移に対し柔軟かつ適切に対応することであらゆるステークホルダーへの貢献をするだけでなく、中長期的な環境の変化や課題を見据え、前述した成長戦略「V2030」及び中期経営計画「MT2024」において、次のとおり理念、戦略、定性目標を掲げており、それらを着実に遂行することにより、次世代をリードするような独自のエンジニアリングに重きを置いた商社を目指してまいります。

I.経営理念と成長戦略「Ⅴ2030」(Ⅴ:Ⅴision)


経営理念

Mission(果たすべき使命)

 人をつなぎ、技術をつなぎ、世界を豊かに

Ⅴision(あるべき姿)

 <次世代型エンジニアリング商社>

 時代の一歩先を行くモノづくりパートナーを目指し、当社のエンジニアリング機能を核として継続的な価値の提供によりグローバルにお客様事業の成長と持続可能な社会の実現に貢献します。

Ⅴalue(価値基準)

<信頼> 社内外の関係者と協調し、ステークホルダーからの期待や社会的責任と当社目標を一致させながら、

    やりがいに溢れ、個人が尊重され、成長を実感できる会社を目指します。

<成長> 独自のエンジニアリング機能によるモノづくりへの貢献とともに、積極的な成長市場への投資・

    事業領域の拡大により継続的な成長を目指します。

<貢献> 経営の透明性と会社の継続的な品質の向上を通じて、重要な社会課題に積極的に取り組むことで

    持続可能な社会の実現に貢献します。

 これら経営理念を実現させるため、6つの基本戦略と2030年度の目標を掲げました。

1.「Ⅴ2030」 基本戦略
① 積極的な投資
② PL経営+BS経営
③ マルチステークホルダーを意識した経営
④ モノ売りから「モノ×コト」売り
⑤ グローバルの成長を取り込む
⑥ DX推進

2.「Ⅴ2030」 定量目標(連結)
売上高:300,000百万円、営業利益:12,500百万円、ROE:10%

Ⅱ.中期経営計画「MT2024」(MT:Medium-Term Business Plan)

 定性目標

1.成長に向けた事業戦略            2.経営基盤の強化
① エンジニアリング機能の強化          ① ガバナンスの深化
② 戦略的事業投資                ② リスクマネジメントの強化
③ グローバル企業とのビジネス拡大        ③ 財務戦略の強化
④ DX強化                   ④ 人材戦略の強化

                           ⑤ サステナビリティ経営の推進

 今後とも、役職員が法令はもとより社会的規範を遵守するため「第一実業株式会社行動規範」に則り行動し、企業としての社会的責任を果たすとともに社会に貢献していくことにも注力してまいります。

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