企業淺沼組東証プライム:1852】「建設業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 創業理念・経営方針・長期ビジョン

① 創業理念

 当社グループの創業理念である「和の精神」「誠意・熱意・創意」は、創業者である淺沼幸吉の「仕事が仕事を生む」という事業に対する信念を実現するために創業以来変わることなく受け継がれてきたものです。この信念は、立派な仕事をすることで会社の信用が生まれ、その信用こそが次の仕事をいただく最大の資本になるという信念を意味することばです。

② 経営方針
「仕事が仕事を生む」の信念の下、誠実なモノづくりに専心します。
・社会の安全・安心・快適の増進に貢献します。
・技術力・知力・感性を磨きます。
・現場・現物・現人主義を貫きます。
・堅実経営に徹します。
 

③ 長期ビジョン
 創業140年(2032年)時点でのありたい姿として「顧客・協力会社、株主、社員の満足度の向上、および地球環境・社会への貢献に邁進する企業」を長期ビジョンとして掲げています。淺沼組は、あらゆる方々に支えられて事業を営んでいます。仕事を任せてくださるお客様、現場の施工をともに担う協力会社様、当社を応援してくださっている株主様、そして会社を動かす社員。これら全てのステークホルダーに満足していただき、「淺沼組で良かった」と思っていただける事業活動を行う会社でありたいと考えます。また同時に、地球の一員として、社会の一員として、地球環境と社会のより良い未来を創る企業を目指しております。

(2) 経営環境

 当連結会計年度における我が国の経済は、企業の景況感は総じて良好であるものの、先行きの景気は減速する見通しであり、米国の関税政策やウクライナ・中東情勢などの地政学的リスクによる世界経済への影響も不安視され、不透明な状況が続いております。

 次期の見通しにつきましては、前年度より伸び率は縮小するものの、建設投資全体については引き続き底堅く推移するものと予想されます。然しながら、海外景気の下振れや物価上昇、米国の政策動向等の影響について引き続き注視が必要です。

(3) 中期3ヵ年計画及びエコフレンドリーASANUMA21

 当社グループは2024年度を初年度とする「中期3ヵ年計画(2024~2026年度)」を推進しておりますが、中期3ヵ年計画における3年間で注力することとして「6つのテーマ」を掲げており、それぞれにKPIを設定しております。足もとは順調に進捗しておりますが、これら6つのテーマに基づく施策を着実に実行することで計画を達成して参る所存です。計画の詳細につきましては、2024年5月14日に公表いたしました「「中期3ヵ年計画(2024~2026年度)」の策定に関するお知らせ」をご参照ください。

 また、2010年度より全社的な地球温暖化防止対策としてスタートさせた「エコフレンドリーASANUMA21」では、持続可能な社会の実現に向け、長期目標を見据えたCO2削減目標の設定をしており、サステナビリティ推進委員会では、TCFD提言への取組み等のサステナビリティ活動を推進しています。そして、英国で設立された国際的な環境非営利団体であるCDP「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(Carbon Disclosure Project)」の気候変動質問書に対し、2024年度も一昨年度から引き続き回答し、昨年度に引き続き「B」スコア評価を得ました。更なる高評価を得られるよう、様々な取組みを強化していきます。

 また、2024年3月には、パリ協定に基づく温室効果ガスの排出削減目標SBT(Science Based Targets)を認定する機関「SBTイニシアチブ」にコミットメントレターを提出し、SBT認定の取得を目指すことを表明いたしました。SBTイニシアチブは、企業が掲げる温室効果ガスの削減目標が、パリ協定の「地球の気温上昇を産業革命前と比べて1.5℃未満に抑える」という目標達成に必要な水準を満たす場合、その削減目標を「パリ協定と科学的に整合している目標(SBT)」として認定します。本コミットメントでは2年以内に削減目標を策定することを表明しております。

① 中期3ヵ年計画(2024~2026年度)

A 6つのテーマとKPI(重要達成度指標)

 

テーマ

財務・非財務KPI

2024年度実績

国内コア事業の強化

建築・土木事業のより戦略的・効率的な展開を図る

顧客満足度スコア※1

80点以上(直近2期平均)

79.9点

(2023年度・2024年度平均)

リニューアル事業の強化

前中期3ヵ年計画にて旗揚げ・強化した国内・海外リニューアル事業のレベルアップ

連結営業利益における

リニューアル営業利益 40%以上

45.3%

人材の獲得・確保・育成

より活力ある組織となるために

エンゲージメントスコア

70点以上※2

69.6点

DX推進

快適・効率的な業務の実現

労働1時間あたりの売上総利益※3 6,000円以上

6,722円

ガバナンス・コンプライアンス・リスク管理の強化

全てのステークホルダーに安心していただくために

重大な法令違反件数

0件

0件

死亡災害

0件

0件

環境・社会への貢献

自然・社会の一員として

CO2排出量削減率※4

スコープ1+2

△75%(1990年度対比)

スコープ3カテゴリ11

△8%(2021年度対比)

算出中(算出の上、当社ウェブサイトに開示予定)

※1:竣工時に受領する顧客満足度アンケートの回答及び工事成績評定を点数化

※2:全社員を対象としたストレスチェックにおけるエンゲージメントに関わる質問項目に対し、

4段階中上位2つを回答した割合を点数化(スコア70点は当該割合が70%以上)

※3:売上総利益(連結)÷全社員の労働時間(個別)

※4:スコープ1・2は1990年度対比の削減率、スコープ3カテゴリ11は2021年度比の削減率。

   2030年度・2050年度目標達成に向けた指標。

B 主な経営指標

 中期3ヵ年計画の最終年度である2026年度の目標を、売上高1,510億円、営業利益64億円、親会社株主に帰属する当期純利益49億円とし、2026年度における営業利益率を4.2%、自己資本利益率(ROE)は10.0%とします。

C 株主還元

 効果的な投資への資金を確保しつつ、前中期3ヵ年計画での配当基準である「配当性向70%以上」を維持し、更に、株式を購入しやすい環境とすべく、2024年8月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施し、2025年3月期より中間配当制度を導入しました。配当額については、本中期3ヵ年計画の最終年度の2026年度に42.5円(株式分割後数値)を計画しております。

② エコフレンドリーASANUMA21

A 長期計画

2050年を見据えたCO2排出量削減目標を設定

対象

単位

基準年度

目標年度

年度

排出量

2030年度

2050年度

Scope1/2

(建設工事のみ対象)

原単位

t-CO2/億円※1

1990

30

12

▲60%

3※2

▲90%

総量

t-CO2

1990

74,193

16,322

▲78%

3,710

▲95%

Scope3

カテゴリ11(自社設計+他社設計)

総量

t-CO2

2021

693,428

589,414

▲15%

450,728

▲35%

※1:完工高1億円当たりの排出量

※2:目標値の見直し(2023年8月)

B 基本方針

・脱炭素化の推進 ~脱炭素社会の実現に向けて~

・資源の循環 ~循環型社会の実現に向けて~

・自然・社会との共生 ~自然・社会との共生をめざして~

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