企業兼大株主東芝テック東証プライム:6588】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは、お客様にとっての価値創造を原点に発想し、世界のベストパートナーとともに、優れた独自技術により、確かな品質・性能と高い利便性をもつ商品・サービスをタイムリーに提供することを基本理念として、グループ各社の研究部門及び開発設計部門とが密接に連携しながら先行技術開発、要素技術開発、製品開発に鋭意取り組んでおります。

 当連結会計年度の研究開発費の総額は23,324百万円であり、各報告セグメントの研究開発活動は次のとおりであります。

(リテールソリューション事業)

 当事業分野では、「流通業界でグローバルトップのソリューションパートナーを目指す」という経営方針の下で、戦略パートナーとの共創により、サブスクリプションモデルのグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を国内外で共同研究・開発しております。また、「ELERA」商材の展開と拡大も進めております。さらに、POSシステム、オーダーシステム、画像スキャナ等の研究開発を行っております。主な研究開発の成果は以下のとおりであり、研究開発費は17,777百万円となりました。

・小型サーバー「XP-9800」を発売

 店舗サーバーシステムに適した小型サーバー「XP-9800」を2024年10月に発売しました。縦置き、横置きの両方に対応し、設置スペース、静音性は前機種同等を維持しつつ、高性能CPUを搭載することで快適な操作とより多様な顧客のアプリケーションに対応します。また、UPS(無停電電源装置)内蔵により、瞬電・停電等の不意の電源トラブルにも安定した電源供給を実現します。

・フレキシブルターミナル「MP-N1A」を発売

 コンパクトなボディーと拡張性を備えたプリンタ内蔵型フレキシブルターミナル「MP-N1A」を2024年9月に発売しました。モバイルホットスポット機能によりアクセスポイントとして利用でき、店舗のレイアウト、販売スタイルに合わせて自在に使用できます。豊富な汎用インターフェースを搭載しており、様々な周辺機器との連携で、多彩なテナント運用を実現します。

・売場移動型セルフレジシステム 新型「ピピットセルフ(カートタイプ)」を発売

 売場移動型セルフレジシステム「ピピットセルフ(カートタイプ)」に、商品登録漏れをお知らせする機能を搭載した新型カートを2024年4月に発売しました。商品登録漏れやキャンセルした商品の戻し忘れを、タブレット型ディスプレイに表示し、お客様の安心安全な買い物の提供をサポートします。また、専用の親電源にカートを連結させていくことでバッテリーをまとめて充電させることが可能で、店舗オペレーションの効率化に寄与します。

・事務用コンピュータ「事務コン SJ-9500」を発売

 幅広い業種・業務に利用可能な事務用コンピュータ「事務コン SJ-9500」を2024年11月に発売しました。制御部、表示部、プリンタ部を一体型にしたことで省スペース化を実現しました。SSDの搭載やメモリ容量の拡大により、パフォーマンスと利便性を向上し、現場の業務効率化を支援します。

・量販店向けPOSシステム「PrimeStore Accel」を発売

 画面デザインを刷新し、操作性を向上させた量販店向けPOSシステム「PrimeStore Accel」を2025年1月に発売しました。機器設置スペースの有効活用を実現するため、画面タッチのみによるレジ業務を可能にしました。視認性が高く使いやすいシンプルなデザインで、操作に迷わない設計にしています。

・飲食店向けモバイルオーダーシステム「OtegaruOrder」を発売

 消費者のスマートフォンからの注文を飲食店の厨房やPOSシステムと連携する飲食店向けモバイルオーダーシステム「OtegaruOrder(おてがるオーダー)」を2025年1月に発売しました。ハンディターミナルからの注文を合算し、厨房のPOSシステムと連携することもでき、店舗の運用に合わせた利用が可能です。本システムは、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」上のELERA注文連携サービス「OrderLinkage(オーダーリンケージ)」に接続し、さまざまな外部サービスと組み合わせた利用が可能です。

・「Toshiba Commerce Marketplace」

 業界をリードするテクノロジーパートナーと小売業者をつなぐ「Toshiba Commerce Marketplace」を開発し、2024年12月に立ち上げました。小売業者がさまざまなソリューションパートナーやシステムとつながることができるマーケットプレイスを提供することで、小売業者が革新的なソリューションを活用し、ショッピング体験を向上させ、収益性の向上を促進することを可能にします。

・「MxPTM Vision Kiosk」

 コンピュータービジョンとAIを活用して会計時に商品を自動的に識別し、より迅速で効率的、シームレスなショッピング体験を実現する「MxPTM Vision Kiosk」を2025年1月にNRF 2025にて発表しました。特にクイックサービス、コンビニエンスストア、小規模な食料品店向けに設計されており、小点数の商品購入に最適です。小さな設置面積で、どの小売環境にもシームレスにフィットし、顧客満足度と運営効率を向上させます。

(ワークプレイスソリューション事業)

 当事業分野では、デジタル複合機、オートIDシステム、ワークフローソリューション等のクラウド関連技術、RFID関連技術、プラットフォーム関連技術等の研究開発を行っております。主な研究開発の成果は以下のとおりであり、研究開発費は5,546百万円となりました。

 なお、当社グループの複合機及びオートIDシステムの開発及び製造に関する事業をエトリア㈱に、当社グループのインクジェットヘッド事業の全てを理想テクノロジーズ㈱に、それぞれ2024年7月1日付で承継させました。これに伴い、デジタル複合機に関する電子写真技術、光学設計技術、原稿送り機構技術、プリントコントローラ技術、画像形成技術、並びにインクジェットヘッド技術等は、研究開発の対象から外れることとなりました。

・クラウドプリントサービスを機能強化

 クラウドプリントサービス「e-BRIDGE Global Print」では、インターネットに接続された複合機を使用して、どこからでも文書を印刷できます。ユーザーはログイン用のPIN(暗証番号)を入力することなく、モバイルデバイスで複合機に表示された2次元コードを読み取ることで、簡単にログインできるようになりました。また、クライアントからの印刷操作を行わずに、複合機上で再印刷ができる機能を追加したことで、ユーザーの利便性が向上しました。

・Auto-IDビジネス拡大加速に向けた新プラットフォーム「A-BRID」を搭載した「BX410」発売

 製造業、物流業、流通業等での業務効率化に貢献し、DXを支援するため、リアルタイムOSと組み込みOSの両方を搭載した新システム構成「A-BRID」を搭載した「BX410シリーズ」を2024年11月に発売しました。プリンタドライバを使用せずにPDFファイルを印字することや、プリンタ単体でのラベルの発行が可能です。さらに、RFIDタグ書き込み等の機能拡充や、複合機の資産を活用したクラウドベースのデバイスマネージメントサービスが利用できます。今後も、A-BRID搭載バーコードプリンタのさらなる展開を図っていきます。

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