東海理化電機製作所
【東証プライム:6995】「輸送用機器」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営の基本方針
当社グループは、経営理念として、
1.お客様に喜ばれる商品を創造し、豊かな社会づくりに貢献する
2.個性とチャレンジ精神を尊重し、若さと夢あふれた企業をめざす
3.社会の一員として、法と倫理を遵守し自然・地域と共生する企業をめざす
を掲げ、お客様の期待に応える商品の提供を通じて、企業価値を増大し、株主の皆様を始めとしたステークホルダーの方々に貢献していきます。2024年5月には、私たちがめざすべき将来像として、改めて会社としての志・存在意義のパーパス「『技術の進化』と『人』をつなぎ、感動をかたちに」、志を実現するための取組であるビジョン「安全・安心で豊かな社会の実現に貢献」、当社グループ社員が共有する価値観・行動指針のバリュー「東海理化グループ『考動宣言』」を明確にしました。
(2) 経営戦略等
当社グループは、中期経営計画を掲げ、更なる成長のための経営体質強化を図っています。
2024年5月には、以下の構成で中期経営計画の一環としての成長戦略を発表しました。
1.東海理化が目指す将来像:パーパス/ビジョン/バリュー
2.将来像実現に向けた挑戦:社会の“モノ”や“コト”へ事業の幅を拡大
3.カーボンニュートラル戦略の推進:持続可能な社会の実現に向け、新技術導入、地域連携
2024年8月には、中期経営計画を反映した全社年度方針を一言で表し、個人の成長が会社の未来に繋がると考え、「『健康・考動・笑顔』で未来を創ろう!!」をスローガンに掲げ、グループ一丸となって成長戦略を推進しています。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題等と今後の取組
(世界経済)
地政学リスクのさらなる高まりに加え、米国新政権発足によりサプライチェーンの再構築や生産体制・調達システムの見直しが迫られる可能性があり、世界成長率は下振れが予想されます。
(自動車業界)
自動車業界におきましては、インドの安定成長はあるものの、中国市場の成長鈍化と競争の激化、ASEAN諸国全体における経済低迷が懸念されるなど、自動車市場の成長は鈍化しております。
(今後の取組)
2024年5月に会社としての志・存在意義のPurpose、志を実現するための取組であるVision、当社社員が共有する価値観・行動指針のValueを明確にいたしました。未来に向けて、より良い社会の実現と当社の更なる成長の両立を目指し取り組んでおります。
①新たなビジネス領域への挑戦の加速
「新しいビジネスチャンスや成長領域の創出」及び「組織全体のイノベーション促進」に向けて、従来の組織の枠組みにとらわれない異なるスキル・知識・視点をもつメンバーで構成される「共創型チーム」を発足しました。これにより、部門間の壁をなくし、迅速な意思決定と高い生産性を実現いたします。
②未来創造投資
新技術・新領域への挑戦を加速させ、当社の未来を創造するために、「未来創造投資」を進めております。「未来創造投資」として、株式会社名城ナノカーボンと資本業務提携を開始し、同社の保有する高品質なカーボンナノチューブの製造技術と、当社が車載部品で培ってきた製品開発力・量産マネジメント力を活かし、糸状のカーボンナノチューブを用いた熱電変換素子などの商品の企画・開発・生産を行い、それらを早期に事業化し自動車、宇宙など様々な分野への販売活動を行います。
また、リチウムイオンバッテリーの性能を向上させる革新的技術を保有する名古屋大学発ベンチャー NU-Rei株式会社へ出資し、蓄電池事業の拡大を進めてまいります。
当社グループは、人に優しい、人に寄り添う製品・サービスを提供することにより、「豊かな社会づくりに貢献」する会社を目指すことで、企業価値の向上に努めてまいります。
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