東京コスモス電機
【東証スタンダード:6772】「電気機器」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは「開かれた透明性のある企業」「社会の負託に応えられる企業」「働きがいのある企業」「環境に配慮した企業」を経営理念に掲げ、「地域社会との信頼関係を築き 従業員にはチャンスと達成の喜びを お客様には安心と感動を 地球には優しさと潤いを与え続ける」ことを私たちの社会的役割(CSRビジョン)と位置付け、サステナビリティ経営の強化を進めるとともに、角度センサ・フィルムヒーター・可変抵抗器のプロフェッショナルとして、エレクトロニクス業界において一層の飛躍をめざします。
(2)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題
2024年3月開催の取締役会において2024年度を1年目とする3ケ年の第2次中期経営計画を決議しました。
第2次中期経営計画は、第一次構造改革をテーマとした2022年3月期から2024年3月期の第1次中期経営計画に引き続き、第2次構造改革と位置付け、成長・飛躍をテーマとする次期中期経営計画への基盤強化の3年間とし、以下の4つの取り組みを行います。
①技術開発力強化
新技術の創出・獲得
要素技術拡大による新領域の発掘
経営資源の投入(R&D・人財確保・育成)
②収益力強化
製品付加価値向上
生産体制・方式の再構築
DX、AI活用と生産性改善
③財務体質改善
有利子負債削減
資本効率の向上(ROA改善)
④株主還元強化
株主資本配当率(DOE)強化
中長期安定的な株主還元
(3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等
2024年4月発表の中期経営計画(2025年3月期から2027年3月期)における2025年3月期の計画対比とし、その結果は次の通りであります。
|
| 2025年3月期 計画 | 2025年3月期 実績 | 増減 | 増減率 (%) |
売上高 | (千円) | 10,000,000 | 10,506,474 | 506,474 | 5.1 |
営業利益 | (千円) | 850,000 | 1,040,448 | 190,448 | 22.4 |
営業利益率 | (%) | 8.5 | 9.9 | 1.4 | - |
経常利益 | (千円) | 800,000 | 1,028,439 | 228,439 | 28.6 |
経常利益率 | (%) | 8.0 | 9.8 | 1.8 | - |
本連結会計年度においては中国経済の停滞などにより電子部品の生産に影響があるなか、可変抵抗器部門では需要の増加や在庫調整解消による受注の回復が好影響となり、車載用電装部品部門では半導体不足の緩和が好影響となり、売上高は計画を上回る事を達成いたしました。利益面につきましては生産性の向上による固定費削減や、生産子会社の生産活動が堅調に推移したことにより営業利益、営業利益率、経常利益、経常利益率共に達成となりました。
第2次中期経営計画期間内(2025年3月期から2027年3月期)の経営上の目標達成状況を判断する客観的な指標は、ROAといたします(2027年3月期目標数値9%)。本連結会計年度では8.4%となっております。第2次中期経営計画期間内に設備投資・研究開発費を合計20億円投入する計画であります。投資を積極的に進めてまいりますが、有利子負債の削減などの施策を進めることで資本効率を向上させ、財務体質の改善、ROAの目標達成を図ってまいります。
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