企業兼大株主昭和産業東証プライム:2004】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの研究開発は、基盤事業の持続的成長、事業領域の拡大に貢献するため、新製品開発や新たな分野への挑戦に繋がる創造的な新技術の開発に注力しております。また、生産技術力向上、食品の安全・安心を確保する技術の確立に取り組んでいます。
 RD&Eセンターを主な研究開発拠点として、お客様をはじめ社内外とのコミュニケーションの活性化を図り、複合系シナジーソリューションの提供に努めております。そして、研究開発力、事業化推進力などの強化を図るため、大学や公的研究機関との連携のほか、他業種との交流を行っております。

 セグメントごとの研究開発活動は以下のとおりであります。

<製粉事業>

 製粉工程の効率化や小麦粉品質安定化など製粉技術の向上に関する研究のほか、パン・菓子用や麺用の小麦粉、パン・菓子用プレミックス、バッターミックス、冷凍パン生地などの各種製品開発および各顧客のニーズに応じた改良を食品加工メーカーやコンビニエンスストア向けなどに行いました。また、冷凍保管後でも歯切れ、口溶けが良いパンに仕上がるよう開発した国内産麦小麦粉『and J』、食感がよく、甘みを感じる国産小麦100%の『内麦全粒粉KM』などを開発し、顧客提案をすすめました。

 なお、製粉事業に係る研究開発費の金額は986百万円です。

<油脂食品事業>

 油脂や大豆たん白製品の製造技術向上に関する研究や、様々な用途に合わせた機能で差別化した業務用油脂製品、および業務用向け天ぷら粉、から揚げ粉などのプレミックス製品の開発、改良を行いました。それら業務用製品は、食品加工メーカー、外食チェーンやスーパーのバックヤードなどに供給しております。また、油脂製品、小麦粉やプレミックス製品、糖質製品との最適な利用方法の研究・提案を行い、当社グループのシナジー効果を活かすことに努めております。焼成感のある炒め用油脂『昭和調理油香プラス』や、独特の甘いコク味としっとりソフトな食感が特徴の『フライドチキンミックス』等を開発し、顧客提案をすすめました。

 また、家庭用食材として、2022年9月に『焼きたてフィナンシェミックス』、亀田製菓株式会社とコラボした『ハッピーターン味から揚げ粉』、少ない量の油で天ぷらができる『もう揚げない!!焼き天ぷらの素』等を商品化し、2023年3月には今までにない食感の『夢重力食感お好み焼粉』、自社製造の大豆たん白を使用したパスタソースシリーズ第2弾の『たっぷり大豆ミートのクリームソース』等を開発し、商品化しました。

 なお、油脂食品事業に係る研究開発費の金額は361百万円です。

<糖質事業>

 トウモロコシからコーンスターチ・糖化製品を製造する工程の最適化研究や、加工でん粉、オリゴ糖など食品加工特性などに特徴がある糖質の研究開発を行っており、食品分野以外での利用について用途開発を行っております。また、グループ会社のサンエイ糖化㈱製の骨密度維持機能を有する『マルトビオン酸含有水飴』と組み合わせた機能性の高い用途開発も進めており、各種飲料、菓子、乳製品など幅広い用途で、お客様のニーズに合わせた提案を多数行いました。

 なお、糖質事業に係る研究開発費の金額は347百万円です。

<飼料事業>

 採卵鶏用飼料、豚用飼料における機能素材の給与効果や、加工特性や風味に優れた特殊卵に関する研究開発、加工卵の製造方法に関する検討を行いました。また、当社グループの製造副産物およびユーザーの食品廃棄物などを、飼料や畜産の堆肥促進剤に有効活用する研究を進めております。
 なお、飼料事業に係る研究開発費の金額は各セグメントに含まれない基礎的研究開発費の金額に含まれています。

(注) 基礎的研究開発費の金額1,038百万円についてはセグメント分類上全社費用として取り扱っております。

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