企業指月電機製作所東証スタンダード:6994】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは、電気エネルギーのマネジメントで、環境と社会へ貢献することを基本とした商品及び要素技術の開発を積極的に行っております。

 現在、研究開発は、コンデンサ開発部、xEV技術部、eパワー事業部開発部を設け、市場のニーズに対し、機敏に応えることができる組織体制の上で、今まで以上に商品開発のスピードアップを図っております。

 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、657百万円であります。

 当連結会計年度における各事業の研究目的、主要取組、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。

 (1)コンデンサ・モジュール

 ①コンデンサ開発部

 コンデンサの劣化要因メカニズムを掴み、その改善技術を確立するためにフィルムコンデンサの要素技術開発に取り組んでいます。現在、主要課題として、フィルムコンデンサの電極劣化に焦点を当てた要素技術開発を進めております。

 また、メカニズム解明のためには、分析技術の向上も必要なため、分析技術向上にも力を入れて対応していきます。

 ②xEV技術部

 環境対応車用の車載インバータで使われるコンデンサの製品開発を推進いたしました。市場で要求される高品質、高性能なフィルムコンデンサを目指した開発成果として、耐電圧性能の高い用途に対して、業界最高水準の極薄フィルムを用いた製品の開発に成功いたしました。今後も、更なる商品力の強化を進めてまいります。

 当事業に係る研究開発費は388百万円であります。

 (2)電力機器システム

 省エネやエネルギーの脱炭素化が重要課題となっており、当社では以下の研究開発を推進しました。

 省エネニーズに対しては、(注1)回生電力再利用システムをすでに商品化(PARCube)しておりますが、更なる小型・高効率化に取組むとともに省資源化に向け、蓄電部へのリユースEV電池搭載の開発・実証を推進してまいります。

(注1)回生電力とは昇降機の巻下げ時や搬送機の減速・停止時にモータが負荷により回される事で、モータは発電機となり回生エネルギーが発生します。従来は熱としてそのエネルギーを廃棄します。

 脱炭素化においては、再生可能エネルギーの拡大による電圧・周波数などの電力安定化ニーズの顕在化やEV導入の拡大による充電インフラの整備、電力リソースとしてEV活用ニーズの高まりが予想され、それぞれのニーズに対し電力品質改善装置やV2Xシステム(製品名称:EXCEV)、太陽光発電システム用パワーコンディショナーの開発を推進しております。

 また、循環型社会の実現に向け、環境負荷物質の低減も急務であり、先ずは電気鉄道用変電所向け電力設備の絶縁油として植物油を使用した製品の開発を推進しております。

 あわせて、デジタルトランスフォーメーション(DX)社会へ対応するため、装置のクラウド経由での遠隔監視システムや、生成AIを用いた部品の外観異常検知システムの技術開発を推進しております。

 今後も上記研究・開発を継続するとともに、先進的な要素技術開発へ積極的に取り組んでまいります。

 当事業に係る研究開発費は269百万円であります。

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