小池酸素工業
【東証スタンダード:6137】「機械」
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企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
「ガス・溶接・切断の総合製造・販売会社として世界市場での顧客の満足と信頼を獲得する」ことを経営理念に掲げております。株主、顧客、お取引先および従業員などにとって価値を高める企業であり続けるため、行動を変化させ、絶えず新しい技術を生み出し、人と技術と環境との調和を図ってまいります。
(2)経営戦略等
当社グループは中期経営計画「NEXT STAGE 2026」において主要課題として「世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化」「持続的成長に向けた経営基盤の強化」「資本コストと株価を意識した経営の実現」を掲げ、「お取引先」「従業員」「社会」「株主」など様々なステークホルダーとともに共通価値を創造、共有して、ゆるぎない信頼を獲得し、持続的な成長を実現してまいります。
中期経営計画「NEXT STAGE-2026」の概要 | ||
主要課題 | 世界市場での顧客満足の実現と収益基盤の強化 | ①魅力ある製品の提供と顧客サービスの 高度化を通じた顧客利益向上への貢献 ②新たな収益事業の模索 |
持続的成長に向けた経営基盤の強化 | ①人的資本経営の強化による多様な人材の 活躍推進 ②DX推進により、お客様の経営課題解決への 貢献と、当社業務のリエンジニアリングを 実現 ③サステナブル経営の推進 | |
資本コストと株価を意識した経営の実現 | ①中長期的な視野に基づく成長と経営基盤 強化に向けた着実な投資の実現 ②株主還元の強化と株主・投資家との コミュニケーションの充実 |
(3)目標とする指標
当社グループは、目標とする経営指標として以下の数値を掲げております。これらを重要指標と認識し、企業価値の向上に努めてまいります。
数値目標 | 2027年3月期(第104期) 「成長性/収益性」連結売上高570億円、経常利益63億円、経常利益率11% 「効率性」 ROE10%、ROIC10% 「株主還元」配当性向30%以上 |
(4)経営環境
今後の当社グループを取り巻く経営環境は、米国の各種政策の影響や中国の景気低迷、地政学的リスクの長期化 等に注視する必要があります。
このような情勢のもと、当社グループは変化する世界市場に向けた新技術・新製品の開発および各グループ会社との更なる連携と販売体制の強化に取り組んでまいります。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
機械装置部門においては、当社オンリーワン技術のDBC(Dual Beam Control)ファイバーレーザー切断機の更な る販売強化に努めていくとともに、機械性能向上並びに切断現場の自動化、省力化、IT化などを目指した研究開発 に注力してまいります。また、海外市場においてもDBCファイバーレーザー切断機の販売を強化してまいります。
高圧ガス部門においては、機械との一体販売の更なる推進などにより新規顧客の獲得に取り組むとともに、原材 料および物流コスト上昇等に伴う価格改定に取り組んでまいります。また、将来に向けたガス事業の構造改革とし て充填工場の再構築や配送の合理化を推進し、安全、安定供給および原価低減を図ってまいります。医療分野にお いては、酸素濃縮器レンタル、CPAPレンタルなどの強化と、原材料等のコスト上昇に伴う価格改定に取り組んでま いります。
溶接機材部門においては、アーク溶接機、ファイバーレーザー溶接機、溶接材料等の新製商品を、人手不足や脱 技能化といった課題解決に資する商材として拡販に努めてまいります。また、資材や運送費等の仕入価格高騰等に 伴う商品価格の改定に取り組んでまいります。
その他の部門においては、カーボンニュートラル時代を見据えた新製品として、水素を燃料とした排ガス処理装 置の開発に取り組んでまいります。また、ヘリウム液化関連機器の受注、半導体市場向けヘリウム回収精製装置の 開発など、ヘリウムリサイクル事業の拡大に取り組んでまいります。
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