ワシントンホテル
【東証スタンダード:4691】「サービス業」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社は、「安全・清潔・親切心あふれる、リーズナブルなホテル事業を通じて、旅する人と働く人を幸せにする。」を経営理念としております。
(2) 目標とする経営指標
当社の目標とする経営指標は、高い収益性を維持し企業価値を向上させていくため、新規出店やリニューアル等による収入増及び経費の抑制・効率化等などコスト管理に努めることにより、事業活動の成果をはかることができる、売上高営業利益率を経営指標として掲げております。なお、2026年3月期の業績予想につきましては、売上高営業利益率11.5%を見込んでおります(売上高22,900百万円、営業利益2,640百万円)。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
今後につきましては、全国的なビジネス宿泊需要は、Web会議の定着により大幅な増加が見込みにくい一方、観光・レジャーを目的とした宿泊需要は、大阪・関西万博の開催もあり、足許の物価上昇の影響を受けつつも、引き続き堅調に推移する見込みです。また、訪日客についても増加傾向が続いており、今後も安定的に宿泊需要を底支えするものと見ております。このような環境下、当社は以下の課題に取り組んでおります。
① 商品力の向上
2026年3月期は、ワシントンR&Bホテル3館(名古屋栄東、新横浜駅前、札幌北3西2)において、ツインルーム新設を含む大規模リニューアルを行います。その他の事業所においても、引き続き複数名利用に使い勝手のよいコネクティングルームの増室や、客室照明設備更新といった快適性向上のための改修を継続してまいります。また、料飲部門においては、訪日宿泊客向けの食材やメニューをアピールしながら販売強化してまいります。
② 販売促進強化
名称変更した「ワシントンR&Bホテル」及び「ワシントンネット」については、「ワシントンホテルプラザ」も含めたトータルでのブランド訴求を行うことで更なる認知度向上による集客を図ってまいります。また、国内外の旅行代理店への営業活動や、旅行博覧会・商談会への出展を継続強化すること、及び予約センターの機能を高めて、グループ、団体需要の獲得増につなげてまいります。加えて、デジタルマーケティングを更に強化してまいります。
③ 収益力の向上
宿泊のレベニューマネジメントにおいては、各地区の需給動向や変化を、より緻密に把握したうえで、より迅速に料金コントロールに反映できるシステムに進化させ、RevPARの向上を図ってまいります。また、運営コストの増加に対しては、適切な価格転嫁と品質を向上させながらの販売単価アップにて対応してまいります。
④ 「ワシントンネット」の拡大
当社の公式予約サイト「ワシントンネット」については、引き続き定期的なキャンペーンやWeb告知を行うことで会員の増加を図るとともに、予約受付を1年先まで可能にしたり、価格差をつけたりすることでの優位性を確保しながら、会員の利用促進につなげてまいります。
⑤ 人材確保と育成
当社の将来を担う人材の確保・育成のため、新卒採用を再開するほか、中途採用においても第二新卒を強化することで若年層の確保を図ります。また、前期に導入した動画研修カリキュラムに加えて、選抜・階層別研修を体系的に行う仕組みを再構築することで、従業員の育成を図ってまいります。
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