企業兼大株主マツダ東証プライム:7261】「輸送用機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは、2030年までを「電動化の黎明期」と捉え、2030経営方針のもと、多様化するお客様ニーズや環境規制に柔軟に対応すべくマルチソリューションで電動化を進めてまいります。多様な商品・電動化技術をタイムリーに開発・生産し、スモールプレーヤーとしての企業価値を向上させる「ライトアセット戦略」を実行いたします。独自の開発・生産プロセス革新である「マツダ ものづくり革新2.0」を展開し、より複雑な開発に対し、既存リソース水準を維持しつつ、生産性を3倍に向上させます。2027年に導入予定のバッテリーEVについては、協業・パートナーシップによって、従来の開発と比較して、開発投資を40%、開発工数を50%低減し、持続的な成長を実現していきます。

 セグメントごとの研究開発体制は、日本では本社R&D部門(e-Mazdaを含む)とマツダR&Dセンター横浜にて新商品の企画・デザイン・設計・実験研究、並びに新技術の先行研究を行っています。海外では、北米は米国のマツダモーターオブアメリカ, Inc.、欧州はドイツのマツダモーターヨーロッパGmbH、その他の地域は中国のマツダ(中国)企業管理有限公司の各R&D部門と連携し、それぞれの市場特性に適合した商品の研究開発に取り組んでいます。

2030経営方針の実現に向けて、当連結会計年度は、長安マツダ汽車有限公司が開発・製造を行う新型電動車「MAZDA EZ-6」の販売を中国で開始しました。「EZ-6」は、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)₋Soul of Motion」にもとづいたスタイリングやマツダらしい人馬一体の走行性能を、マツダと合弁事業のパートナーである重慶長安汽車股份有限公司が有する電動技術やスマート技術と組み合わせた電動専用車です。電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の2機種を設定することにより、中国におけるお客様のニーズや嗜好に幅広く対応します。

 また、新世代ラージ商品群の第四弾(*)となる新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-80」の販売を欧州と日本で開始しました。「CX-80」は、圧倒的な運転体験と上質で心豊かな移動体験を両立し、高い環境性能と安心安全なカーライフをお届けすることを目指したマツダの欧州と日本市場におけるフラッグシップモデルです。デザインコンセプトは「Graceful Toughness(グレイスフル タフネス)」とし、空間の豊かさと優雅さを両立した骨格を造り込み、大人の風格とゆとりを感じさせるデザインとしています。インテリアでは、2列目シートは座席間にコンソールがあるセパレートのキャプテンシートを筆頭に、キャプテンシートでコンソールが無くウォークスルーが可能な仕様、そして3人掛けとなるベンチ―シートの3種を設定しました。パワートレインは力強い走りと環境性能を両立したプラグインハイブリッド「e-SKYACTIV PHEV」、俊敏な走りと優れた燃費性能を実現する3.3L直列6気筒ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 3.3」、直列6気筒ディーゼルエンジンにマツダ独自のハイブリッド技術である M HYBRID BOOST(48Vマイルドハイブリッド)を組み合わせ、圧倒的なトルクによる豊かな走りと優れた燃費性能を高いレベルで実現した「e-SKYACTIV-D 3.3」の3種類を設定しました。

 更に、本格的な普及に向かう電動化の黎明期に、社会の要請に応えながら走る歓びをお届けすることを目指したマツダの新世代ラージ商品群の第一弾である「MAZDA CX-60」を商品改良し、販売を開始しました。「CX-60」の魅力であるハンドリングの良さを維持しながら、より幅広いシーンで快適に移動を楽しんでいただけるように乗り心地を向上させました。また、お客様のライフスタイルに合わせて選択いただけるよう、スポーティさを際立たせた外装の新グレード「XD SP(クロスディ-エスピー)」と、アウトドアでのレジャーで活躍する装備を充実させた特別仕様車「XD-HYBRID Trekker(クロスディーハイブリッドトレッカー)」を追加しました。

 当連結会計年度の研究開発費の総額は1,680億円で、セグメントごとの研究開発費は、日本は1,608億円、北米は31億円、欧州は33億円、その他の地域は9億円であります。なお、当社のセグメントは、生産・販売の管理体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、研究開発活動の大部分を日本セグメントで行っているため、セグメントごとの研究開発活動の状況につきましては、記載を省略しております。

(*) 第一弾は「MAZDA CX-60」(導入市場:欧州、日本、その他の地域)、第二弾は「MAZDA CX-90」(導入市場:北米、その他の地域)、第三弾は「MAZDA CX-70」(導入市場:北米、その他の地域)となります。

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