企業兼大株主ハードオフコーポレーション東証プライム:2674】「小売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当連結会計年度の経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

(1)会社の経営の基本方針

 当社は、2019年度より以下の新たな長期ビジョンを掲げております。

「理念経営に磨きをかけ、誰にも真似できない唯一無二の存在になる。強いリアル店舗を中心とした

“Re”NK CHANNEL(リンクチャネル*)を作り上げ、日本国内でも、海外でも、圧倒的なリユースの

 リーディングカンパニーとして循環型社会の構築に貢献する。」

*“Re”NK CHANNEL(リンクチャネル)

 リアル店舗とインターネットの様々なチャネルを融合させる

 ハードオフ版のオムニチャネル戦略

(2)目標とする経営指標

 当社は、収益力の指標である売上高経常利益率を主要な経営指標としております。

 当連結会計年度の売上高経常利益率は9.3%(前連結会計年度比2.5ポイント改善)となりました。

(3)中長期的な経営戦略及び対処すべき課題

 中期計画として「2025年1,000店舗体制」を掲げ、以下に記載した4つの柱を軸に実現に向け取り組んでまいります。

①リアル店舗戦略

 当社の運営するリユース店舗は、地域のお客様から買い取った品物を、そのまま買い取った店舗で販売する地産地消型であることから、品揃えは個々の店舗によって異なります。中にはその違いを楽しみに全国のお店を巡るお客様もおられ、チェーン店でありながらも、店舗ごとに特色がある点は当社の大きな強みです。

 引き続き、グループ全体でお客様にワクワクしていただけるような個性のある店舗づくりを目指してまいります。

②出店戦略

 従来の出店基準である「10万商圏に1店舗」の出店を確実に行いながら、地方都市の空白エリアにも積極的な出店を行ってまいります。2025年までに1,000店舗体制を実現できるよう努めてまいります。

③ネット戦略

2種類のスマートフォン用アプリ「ハードオフ公式アプリ」と「オファー買取アプリ」により、店舗への来店促進ならびに買取の強化に努めております。ハードオフ公式アプリは100万ダウンロードを達成し、リピーターの獲得にも貢献しております。

2021年度には公式ECサイト ハードオフネットモールを「オフモール」に改称し、デザインを刷新しております。徐々にサービスの認知度も向上し、2022年度は売上高・利用者数共に着実に伸長しました。

 今期も細かな改善を行いながらサービスの向上に努めてまいります。

④海外戦略

 現在、海外へは米国カリフォルニア州、米国ハワイ州、台湾、カンボジア、タイに出店をしており、各地域で多くのお客様からご支持を頂いております。既存エリアを中心に積極的な新規出店を行い、日本のリユース文化を世界中に広めてまいります。

 また、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標「SDGs」は2030年に向け世界全体で目指すべき共通の目標です。当社が行っているリユース事業は二酸化炭素を排出しない地球に優しいビジネスであり、事業そのものがSDGsの目標「12 つくる責任 つかう責任」、「13 気候変動に具体的な対策を」などの達成推進に繋がると考えております。

 これからもリユースを通じ、SDGsを始めとする社会課題の解決に貢献できるよう努めてまいります。

(4)経営者の問題認識と今後の方針について

 当社グループの経営陣は、経営理念を実現するため最善の経営方針を立案し誠実な経営に努めております。こうした努力の結果、当社グループの強みは次のようになりました。

①  独自のビジネスモデルによるローコスト・ハイリターンの高い経営効率を実現

②  自己資本比率の高い、変化に即応・挑戦できる強い企業体質を確保

③  リーディングカンパニーとしてリユース業界をリードし、直営店・FC加盟店での店舗展開により

 国内917店舗、海外14店舗、合計931店舗(当連結会計年度末現在)のネットワーク網を構築

④  多業態のリユースショップ展開により多様化するお客様のウォンツとニーズに応えると同時に、

 各業態の専門性を高めることでお客様からの信頼を獲得

 今後もリユース事業の拡大の可能性を追求し、企業価値の向上に努め、業界のリーディングカンパニーとして、時代が求める「環境と共生した企業活動」を通して企業の社会的責任と使命を果たし社会に貢献してまいります。

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