セントラル硝子
【東証プライム:4044】「化学」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(経営の基本方針)
当社及び当社の関係会社(以下、総称して「当社グループ」といいます。)は、“ものづくりで築く より良い未来”「セントラル硝子グループは、ものづくりを通じて、真に豊かな社会の実現に貢献します。」を基本理念としており、また、「独創的な素材・技術により、サステナブルな社会の実現に寄与する」をパーパスとして定義しております。
当社グループが創業当時から企業活動の中心に据えております「ものづくり」は、誠実を基本姿勢とした、研究開発、製造、販売等の企業活動全般を意味しており、今後の更なる飛躍に向けても、すべての基礎になるものと考えております。
各事業活動においては、伸ばすべき事業に経営資源を投入し、その事業基盤の強化を図るとともに、当社の強みである「技術優位性、独創性、サステナビリティ」を持つスペシャリティ製品の拡充を図ります。また、環境対応・省エネルギー化の推進や、グローバルな事業展開による収益力の向上に注力し、安定した財務体質のもと企業価値を増大させることを常に目指し続けてまいります。
これらの方針のもと、経営全般にわたり効率性を高め企業体質の変革を図るとともに、研究開発力の強化と成長事業への経営資源の重点的な投入を行い、グループ企業力の強化に努めてまいります。
当社グループは、2024年5月に長期ビジョン「VISION 2030」を公表し、2030年のありたい姿や、その実現のための事業戦略等を示し、2025年5月14日には、「VISION 2030」の実現に向け、新たな中期経営計画を策定し発表しました。
それぞれの概要は以下の通りです。
①長期ビジョン「VISION 2030」
②中期経営計画(2025~2030年)
(イ)長期ビジョン「VISION 2030」の実現に向けた取組み
2025年から2030年までの6年間を2つのフェーズに分け、それぞれのフェーズごとの経営課題に取り組ん
でまいります。
『Phase 1』 2025~2027年度:成長への基盤強化
『Phase 2』 2028~2030年度:本格的な成長軌道へ
(ロ)基本方針
(a)事業戦略
・スペシャリティ製品の拡大
・エッセンシャル製品の強化
(b)成長戦略(事業ポートフォリオ最適化)
(ⅰ)投資戦略
・「成長性×ROIC」分析によるメリハリをつけた経営資源の最適配分
・近視眼的にならない中長期的な目線での成長投資
(ⅱ)ROICマネジメント
・事業ロードマップに基づく あるべき姿の追求
・事業ROICのモニタリングにより資本効率を改善
(c)ESG経営による事業基盤強化
・人的資本経営の推進
・環境課題の対応
・デジタル活用の推進
③中期経営計画の財務目標
| 2027年度 (Phase1最終年度) | 2030年度 (Phase2最終年度) |
営業利益 | 130億円 | 200億円 |
ROE | 8.7% | 10%以上 |
ROIC | 6.1% | 7.0% |
年間配当額 (1株あたり) | 170円 (下限配当) | 改めて検討 |
(経営の基本方針)
今後の見通しにつきましては、AI半導体の需要は引続き堅調に推移するものと考えておりますが、米国の関税政策が各国の景気、当社製品の販売に与える影響は不確かで、今後も不透明な状況が続くものと思われます。 当社グループといたしましては、昨年公表した、長期ビジョン「VISION 2030」、ありたい姿「サステナブルな社会の実現に寄与する『スペシャリティ・マテリアルズ・カンパニー』になる」の実現に向けて、2025年度を初年度とする中期経営計画に基づき、事業戦略、成長戦略を着実に推進し、当社グループの企業力強化に努めてまいります。
また、2024年5月に発表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」に基づきPBR改善につながる取組みを着実に実行することで、1倍を超えるPBRの早期実現と中長期的な企業価値向上に努めてまいります。
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