スターゼン 【東証プライム:8043】「卸売業」 へ投稿
企業概要
第85期は、「収益構造の再構築とサステナブルな事業運営」をテーマに据えた新中期経営計画の1年目となります。本テーマをもとにグループ社員が一丸となり以下の課題に取り組んでまいります。
a.新規事業への挑戦
国内においては、人口減少や高齢化による食肉需要の減少が見込まれております。一方、海外においては食肉需要の拡大が見込まれております。特に和牛に対する潜在ニーズは高く、今後の伸びが期待されます。そこで、海外において、当社が国内で確立したスターゼンの営業モデルを展開し、現地での販売を強化してまいります。加えて、海外パッカーとの連携強化も視野に、海外食肉調達力の強化に取り組んでまいります。国内市場においては、多様化する消費者ニーズの変化に対応し、成長市場へのアプローチを強化してまいります。具体的には、マーケティング機能を強化しつつ、DtoCチャネル向け商品開発、ドラッグストア・外食企業等へトータルサプライチェーンを活かした商品提案などの取り組みに努めてまいります。
b.国内事業改革
国内市場において販売環境の変化に対応するため、事業の効率化・基盤強化を図ってまいります。具体的には、食肉加工場の再整備、並びに関連会社等との連携による地方特性に合わせた販売拠点整備を進めてまいります。また、物流拠点の整備、外部保管冷蔵庫の集約、モーダルシフトの取り組みにより物流コストを抑制するとともに2024年問題への対応も進めてまいります。さらに、消費者嗜好の変化に合わせるために高付加価値商品の開発を強化してまいります。中でも、ローストビーフやハンバーグといった当社の強みを活かせる商品の拡充を図り、将来的には海外での販売も検討してまいります。
c.サステナビリティ経営と経営基盤の強化
新中期経営計画において成長戦略を支える基盤として「サステナビリティ経営」を掲げています。これは当社の事業を通じて社会課題の解決を目指していくもので、実践するにあたっては、5つのテーマを通じて10の重要課題に取り組んでまいります。具体的には、当社の高度な衛生管理体制や食肉のアウトパック機能を活かした賞味期限延長商品の開発により、食品ロス問題に取り組んでまいります。また、省エネや再生エネルギー及びリサイクル燃料の活用により温室効果ガスを削減することで気候変動対策も前進させます。さらに、代替肉へのアプローチについても、積極的に行い、多様なたんぱく質の確保を目指します。
また、当社システムの属人化、老朽化、複雑化という課題を解決しサプライチェーンを一気通貫した形で見える化するため、以前より取り組んでおります“Zeusプロジェクト”によるDX、業務プロセス改革を進めてまいります。
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