企業兼大株主サトウ食品東証スタンダード:2923】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

(1)研究開発活動の概要

 当社グループの研究開発活動は、品質保証・商品開発本部商品開発部門及び生産本部技術開発部門を中心に展開しています。主な活動内容は、包装米飯・包装餅等の新製品開発、基礎研究、新規技術開発、新規生産ラインの開発、及び製品の安全性・生産効率向上を目的とした技術開発です。

(2)新製品開発の成果

 当連結会計年度における新製品開発では、環境配慮型商品の開発に重点的に取り組みました。

 鏡餅においては、一部商品のプラスチック量を削減し、地球環境に配慮したエコパッケージにリニューアルしました。具体的には、「サッと鏡餅(化粧箱タイプ)」について、化粧箱のプラスチック窓を廃止し、三方を金色アルミ箔から紙製の木目調に変更しました。また、化粧箱タイプ・小飾りタイプともに、橙飾りをプラスチック製から紙製に変更しました。

 さらに、物流輸送効率の向上を図るため、一部商品(「サトウの鏡餅切り餅入り1,000g」と「サトウの鏡餅まる餅入り990g」)について化粧箱サイズを減容化し、1ケースあたりの商品入数を増加させることで、輸送中のCO2排出量を削減しました。

 これらの商品仕様変更により、環境配慮やフードロス対応を実現し、持続可能な循環型社会の実現に向けたCSR活動を推進しています。

(3)技術開発の取り組み

 技術開発においては、包装米飯製造工場、包装餅製造工場ともに、既存生産ラインにおける生産技術の改良に努めました。安全・品質・生産効率化を向上させる生産設備の更新・導入を積極的に推進しています。

(4)生産拠点の拡充計画

 近年の社会構造や生活様式の変化に伴い、パックごはんは「日常食」としての需要を拡大しています。当社主力商品である「サトウのごはん」についても売上が堅調に推移していることから、今後の需要増加に対応するため、パックごはん専用工場である聖籠ファクトリー(新潟県北蒲原郡聖籠町)の敷地内に新工場を建設し、2026年12月からの稼働を計画しています。

 今回の設備投資により、さらなる生産効率の向上と作業負荷の軽減を図り、安定的に安心・安全な商品を市場に供給する持続可能な生産拠点の実現のため、数々の技術開発を行っています。

(5)基礎・応用研究の実施内容

 基礎・応用研究として、以下の研究を実施しています。

 ①包装餅の調理機能を追求した研究

 ②包装米飯の健康訴求における研究

 ③生産性並びに品質向上のための炊飯技術の研究

 ④微生物の挙動調査や除菌・殺菌技術の研究など、食品の安全性に関わる研究

 ⑤米飯及び餅の食味特性の基礎研究

 また、包装米飯及び包装餅の様々な食シーンに対応するメニューや調理方法の提案、それに適した応用研究も継続して実施しています。

 その結果、当連結会計年度における研究開発費は143百万円となりました。

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