企業コムチュア東証プライム:3844】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 当社グループは、年平均成長率が15%と創業以来右肩上がりで、安定的に高成長を達成してまいりました。

 技術的にはメインフレーム時代からクライアントサーバー時代へ、そしてWebコンピューティング時代からクラウドコンピューティング時代、さらには現在のDX時代へと変わっていく中で、高い成長率を示すクラウド、ビッグデータ/AIなどの新しいデジタル技術を成長領域と捉え、いち早く取り組むことで成長し続けてまいりました。

 今後もこのDX市場拡大の傾向は持続すると見ております。企業は多様な働き方と新たなビジネスモデルの創出を目指しており、これらの実現のためには、クラウドサービスなどのデジタル技術の活用は今や不可欠となっております。社内システムのクラウド化、企業が競争力を向上させるためのデータの分析・活用、社内のDX人材育成のためのIT教育などの需要は、更なる成長が期待されております。一方で、システム開発の手法も変化し、コードをなるべく書かないローコード開発や短い期間で開発を行うアジャイル開発などが求められ、これらを実現するためのプラットフォームやツールベースのシステム開発のニーズはますます高まると見ております。

 このような環境の中で、当社グループは経営理念「お客様には"感動"を、社員には"夢"を」をベースにサステナビリティへの取組みや10年後の姿を明確にしております。お客様のDX推進と課題解決を通じて高付加価値サービスを提供するとともに、社員が働きやすい環境の整備など「超一流企業」としての基盤づくりを進めることで当社自身がイノベーションを起こし、成長スピードを加速し、2032年3月期の「売上高  1,000億円企業」に挑戦いたします。

 その一歩として新たな中期経営計画(2024年3月期~2026年 3月期)を策定し、持続的な成長と高付加価値経営に向けての目標を設定いたしました。売上高は年平均成長率15%以上の持続的な成長、営業利益率は13%以上を確保する高成長・高付加価値経営を目指し、プラットフォームベンダーやツールベンダーとの連携を軸として次のステージへの成長を加速します。

 この計画を達成していくためには、様々なステークホルダーの皆様と連携しながら、ともに繁栄し続ける企業であることが重要であると考えております。その中で当社グループが抱える事業戦略上での主要な課題は、①ベンダー連携によるDX領域へのシフトの推進、②提案力の強化、③人材リソース拡大の3点と認識しております。これに加え、経営基盤の強化や更なる成長に向けた投資も進めてまいります。

① ベンダー連携によるDX領域へのシフトの推進

 当社グループは、これからもITの大きな変化の節目をしっかり捉え、技術革新にスピーディに対応し、絶え間ないイノベーションを続けることで、更なる成長を図ってまいります。そのためには、プラットフォーマーやツールベンダー各社との連携の強化が必要となります。資格者の育成、当社独自のソリューションメニューの整備などに取り組み、継続的な拡大が見込まれるDX領域を核とした成長領域に、他社に先駆け積極的に事業をシフトしてまいります。

更に、提案段階からの営業連携により高い成長が見込まれる市場環境を背景として常に受注予算の3倍の案件総量を確保することで、良質な案件を受注し収益力を向上させてまいります。

② 提案力の強化

高付加価値経営の実践のためには、当社グループが提供するサービスの付加価値を上げることが課題と認識しております。グローバルベンダーのプラットフォームやソリューションをベースにしたシステム構築の需要の高まりは、付加価値・収益性の高い提案機会の増加に寄与しております。さらには複合的にベンダー商材を組み合わせたソリューションの提供など、最適なものを組み合わせて提供することで複雑化するお客様のニーズにも対応しております。そのために、より高度なベンダー資格取得の促進による技術力向上に加え、ビジネスプロセスコンサルティングなどの付加価値の高いサービスを提供する部門の立ち上げ、ソリューションメニュー化やテンプレート化など、知の蓄積による提案力の強化にも積極的に取り組んでまいります

③ 人材リソース拡大

 人材は当社グループにとっての源泉であり、付加価値の高いサービスを提供するための最も重要な経営資源であります。お客様のDXを推進していくために、プロジェクトマネージャーや高度なベンダー資格の取得などによる次世代を担う高スキル人材の育成に加え、新卒採用や中途採用によるコアとなる適性の高い人材の積極的な採用、既存社員のリスキリングによるグループ横断でのリソースシフトなどにより、人材の育成と補強を進めてまいります。

また更なるリソース拡大のために、協力会社との連携によるリソース確保も重要な課題であり、コアパートナー化ににも取り組むなど、成長領域でのリソースの確保を進めてまいります。

 中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)

 経営理念

 お客様には"感動"を、社員には"夢"を

 サステナビリティ方針

わたしたちはお客様のDXを推進することで、経済・社会課題の解決と社会価値の最大化に貢献してまいります。

 事業戦略

ベンダー(グローバルプラットフォームベンダー)連携

提案フェーズからの連携による営業プロセスの強化により、案件総量を拡大します。

 

ベンダー毎の認定資格者の育成やソリューションメニューの開発により、技術力やサービス品質力を向上させます。

 

複雑化するお客様のニーズに対応すべく、複合的にベンダー商材を組み合わせたソリューションを提供します。

提案力強化

 

「お客様のささやきをカタチにする」ためのチームでの提案活動の徹底により、お客様満足度を向上させます。

 

提案フレームワークを活用した提案プロセスの標準化など、お客様に提供するサービスの付加価値を高めます。

 

ソリューションやサービスメニュー化をさらに推進することで、お客様に対する付加価値の高い提案を実現します。

人材リソース拡大

 

 

SPI(※)を活用した優秀人材の採用、ビジネスパートナー社との連携により、エンジニアリソースを拡大します。またグループ会社であるエディフィストラーニング社の教育ノウハウをグループ内で展開することで人材育成を加速させます。

 

DX領域においては、レガシー領域からリスキリングを行い再配置する社員リソースを中心に拡大を図り、営業機会損失の防止に努めます。

積極的な待遇強化の継続、社員が成長を実感できる人事制度、キャリアパス、研修体系の整備により、社員満足度の向上に努めます。

 

※SPI:読解力・論理力・データを根拠とした判断力などを測定する適性検査

 経営基盤の強化

働き方改革

ハイブリッドな働き方の推進や業務環境の改善により、生産性の向上に取り組みます。

知の蓄積

 

社内のナレッジやノウハウの共有を進めることに加え、フレームワーク化やソリューションメニュー化をさらに推進することで、組織全体の提案レベルの底上げを行います。

業務プロセス改革

プロジェクト管理強化により、不採算案件の発生を抑えます。

社内プロセスの遵守と管理の徹底により、内部統制の強化に取り組みます。

 投資戦略

M&A

更なる成長のためのDX領域における事業拡大に向け、効率重視の投資を進めます。

人材投資

 

持続的な成長に向けた優秀な人材の採用やリスキリングによる育成、社員満足度につながる報酬レベルの向上に取り組みます。

事業・経営革新

 

業務プロセスの見直しと社内のDXの推進、知の蓄積基盤のための社内インフラ強化など、社内基盤の強化に取り組みます。

PR
検索