企業兼大株主アステリア東証プライム:3853】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

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顧客満足度1位を獲得!日経コンピュータ「業務効率化・内製支援…link.gif 2025年09月04日 14時44分

日経コンピュータ 顧客満足度調査 2025-2026 「業務効率化・内製支援ソフト/サービス部門」で第1位 新着プレスリリース アステリアが日経コンピュータ 顧客満足度調査 2025-2026「業務効率化・内製支援ソフト/サービス部門」で第1位を獲得! 新着プレスリリース 日本円建ステーブルコインJPYCと企業システムをノーコード連携 新着ブログ ガバメントクラウドとは?自治体DXとシステム標準化を加速するデータ連携ツールも紹介 イベント・セミナー情報 9月以降も多数の人気セミナーを開催予定!申し込み受付中のイベント・セミナー一覧はこちら           アステリアが日経コンピュータ 顧客満足度調査 2025-2026 「業務効率化・内製支援ソフト/サービス部門」で第1位を獲得! アステリア株式会社は、株式会社日経BPが発行する「日経コンピュータ 2025年9月4日号」で発表された顧客満足度調査 2025-2026で、「業務効率化・内製化支援ソフト/サービス部門」において1位を獲得しました。アステリア製品の中でも基幹製品である「ASTERIA Warp」は、さまざまなシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社を超える企業に導入され、幅広い業界でDX推進や業務効率化に貢献しています。 プレスリリースを読む *おすすめ資料・無料体験* データ連携の基礎からデータ連携ツールの選び方まで理解できる!ガイドブック「はじめてのデータ連携」 資料を読む 業務効率化・データ活用事例をまとめ読み「ASTERIA Warp事例集」 資料を読む 内製で業務は自動化できる!業務部門担当が自ら課題を解決した業務の自動化・効率化 資料を読む サーバー準備の手間なく、クラウド上でASTERIA Warpを試せる5日間の無料体験版 今すぐ申込む       *新着ニュース・事例・記事* <プレスリリース> 日本円建ステーブルコインJPYCと企業システムをノーコード連携 プレスリリースを読む <ブログ> ガバメントクラウドとは?自治体DXとシステム標準化を加速するデータ連携ツールも紹介 ブログを読む <関連資料> なぜ自治体は「ノーコード」を採用すべきか? 差し迫った「システム標準化」や「DX」とIT人材不足のジレンマを解消する現実解                 イベント・セミナー情報     ◆定期開催セミナー WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 30分で丸わかり!データ連携ツール 「ASTERIA Warp」製品紹介セミナー 9月9日(火) 9月24日(水) 詳細・お申込 WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 DX時代に不可欠な”データ連携”とは? 0からわかるデータ連携解説セミナー 9月17日(水) 10月15日(水) 詳細・お申込 WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 DX推進のカギはデータ連携! 事例から学ぶ、DXにつながる業務改善セミナー <業務自動化編> 9月11日(木) 10月9日(木) 詳細・お申込 WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 DX推進のカギはデータ連携! 事例から学ぶ、DXにつながる業務改善セミナー <Excel業務編> 9月18日(木) 10月16日(木) 詳細・お申込 WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 DX推進のカギはデータ連携! 事例から学ぶ、DXにつながる業務改善セミナー <API連携編> 9月25日(木) 10月23日(木) 詳細・お申込 ◆「ASTERIA Warp」無料体験セミナー 【WEBセミナー】 ノーコードでのデータ連携を体験! 「ASTERIA Warp」無料体験セミナー 9月9日(火) 14:00~16:00 9月24日(水) 14:00~16:00 […]

レガシー脱却!スムーズなモダナイゼーションを実現する3ステッ…link.gif 2025年08月21日 19時32分

スムーズなモダナイゼーションを実現する3ステップ 新着ブログ レガシーシステムの運用課題を乗り越え、スムーズなモダナイゼーションを実現する方法 新着ブログ 快速サーチャーGXとつないで帳票の登録や取得を自動化してみた 新着ブログ アステリアの“今”と“これから”を共に!Asteria Partner Summit 2025 開催レポート 新着事例&関連プレスリリース ASTERIA Warpを中核に据えた基幹システム構築 前例なき挑戦をパナソニックISとワンチームで実現 イベント・セミナー情報 8月以降も多数の人気セミナーを開催予定!申し込み受付中のイベント・セミナー一覧はこちら           レガシーシステムの運用課題を乗り越え、 スムーズなモダナイゼーションを実現する方法 企業のDX推進が進む一方で、レガシーシステムの課題を抱えながらも対応に踏み出せていない企業は少なくありません。本記事では、「企業のモダナイゼーションに関する実態調査レポート」の結果をもとにモダナイゼーション実現への障壁とその背景を整理しました。また、レガシーシステムの運用課題への解決策としてノーコードで進める段階的モダナイゼーションや、その具体的な進め方についてもご紹介します。 <目次> はじめに—調査が示す現状と危機感 レガシーシステムの運用課題 モダナイゼーションの障壁 スムーズなモダナイゼーションを実現する3ステップ ノーコードで現実的な一歩を―ASTERIA Warpの活用 ASTERIA Warpで低コスト、かつスピーディにシステム連携を実現した事例 まとめ ブログを読む ブログ一覧はこちら>> *関連資料/事例* 企業のモダナイゼーションに関する 実態調査レポート 資料を読む ノーコードで多様な社内システムを 柔軟に連携する基盤環境を構築 [株式会社 野村総合研究所 様] 事例を読む       *新着ニュース・事例・記事 * <ブログ> 快速サーチャーGXとつないで帳票の登録や取得を自動化してみた ブログを読む <ブログ> アステリアの“今”と“これから”を共に!Asteria Partner Summit 2025 開催レポート ブログを読む <事例&関連プレスリリース> ASTERIA Warpを中核に据えた基幹システム構築 前例なき挑戦をパナソニックISとワンチームで実現 事例を読む ※パナソニック インフォメーションシステムズ様のサイトにリンクします 関連プレスリリースはこちら>> 管工・住設の専門商社「橋本総業」が「日本ノーコード大賞 特別賞」を受賞 基幹システムをノーコード(Warp)で開発!                 イベント・セミナー情報     ◆定期開催セミナー WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 30分で丸わかり!データ連携ツール 「ASTERIA Warp」製品紹介セミナー 8月26日(火) 9月9日(火) 詳細・お申込 WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 DX時代に不可欠な”データ連携”とは? 0からわかるデータ連携解説セミナー 9月17日(水) 10月15日(水) 詳細・お申込 WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 DX推進のカギはデータ連携! 事例から学ぶ、DXにつながる業務改善セミナー <業務自動化編> 9月11日(木) 10月9日(木) 詳細・お申込 WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 DX推進のカギはデータ連携! 事例から学ぶ、DXにつながる業務改善セミナー <Excel業務編> […]

ガバメントクラウドとは?自治体DXとシステム標準化を加速する…link.gif 2025年08月21日 13時30分

2025年度末に迫る、ガバメントクラウド移行への努力義務。目前に迫る大きな変化に対し、「何から手をつければいいのか分からない」「本当にメリットがあるのか不安だ」といった悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。 本記事では、ガバメントクラウドの基本的な仕組みから、コスト削減やセキュリティ強化といった具体的なメリット、そして見落としがちなデメリットまでを解説。さらに、失敗しないための移行ステップや、複雑なデータ連携を解決するツールもご紹介します。 ガバメントクラウドとは? ここでは、ガバメントクラウドの定義や仕組みをご紹介します。 ガバメントクラウドの定義 ガバメントクラウドとは、政府が整備したクラウド基盤で、自治体や中央省庁が共通仕様に基づいて行政システムを運用できるようにするクラウド環境です。 従来は、自治体ごとに異なるインフラやシステムを導入していましたが、今後は政府が選定したクラウド事業者の環境を活用し、全国で統一されたシステムを導入・運用する形に変わっていきます。 この統一により、自治体間の情報連携がしやすくなるだけでなく、システムの保守・管理も効率化される見込みです。 なお、2021年9月に施行された「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」により、すべての自治体は2025年度末までに20の基幹業務でガバメントクラウド利用を検討することが努力義務とされています。 ガバメントクラウドと自治体DXの関係 自治体DXとは、行政サービスの利便性を高め、業務の効率化を図るためにデジタル技術を活用する取り組み全体を指します。具体例としては、オンラインでの申請手続き、AIチャットボットによる住民対応、RPA(作業自動化ツール)による自動処理が挙げられます。 ガバメントクラウドは、こうしたDX施策を支えるための共通インフラです。全国の自治体が同じ仕様のクラウド基盤上で業務システムを運用することで、技術導入のスピードが上がり、先進的なデジタルサービスを展開しやすくなります。 ガバメントクラウドの仕組み 政府が選定した民間のクラウド事業者(AWS、Google Cloud、さくらのクラウドなど)とデジタル庁が契約を締結します。その後、各自治体や省庁は、デジタル庁から払い出されるクラウド環境を活用してシステムの構築や設定を行います。 2025年6月現在、ガバメントクラウドに採用されているクラウドサービスは以下の5社です。 Amazon Web Services(AWS) Google Cloud Microsoft Azure Oracle Cloud Infrastructure さくらのクラウド(さくらインターネット) これらのクラウド基盤上に、開発事業者が行政向けのアプリケーションを構築し、自治体は業務内容や必要な機能に応じてアプリケーションを選び導入します。 自治体システム標準化の対象となる業務 「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」では、以下の20業務について、2025年度末までにシステムを移行することが義務づけられています。 住民情報関連:住民基本台帳、戸籍、戸籍の附票、印鑑登録、選挙人名簿管理 子ども・家庭支援:児童手当、子ども・子育て支援、児童扶養手当、健康管理、就学 税務関連:固定資産税、個人住民税、法人住民税、軽自動車税 社会保障:生活保護、障害者福祉、介護保険、国民健康保険、後期高齢者医療、国民年金 ガバメントクラウドのメリット ガバメントクラウドの導入により、自治体の業務はより円滑に進み、住民にとっても各種手続きがスピーディに完了するといった効果が期待されます。 以下では、ガバメントクラウドの具体的なメリットを解説します。 データ共有の効率化 ガバメントクラウドでは、全国の自治体が共通仕様に基づいたシステムを使うため、データのやり取りが格段にスムーズになります。例えば、住民の引っ越し情報が異なる自治体間で即時に共有され、転出・転入時の手続きにかかる手間や待ち時間を大幅に減らすことが可能です。 さらに、防災情報の広域連携や福祉サービスの一元管理といった、部門や地域をまたぐ業務でも無駄が削減されます。これまで時間や労力がかかっていた情報共有のプロセスが効率化され、よりスピーディかつ正確な行政対応が実現しやすくなります。 【関連記事】データ連携とはどのような方法で行う?そのメリット・課題・実現事例を紹介 迅速かつ柔軟な開発 自治体がシステムを新たに開発・変更しようとする場合は、調達や構築に多くの時間と手間がかかり、着手から本番稼働までに数カ月〜年単位の期間を要することも珍しくありませんでした。 ガバメントクラウドを導入することで、自治体ごとに独自のシステムを構築する必要がなくなるため、クラウド環境への移行も比較的スムーズに行えます。さらに、クラウドの持つスケーラビリティや自動化機能を活用することでシステムの開発や変更にも柔軟に対応でき、スピード感のある運用が可能になります。 セキュリティの強化 ガバメントクラウドに採用されているクラウド事業者は厳格なセキュリティ基準に準拠しており、常に高度な対策が講じられています。これにより、サイバー攻撃や情報漏えいといった最新の脅威にも強く、個人情報や行政データの安全性が確保される仕組みです。 さらに、災害やシステム障害が発生した際にも、業務を速やかに復旧できるようバックアップ体制が整えられています。事業継続計画(BCP)の観点でも、信頼性が高いといえるでしょう。 ガバメントクラウドのデメリット ガバメントクラウドには多くの利点がある一方で、導入にあたっては課題も見逃せません。ここでは、移行をスムーズに進めるために押さえておきたいデメリットについて解説します。 既存システムとの整合性 自治体の業務システムは、地域ごとの業務フローやニーズに合わせて、長年かけて独自に構築・カスタマイズされてきました。そのため、ガバメントクラウドへ移行するには、既存の設計や運用を大幅に見直す必要があります。 たとえば、各種システムとの連携方法の調整や、これまで使用していたツールの変更などのさまざまな作業が発生します。こうした対応には時間と労力がかかり、あわせてベンダーや自治体職員との綿密な調整も求められるため、慎重な準備が欠かせません。 頻繁な仕様変更 ガバメントクラウドでは、利便性や安全性を高めることを目的に、仕様の見直しや機能の改善が定期的に実施されています。その分、仕様変更の頻度も高く、自治体側ではその都度、対応を求められる場面もあるでしょう。 例えば、設定変更や動作確認、マニュアルの更新、職員への再周知が必要になるため、人員やITリソースが限られる中小規模の自治体では大きな負担につながります。 こうした背景を踏まえると、変更に柔軟に対応できる体制をあらかじめ整えておくこと、そして最新情報を正確かつスピーディに把握できる仕組みを確立することが不可欠です。 運用コストの増加 ガバメントクラウドではインフラの調達や構築が不要になる一方で、運用負担が拡大するケースも少なくありません。 デジタル庁の資料によれば、費用が増大する要因として、「仕様書の度重なる改定に伴う開発対応」「接続回線費や運用管理補助委託経費の発生」「資格保有者の確保・育成負担」などが挙げられています。 また、移行しないシステムが一部残る場合は基盤やネットワークを二重で管理する必要が生じ、結果として余計な費用が発生してしまうことも移行後の運用経費が増加する要因として挙げられています。 導入にあたっては、初期費用だけに目を向けるのではなく、導入後の運用経費も踏まえた予算設計を行うことが重要です。 特定のベンダーに依存する可能性 クラウド基盤やアプリケーションの選定を通じて、特定のベンダーに依存しやすい構造、いわゆるベンダーロックインに陥る可能性が見られます。ベンダーロックインに陥った場合のリスクとして、例えば、クラウド導入後に価格が引き上げられても、高額な費用を払い続けることになりかねません。 さらに、ベンダー独自の仕様で構築されたシステムは他サービスへの切り替えを難しくし、将来的な柔軟性を損なうリスクも生じます。 こうした課題を回避する手段として有効なのが、ノーコードツールの活用です。庁内の職員やパートナー企業がシステムの構築や調整に関われるため、移行後の運用や変更にも柔軟に対応しやすくなります。 ガバメントクラウドへの移行手順 ガバメントクラウドは、システム全体の移行を伴う大規模な取り組みです。準備が十分でないまま進めると、現場に混乱が生じたり、運用トラブルを招いたりする恐れがあります。 だからこそ、あらかじめ段階的な計画を立て、着実に進めていくことが非常に重要です。 以下に、総務省が示している移行ステップを簡単にまとめました。 現状システムの分析:周辺機器、外部との連携状況、業務フローなどを調査・整理する システムの選定・調達:調達仕様書を作成し、ベンダーからの提案やデモを評価する データ移行:既存データの抽出・クレンジングを行い、標準準拠システムに取り込む 詳しい要件は以下の記事にて解説していますので、あわせてご参考ください。 ASTERIA Warpでスムーズなガバメントクラウド移行を実現 ガバメントクラウドへ移行する際は、ベンダーロックインの回避、既存環境との整合性の確保といった作業が大きな課題になります。そこで注目されているのが、ノーコードでデータ連携を実現できるツール「ASTERIA Warp(アステリア ワープ)」です。 ASTERIA Warpは専門的なプログラミング知識がなくても、GUI操作で連携処理を簡単に構築できるのが特長です。接続先は100種以上にのぼり、AWSやさくらのクラウドなど、ガバメントクラウドで採用されているクラウドサービスにも対応しています。 例えば、住民情報や税務データなど異なるシステム間でやり取りされる情報を変換・統合しながら、正確かつ効率的に移行を進めることが可能です。これにより、自治体がこれまで蓄積してきた大切なデータ資産を無駄にせず、計画的かつ無理のない形で移行作業を進められます。 料金は月額3万円から、初期費用は0円と、導入のハードルが低いのも大きな魅力であり、迅速かつ低コストなガバメントクラウド移行を実現します。 まとめ ガバメントクラウドは、全国の自治体が共通仕様に基づいて業務システムを統一するための取り組みです。これにより、開発・運用コストの削減や、災害時も含めた安定的なシステム運用が期待されています。 一方で、既存システムとの整合性や頻繁に行われる仕様変更など、課題も少なくありません。準備が不十分なまま進めてしまうと、業務に支障をきたすリスクも考えられます。 そのため、複雑なデータ連携をいかにスムーズに行うかが、成功のカギを握ります。 ASTERIA Warpは、ノーコードでシステム連携を実現できるツールです。専門知識がなくても直感的に操作でき、現場の混乱を最小限に抑えながら、ガバメントクラウドへの移行を着実に進めることが可能です。

橋本総業株式会社link.gif 2025年08月19日 17時07分

株式会社クレヴァシステムズlink.gif 2025年08月18日 11時10分

データ連携基盤の導入を強力にサポート 近年、クラウド活用の拡大やAI・ビッグデータの普及により、企業の情報システムは、記録・管理を目的としたクローズドな基幹系システム(SoR:Systems of Record)から、外部との柔軟な連携を重視したオープンなシステム(SoE:Systems of Engagement)へとシフトしています。 このような変化の中で、開発サイクルや求められる柔軟性が異なるSoRとSoEを“つなぐ”ためのデータ連携基盤へのニーズが一層高まっています。 クレヴァシステムズでは、ASTERIA Warpを中核としたノーコード型EAI/ETLツールを活用し、複雑化するシステム環境に対し、スピーディーかつ安全に“つなぐ”ことで、データ活用のスピードと幅を大きく広げ、業務部門主導でのデータ連携・自動化を実現。クラウドサービスや既存システムとの接続、非エンジニアによる開発・運用を支援することで、現場主導のDXを力強く後押しします。

アステリアの“今”と“これから”を共に!Asteria Partner Summit …link.gif 2025年08月18日 09時00分

2025年5月22日、アステリアは「Asteria Partner Summit 2025」を会場とオンラインのハイブリッド形式で開催し、合計で1,600名を超えるお申込みとなりました。会場のホテル雅叙園東京には、Award受賞企業を中心とした178名のパートナーの皆さまをご招待いたしました。 当日は、ASTERIA WarpとPlatioのビジネスアップデートやプロダクトアップデートの紹介、新製品の発表もありました。他にもパートナー企業様が製品導入プロジェクトの成果を発表して最優秀プロジェクトを決めるプレゼン対決や、アワード受賞の発表、盛り上がりを見せた懇親会まで―― 本レポートでは、アステリアとパートナー企業様の特別な1日を余すことなく振り返ります。 目次 会場「ホテル雅叙園東京」について 当日のイベントのスケジュール 14:30~ ご挨拶 14:40~ ASTERIA Warp ビジネスアップデート 15:00~ ASTERIA Warp プロダクトアップデート 15:30~ ASTERIA Warp Project Award ファイナリスト発表 16:10~ Platio ビジネスアップデート 16:30~ Platio プロダクトアップデート 16:50~ Platio Project Award 受賞プロジェクト発表 17:00~ Asteria Partner Award 表彰式 17:45~ 懇親会 参加者の声で振り返る「Asteria Partner Summit 2025」 おわりに 1. 会場「ホテル雅叙園東京」について 長年、本イベントの会場として利用しているホテル雅叙園東京は、創業90年を誇り、歴史的建造物と華麗な芸術品に触れられる唯一無二でラグジュアリーなホテルです。館内は2,500点もの日本画や美術工芸品に彩られ、絵画や工芸に詳しくなくても一目で「すごい」と思わせる絢爛な装飾美の数々がプレミアムな雰囲気をもたらし、本イベントにふさわしい特別感を添えてくれました。 次のパートでは、当日のスケジュールに合わせて振り返り、イベントの様子を詳しくお伝えしてまいります。 2. 当日のイベントのスケジュール 14:30~ ご挨拶 常務執行役員ELGグループ管掌 熊谷 晋よりご挨拶。昨年度の実績、今年度の事業方針とパートナーエコシステムを推進していく組織体制についての説明がありました。 14:40~ ASTERIA Warp ビジネスアップデート ASTERIA Warpプロダクトマネージャーの東海林 賢史より、18年連続シェアNo.1(※)を獲得し、シェア率がさらに上がったことが発表されました。あわせて、パートナー様との共同プロモーションにも触れ、感謝の意もお伝えしました。また、新製品「ASTERIA Warp Cloud」のリリースによるiPaaS市場への参入を発表。 (※)出典:テクノ・システム・リサーチ「2024年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」 15:00~ ASTERIA Warp プロダクトアップデート 研究開発本部 第1研究開発部 部長 一刀 卓より、ASTERIA Warpの最新バージョンについて紹介がありました。Java21への対応完了をはじめ、今後の機能アップデート内容が共有されました。 15:30~ ASTERIA Warp Project Award ファイナリスト発表 株式会社ニックス様、トーテックアメニティ株式会社様、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社様(写真左から順)がファイナリストとして選ばれ、各社代表によるプレゼンがありました。どの企業のプレゼンも独創性があり、会場の皆さまが深く聞き入っておられる様子が印象的でした。 株式会社ニックス様: ASTERIA Warpで実現するモダナイゼーション&ハイパーオートメーション 【基幹業務&IoT】編 Excelや手書きの管理簿など、ほぼ手作業で行われていた業務をASTERIA Warpによって自動連携し、年間で4,986時間もの業務削減を達成するという大きな成果が紹介されました。これにより担当者に時間的な余裕が生まれ、レポートの質も向上。さらに、ミスが許されない状況からくる心理的な負担も軽減されるなど、業務効率、働きやすさの両面で改善を実現しています。 また、登壇されたお二人の絶妙な掛け合いも印象的で、ユーモアを交えたテンポの良いプレゼンテーションに、会場からは笑いと共感の声があがる一幕も見られました。実務に即したリアルな課題と、その解決の過程を明るく楽しく伝えてくださったことで、会場全体があたたかく盛り上がるセッションとなりました。 トーテックアメニティ株式会社様: ~東海模型株式会社様~中小企業での定型業務省力化に向けたモダナイゼーションによるDX推進 本セッションでは、プロジェクトの内容を対話形式でご紹介いただきました。まるでお悩み相談のような和やかな雰囲気のなか、業務上の課題とその解決策がわかりやすく語られ、参加者の共感を呼ぶ内容となっていました。担当者役の登壇者が、事例企業のジャンパーを着て登場するという演出が印象的でした。 システム全体がASTERIA Warpによって連携されており、業務の基盤を支えていることが紹介されました。この事例は今後のモデルケースとして、大企業はもちろん、中小企業における定型業務の省力化・効率化にも活かしていきたいという展望も語られ、未来へとつながるプレゼンテーションとなりました。 最後には、中部地方の方言にちなんで「えびふりゃあ」になぞらえた「あすてりゃあ」と親しまれる存在を目指していきたい、というユーモアも飛び出し、会場の空気が和らぐ場面も見られ、リアルさと親しみやすさを感じられる引き込まれるセッションでした。 パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社様: ~EAIツールの限界を超えろ~ 橋本総業様 新基幹システム構築 他2社が2名体制での登壇だったことを受けて、「私はR-1スタイルでいかせていただきます!」というユーモアあふれるひと言から始まった本セッション。冒頭から会場の空気を和ませる軽快なスタートで、オーディエンスの笑顔を引き出していました。 メインフレームからの脱却、そして基幹システムの全面刷新という大きなテーマに対し、お客様とのやり取りを一人二役で演じながら、現場での苦労や工夫をわかりやすく再現。ASTERIA […]

レガシーシステムの運用課題を乗り越え、スムーズなモダナイゼ…link.gif 2025年08月15日 14時40分

企業のDX推進が進む一方で、レガシーシステムの課題を抱えながらも対応に踏み出せていない企業は少なくありません。本記事では、「企業のモダナイゼーションに関する実態調査レポート」の結果をもとにモダナイゼーション実現への障壁とその背景を整理しました。 また、レガシーシステムの運用課題への解決策としてノーコードで進める段階的モダナイゼーションや、その具体的な進め方についてもご紹介します。 はじめに—調査が示す現状と危機感 2025年2月、日経クロステックActive(協賛:アステリア)が「モダナイゼーションに関する実態調査」を実施しました。 回答があった502社のうちの多くが、属人化やブラックボックス化、サポート終了といったリスクを認識しながらも、未だレガシーシステムを使い続けている現状が明らかになりました。 原因としては、システム構造の複雑さ、IT人材の不足、移行コストへの不安や経営判断の停滞など様々な要因が挙げられます。 こうした現状を踏まえると、業務への影響を抑えながら、段階的にモダナイゼーションを進めていくアプローチが有効です。次の章からは、調査結果をもとに具体的な進め方を解説していきます。 関連資料 レガシーシステムの刷新は進んでいるのか?企業のモダナイゼーションに関する実態調査レポート レガシーシステムの運用課題 「利用しているレガシーシステムの課題をお聞かせください(複数回答可)」という問いに対しては、「管理・運用の属人化」(160件)、「システムのブラックボックス化」(135件)、「サポート切れ」(87件)などの回答が上位に挙がりました。 たとえば、特定の担当者しかシステムの操作方法や構成、運用フローを理解しておらず、その人が異動や退職で不在になると、業務がストップしてしまうケースもあります。さらに、軽微な改修であっても外部ベンダーへの依頼が必要になり、対応のたびにコストと時間がかかってしまうという問題も深刻です。 また、保守が終了したシステムを使い続けることで、セキュリティリスクの高まりや障害発生時の対応遅れといったリスクも抱えています。 仕様が十分にドキュメント化されていないことで、DXの推進が停滞するなど、長期的な成長を阻む要因にもなりかねません。 こうした運用上の課題がなぜ放置されがちなのか、その背景について次の章で詳しく見ていきます。 モダナイゼーションの障壁 「レガシーシステムを新システムへ移行する際に課題となること」を尋ねたところ、「人材不足」(125件)、「既存システムが属人的すぎる」(119件)、「費用対効果が見えない」(113件)といった声が特に多く挙がりました。 さらに「今までのやり方を一新するにはリスクがある」(83件)、「データ連携が困難」(64件)、「経営陣の理解が得られない」(52件)といった回答からは、技術面の制約だけでなく、社内調整の難しさや変化に対する心理的なハードルも見て取れます。 すべてを一度に刷新しようとすれば、現場が混乱し、新しい仕組みが根づかずに形だけの改革に終わってしまう恐れもあります。複数の要因が絡み合った状態で、慎重にならざるを得ないのが企業側の本音かもしれません。 とはいえ、レガシーシステムを使い続けることにも、業務効率の低下やセキュリティリスクの増大といった問題が伴います。そのため、「リスクを抑え、小さく始める」アプローチが現実的で実行可能な道筋だといえるでしょう。次章では、その進め方について詳しく解説していきます。 スムーズなモダナイゼーションを実現する3ステップ レガシーシステムからの移行を一度に進めようとすると、業務への影響が大きくなり、かえって混乱や定着の遅れを招く可能性があります。 そのため、まずはデータ連携から着手し、次に基幹システムのリプレイス、そして全社最適化へと段階的に取り組むアプローチが、無理のない進め方として注目されています。 ここでは、モダナイゼーションをスムーズに進めるためのステップを、順を追ってご紹介します。 ステップ1:データ連携層から着手する レガシー環境では、システム同士が密結合されていたり独自仕様で構築されていたりするため、新しいシステムとの連携が難しく、部門をまたいだデータ活用が困難です。そこで、まずは基幹システムには手を付けず、周辺システムとのデータ連携部分からモダナイズを始めます。 具体的には、APIの活用やETL基盤の整備、リアルタイム連携の導入といった手法により、システム間の情報の流れをスムーズにします。 部門ごとのPoC(概念実証)や小規模な連携改善からスタートすることで、既存の運用に負荷をかけずに変化を進めることが可能です。 点在していた社内データをつなぎ、可視化・利活用の基盤を整えることは、後続フェーズである基幹システム刷新や全社最適化の土台作りにもつながります。 ステップ2:基幹システムを段階的に置き換える 従来の基幹システムは、すべての機能がひとつにまとまった「モノリシック構造」で構築されているケースが多く、機能の一部を変更するだけでもシステム全体に影響が及んでしまうなど、拡張性や柔軟性に乏しいという課題がありました。 そこで重要になるのが、機能をモジュールごとに切り分け、必要な部分から順に入れ替えていくという発想です。マイクロサービス化やSaaSの活用を段階的に取り入れることで、将来の業務変化にも対応しやすいシステム構成に進化させることができます。 具体的には、ERP、SCM、会計といった基幹システムをフェーズに分けて計画的にリプレイスします。その際、ステップ1で整備したデータ連携基盤を活かし、事前にマスタデータの整合性を確保しておくことが重要です。これにより、各システム間での齟齬や情報のズレを防ぐことができます。 なお、すべてを一気に移行しようとすると、現行業務との整合が取れず混乱が生じるリスクがあります。旧システムと新システムの並行運用期間を設けるなど、段階的な計画を立てるようにしましょう。 ステップ3:全社最適化の推進 データ連携の整備と基幹システムのリプレイスが完了したあとは、各部門単位の最適化から一歩進み、企業全体としての最適化を目指すフェーズに入ります。 この段階では、BIやAIの活用によるデータドリブン経営の推進、全社共通の業務プロセス整備、そしてセキュリティやデータ品質を維持・強化するガバナンス体制の構築がポイントです。 情報の一元管理とプロセスの統一により、全社レベルでの迅速かつ的確な意思決定が可能になります。 また、ここで重要なのが「継続的な改善」に組み込む姿勢です。仕組みを整えたら終わりではなく、日々の業務や環境の変化に応じて定期的な見直しや調整を行うことが、全社最適を維持するうえで欠かせません。 段階的に積み上げてきた基盤の上に、組織横断での情報活用やプロセス統一を進めることで、迅速かつ的確な意思決定ができる経営基盤を整えていきましょう。 ノーコードで現実的な一歩を―ASTERIA Warpの活用 段階的にモダナイゼーションを進めるうえで、現場で扱いやすく、すぐに着手できるツールの存在は不可欠です。そこで注目したいのが、プログラミングの専門知識を必要とせずに開発や設定が行える「ノーコードツール」です。 IT人材が限られる現場でも導入・運用がしやすく、構築スピードが速いため、現場への定着もスムーズに進められます。処理の流れも視覚的に把握しやすいため、後からの修正や拡張も容易です。 中でも注目したいのが、10,000社以上の圧倒的な導入実績を誇る「ASTERIA Warp(アステリア ワープ)」です。ExcelやGoogleスプレッドシートなど100種類以上のアダプターを搭載しており、幅広い業務システムと素早く連携できます。 操作も直感的で、ドラッグ&ドロップで処理フローを組み立てる形式のため、システム部門以外でも扱いやすいのが特長です。さらにスケジューラ機能により、設定した処理を自動実行させることも可能です。 料金プランも5種類用意されており、月額3万円から(初期費用なし)とコスト面においても導入しやすいという特長があります。 さらに2025年8月からは、iPaaS版である「ASTERIA Warp Cloud」も加わる予定で、企業・組織規模に合ったより最適な製品・料金プランをお選びいただけます。 ASTERIA Warpの製品ラインナップと料金一覧はこちら ASTERIA Warpはその機能、使いやすさを評価いただき、国内最大級のIT製品/SaaSレビューサイト「ITreview」のデータ連携ツール部門で「5年連続Leader」を受賞。ユーザー評価に基づき13,000を超えるSaaS・ソフトウェアを選出する「ITreview Best Software in Japan 2025」では、Top100に選出されています。 ASTERIA Warpで低コスト、かつスピーディにシステム連携を実現した事例 株式会社野村総合研究所(NRI)様では、老朽化した会計システムの刷新に伴いSAP S/4HANAを導入。その際、ASTERIA Warpを用いてCoupaやConcurなどの業務システムと連携する基盤を構築しました。今後のサービス追加にも対応できる、汎用性の高い連携環境を整えた好例といえるでしょう。 野村総合研究所(NRI)様の事例詳細はこちら まとめ 今回の調査からは、レガシーシステムの属人化やブラックボックス化、そしてサポート切れといった課題が多くの企業に共通する悩みであることが明らかになりました。一方で課題を認識しながらも、IT人材不足や移行コストへの不安、既存業務への影響を懸念する声から、モダナイゼーションに踏み出せていない企業が少なくないことも浮き彫りになっています。 こうした状況においては「すべてを一気に変える」のではなく、まずは影響の少ない領域から着手し、段階的にモダナイズを進めていくアプローチを推奨します。その際は、迅速かつ柔軟にデータ連携ができるノーコードツールを活用するとよいでしょう。 まずはASTERIA Warp無料トライアルを通じて、自社の既存システムとの連携がどこまで可能かを試してみてはいかがでしょうか。

快速サーチャーGXとつないで帳票の登録や取得を自動化してみたlink.gif 2025年08月07日 13時10分

「快速サーチャーGX」は請求書や領収書をはじめとする各種帳票の一元管理を行う電子帳票システムです。電子取引から書類まであらゆる帳票に対応しており、独自のデータベースにより素早い検索が行えます。また電子帳簿保存法に対応しているため、安心して使用することができます。また、APIによって他サービスとシームレスに連携することも可能です。 今回はASTERIA Warpを使い、快速サーチャーGXへの証憑登録や証憑ファイルのダウンロードを自動化・効率化する方法をご紹介します。必要な設定は全てノーコードで実現できるため、スピーディーに実装を進めることが可能です。 連携内容 今回は快速サーチャーGX側で公開されているAPIを使用して次の3つの連携処理(フロー)を作成します。 電帳法の要件確認(画像検証)を行うフロー このフローでは、対象となる帳票の画像が電子帳簿保存法の要件をみたしているかをAPIで検証します。 証憑登録を行うフロー このフローではAPIを利用し、OCR機能で検索キー項目の作成と証憑登録を行います。また今回は電帳法の要件確認と証憑登録を一度に行うために、フローの統合の方法についてもご紹介します。 証憑ファイルのダウンロードを行うフロー このフローでは、APIを利用し登録済の証憑ファイルを指定してダウンロードを行います。 今回利用する快速サーチャーGXのAPIの詳細に関しては、株式会社インテック様にご確認ください。また、フロー中で使用するAPIのベースURLは快速サーチャーGXの利用開始案内をご参照ください。 それでは実際にフローを作成していきましょう。 フロー作成 電帳法の要件確認(画像検証)を行うフローについて こちらのフローについては、図1のようにコンポーネントを配置します。 図1 コンポーネントを配置した様子 このフローでは、青枠の中に配置している5つのコンポーネントでリクエストボディを作成します。その直後に配置するRESTコンポーネントで電帳法の要件確認を行うAPIリクエストを送信します。 作成するリクエストボディについては、ユーザー情報のXMLデータと対象ファイルのバイナリーデータから構成されるmultipart/form-dataとなっています。そのため、図2のようにコンポーネントをパラレルに配置しそれぞれを出力します。その後、合流地点のMIMEEncodeコンポーネントで1つのmultipart/form-dataにします。 図2 multipart/form-dataを作成する箇所 これらのパラレルに配置する2箇所とその合流地点のMIMEEncodeコンポーネントについて、上記の図に記載がある順番で説明します。 ① ユーザー情報のXMLデータを作成する処理 この処理では、まずMapperコンポーネントでユーザー情報のXMLデータを出力します。その後、MIMEEncodeコンポーネントでMIME形式にします。前者に関しては図3のように出力ストリームを設定し、必要なデータをマッピングします。 図3 Mapperコンポーネントの出力ストリーム 今回は扱うユーザー情報を、Const関数を利用して図4のようにマッピングします。 図4 マッピングの内容 もう一方のMIMEEncodeコンポーネントでは、「基本」タブの「Content-Type」プロパティで「application/xml」を指定します。「MIMEヘッダー」タブでは「Content-Disposition」を「form-data; name="xml"」とします。これらは図5、6のように設定します。 図5 MIMEEncodeコンポーネントのプロパティ(「基本」タブ) 図6 MIMEEncodeコンポーネントのプロパティ(「MIMEヘッダー」タブ) ② 対象ファイルのバイナリーデータを作成する処理 この処理では、まず確認の対象となるファイルをFileGetコンポーネントで指定します。このファイルはバイナリーデータとして出力したいので、図7のように「ストリーム型」プロパティを指定します。 図7 FileGetコンポーネントの出力ストリーム そしてMIMEEncodeコンポーネントで①と同様に「Content-Type」プロパティや「Content-Disposition」を指定します。これらは対象ファイルの形式に応じて指定してください。 ③ multipart/form-dataを作成する処理 合流地点のMIMEEncodeコンポーネントで、①②で出力されるMIME形式のデータを構成要素としたmultipart/form-dataを作成します。そのために「Content-Type」プロパティで「multipart/form-data」を指定します。 このコンポーネントに①②から矢印を接続する際は、順番に注意する必要があります。今回作成するリクエストボディでは、これらの順番が指定されているためです。このコンポーネントを右クリックした際に、図8のような順番が表示されれば問題ありません。 図8 接続した場合の順番 表示される順番が逆になっている場合は、このコンポーネントを右クリックし「入力順序」を選択、その後に順番を入れ変えてください。 ①から③で作成されたリクエストボディを含むAPIリクエストの送信を、RESTコンポーネントで行います。パスやメソッドは図9のように各プロパティで指定します。今回は「URL」プロパティでベースURLを設定しています。 図9 RESTコンポーネントのプロパティ その後、出力ストリームを右下で定義します。このAPIでは、電帳法の要件である色と解像度、諧調についての判定結果がレスポンスボディに含まれるため、図10のように設定します。 図10 RESTコンポーネントの出力コンポーネント 以上で1つ目のフローは完成です。 証憑登録を行うフロー こちらのフローについては、図11のようにコンポーネントを配置します。 図11 コンポーネントを配置した様子 配置するコンポーネントに関しては、先ほど作成した電帳法の要件確認を行うフローと同一です。 こちらでもmultipart/form-dataをリクエストデータとしており、その構成要素も同様にXMLデータとバイナリーデータです。そのため配置するコンポーネントの各プロパティは1つ目のフローと概ね同じ内容になります。 ただMapperコンポーネントで設定する出力ストリームやRESTコンポーネントのプロパティについては変更する必要があります。今回は使用するAPIに合わせて図12、13のように設定します。RESTコンポーネントについては、先ほどと同様に「URL」プロパティでベースURLを設定しています。 図12 Mapperコンポーネントの出力ストリーム 図13 RESTコンポーネントのプロパティ FileGetコンポーネントについては、先ほどと同じファイルパスを指定しています。このような設定にすることで、電帳法の3つの要件を満たしていることを確認し証憑登録を行うといった運用が可能になります。 以上が2つ目のフローの作成手順となります。 フローの統合 ここまでに作成した2つのフローは、1つに統合することで電帳法の要件確認から証憑登録を一度に実行できるようになります。更なる業務効率の向上が期待できるので、今回はこちらについて2つの方法をご紹介します。 方法1:コンポーネントのコピーとペーストによる方法 1つ目の方法は、コンポーネントをそのままコピーし、他フローでペーストする方法です。コンポーネントはプロパティの設定も含めてコピーが可能なので、今回のようなケースでは必要な作業を減らすことができます。 ただ、コンポーネントの数が多くなってしまうためフローの確認や理解に時間がかかってしまいます。また複数個所で流用した後に修正が必要になった際は、全箇所で作業を行わなければなりません。そのため管理が煩雑になる可能性があります。 方法2:サブフロー機能を使用する方法 2つ目の方法は、サブフロー機能を使用する方法です。この機能により、予め作成したフローを他フローの処理中に呼び出すことが可能になります。フローの呼び出しは図14のようにSubFlowコンポーネントのみで完結するため、配置するコンポーネントの数が少なくなり視認性が向上します。 図14 SubFlowコンポーネントのプロパティ さらに修正が必要になった際は、呼び出されるフロー1つのみを修正すれば済むため、方法1の欠点を気にせずフローを作成できます。その際は、コンポーネントをダブルクリックするだけで対象フローが表示されるので、ミスなく作業を進めることができます。 こちらの機能はStandardエディション以上でのご提供となるため、共通処理やコンポーネントの数が多くなる場合はぜひご利用ください。 そして、それぞれの方法で実装したフローが次の図15です。 図15 サブフロー利用前後の比較 比較すると、方法2ではコンポーネントの数が減少していることが分かります。 今回は証憑登録を行う処理のみをサブフローとして呼び出しましたが、電帳法の要件確認を行う処理も同様に設定することが可能です。その場合はコンポーネントの数をさらに少なくすることができます。 このようにサブフロー機能を利用すると、全体の見通しを良くすることができ、開発生産性をより向上させることができます。 またどちらの方法でもフローの統合の際、電帳法の要件確認を行うためのRESTコンポーネントの下にBranchコンポーネントを配置しています。 これは電帳法の要件についての確認結果が問題ない場合のみ後続の処理を行うことを目的としています。そのために、このコンポーネントの「条件式」プロパティで判定結果を確認する式を設定します。今回は図16のように「/VerifyResult/@color="true" and /VerifyResult/@resolution="true" and /VerifyResult/@gradation="true"」と設定します。 図16 Branchコンポーネントのプロパティ この後に行う動作確認は、統合後のフローを利用して進めていきます。 証憑ファイルのダウンロードを行うフロー こちらのフローについては、図17のようにコンポーネントを配置します。 図17 コンポーネントを配置した様子 まず上から2番目にFileGetコンポーネントを配置します。今回はリクエストボディの一部に、快速サーチャーGX上のファイルを指定するためのユニークキーが必要になります。ユニークキーは証憑登録の際に快速サーチャーGX上で確認できます。これをCSVファイルで管理しフローの実行時に読み込むことで、ファイルの動的な指定や、複数ファイルを対象とした処理が可能になります。 ユニークキーを入力するファイルを作成した後、図18のように「ファイルパス」プロパティでそのパスを指定します。ファイルの中身については、動作確認時に入力するため、現時点では空で問題ありません。 図18 FileGetコンポーネントのプロパティ そして図19のように「ストリーム型」を「CSV」に変更し、フィールドを1つ定義します。今回読み込むCSVファイルはユニークキーについての項目のみを持つためです。 図19 FileGetコンポーネントの出力ストリーム 3番目に配置するMapperコンポーネントはリクエストボディを作成する処理に相当します。今回はユーザーIDやパスワードなどから構成されるXMLデータが必要になるため、まず出力ストリームを設定します。ここで設定する「evidence_key」でユニークキーを扱います。設定する内容は図20のようになります。 図20 Mapperコンポーネントの出力ストリーム […]

7月ランキング発表!ホワイトペーパー・事例・ブログの人気TOP3…link.gif 2025年08月07日 12時22分

7月ランキング発表!ホワイトペーパー・事例・記事 ホワイトペーパー/動画視聴 1位 脱Accessをノーコード開発で実現! 先進企業4社の成功事例が導く最適解 導入事例1位 品質情報管理システムの立ち上げとSAP連携により、データ運用工数の大幅削減に貢献 [備前化成株式会社様] ブログ記事1位 Accessのサポート終了後も使い続けるデメリットと脱Access(移行)に成功した事例4選 イベント・セミナー情報 8月以降も多数の人気セミナーを開催予定!申し込み受付中のイベント・セミナー一覧はこちら           *<7月>ランキング発表* 2025年7月に最も多く閲覧された「ホワイトペーパー/動画・事例・ブログ」のTOP3を一挙ご紹介。 見逃していた方、もう一度ご覧になりたい方も、ぜひチェックしてみてください。 ホワイトペーパーDL/動画視聴【TOP3】 <人気1位> 脱Accessをノーコード開発で実現! 先進企業4社の成功事例が導く最適解 Accessを利用した業務には、下記のようにさまざまな課題が存在します。 ・プログラム知識が必要なため、属人化しやすく仕様変更が難しい ・動作環境が不安定になりやすい ・容量やデバイスの制限が多い ・2026年にAccessのサポート終了が予定されている このようにAccessの運用を続けることは、多くのリスクを招き、業務の負担増加につながります。 そこで、本書ではこれらの課題を解決するため、脱Accessを実現したASTERIA Warpユーザー4企業の導入事例を紹介いたします。 <目次> Access からのマイグレーション Accessで実施していたデータ抽出・加工・集計業務を自動 [スターティアホールディングス株式会社] 脱Accessで基幹システムへのアップロードシステム開発・運用を省力化 [株式会社ナジコ] 脱Accessで属人化を解消!バックオフィス業務の効率化を実現 [ファイテン株式会社] 製造情報のデータ統合でExcel/Accessによる属人的管理から脱却 [京セラ株式会社] 資料を読む <2位> kintone×ASTERIA Warpの組み合わせでさらなる業務効率化を実現する7つの利用パターン 資料を見る <3位> Web APIによるデータ連携デザインパターンとツール活用 資料を読む ホワイトペーパー一覧はこちら>>       導入事例【TOP3】 <事例1位> 品質情報管理システムの立ち上げとSAP連携により、データ運用工数の大幅削減に貢献 柔軟なEAI基盤の構築と品質情報のデータベース化により、高度な品質管理を実現 [備前化成株式会社 様] 事例を読む <事例2位> 某自治体(株式会社 日立製作所が構築したシステム内で導入) ServiceNowとデータ連携でデジタルプラットフォームを実現 [某自治体 様] 事例を読む <事例3位> ノーコードで多様な社内システムを柔軟に連携する基盤環境を構築 開発プロセスを標準化し、開発生産性の向上や拡大する連携ニーズに迅速に対応 [株式会社 野村総合研究所様] 事例を読む 導入事例一覧はこちら>>       ブログ記事【TOP3】 <ブログ1位> Accessのサポート終了後も使い続けるデメリットと脱Access(移行)に成功した事例4選 記事を読む <ブログ2位> マスタデータ管理(MDM)とは?メリットや進め方、導入事例をご紹介!MDMコラム[入門編] 第1回 記事を読む <ブログ3位> 多くの企業で行われる「Excel(エクセル)による台帳管理」 課題や効率化のヒントとは? 記事を読む ブログ一覧はこちら>>                 イベント・セミナー情報     ◆ 定期開催セミナー WEB 【主催:アステリア】11:00~11:30 30分で丸わかり!データ連携ツール 「ASTERIA Warp」製品紹介セミナー 8月26日(火) 9月9日(火) […]

AUG Developers勉強会開催レポートバージョンアップを、始めた…link.gif 2025年08月06日 10時00分

開催レポート こんにちは。アステリアの菊地です。 7月16日に東京で「Developers勉強会」を開催しました!バージョンアップに備える「ゆるっと対策会議」とASTERIA Warpの最新バージョン「2506」の新機能紹介、さらには新製品「ASTERIA Warp Cloud」のご紹介など、“今”抱える課題から“これから”活用を進めるためのヒントが盛りだくさんの内容でした。 そろそろやっとく?バージョンアップ前のゆるっと対策会議 今回、バージョンアップ対策を教えてくれたのはNX情報システムの林さん。 広くASTERIA Warpをご活用いただいていて、本番でも3環境を管理されているのだとか。 たくさんの環境を管理する上でメンテナンス性が担保されるような開発ルールを“ABC“になぞらえて教えてくれました。 そんな林さんがバージョンアップを意識するのは“サポート切れ”がきっかけとのこと。 ですが、複数バージョンのWarpを管理していることもあり、なおかつ2412で対応するJavaが変更になるなど確認の範囲が拡大したため、簡単にはバージョンアップできない状況が発生…! そこで、今回はサポートプランを変更しサポート期間を伸ばした中で影響調査と準備を進められていくとのことでした。 複数環境を管理されていると影響範囲も膨大になるんですね… 参加者からは ABCがとても参考になりました。フローの並順もうまく納まって、整理の仕方がとても良いですね。 バージョンアップに向けての準備という視点で、現状の構成等を見直す機会なのかもと思いました。 といった声があり、Tipsからバージョンアップまで学びと気づきを得られるセッションでした。 林さん、ありがとうございました! ASTERIA Warp最新情報(2506新機能紹介) 続いては開発のオウミからASTERIA Warp最新バージョン2506のご紹介。 最新バージョンでは、JSONデータの処理機能が強化され、複雑なJSONデータの加工もできるようになったとのこと。 JSONストリームに加えて、今回追加されたJSONコンポーネントでより自由度の高いJSON操作が行えそうですね! さらにはバージョン管理機能の強化、ということでGitの対応が強化されたそうです。 今までフローデザイナーからできなかったブランチの操作やスタッシュの操作がフローデザイナーのUIから行えるようになりました。これでASTERIA Warpの“ソース”であるプロジェクト・フローをより容易に管理できるようになりそうです。 ASTERIA Warp Cloudのご紹介 最後はプロダクトマネージャーのショウジから新製品「ASTERIA Warp Cloud」のご紹介です。 これまでは必ず「インストール」が必要だったASTERIA Warpが、ついにマネージドされた環境と合わせて提供されるようになりました! 環境までまとめて面倒見てくれるのはラクですよね! もちろん、これまで提供されてきた従来のASTERIA Warpも引き続き提供されるので運用形態、リソース、活用用途に合わせてエディション、プランをご選択いただくことが可能になりました。 参加者からも サーバー運用含めてお任せできるというのは良い選択肢と思いました。 ハードウエアを準備せずにすぐにASTERIA Warpサーバーが構築できるところは魅力的と感じました。 といった好意的なコメントがたくさん! 環境も含めて選択肢が広がったASTERIA Warpの今後に期待です! 参加者コメント 一番興味があったGitの変更に関してご説明いただけて、参加した甲斐があったと思いました。 最新バージョンとクラウド化の詳細情報を収集できて、さらに懇親会では色々と質問にお答えくださり大変満足です。(この時間が一番貴重です) Warp開発者の方やヘビーユーザーの方のお話を聞けたことが非常に参考になり、参加して良かったと感じました。 などといったご感想をいただき ました! 勉強会の様子や登壇資料はAsteria Parkで確認できるので、ぜひご覧ください! 編集後記 久々のDevelopers勉強会でしたが、ユーザーのみなさんにお会いできて楽しい時間でした。 懇親会でもデベロッパー同士の情報交換が活発に行われ、登壇者のみなさんもあちこちで引っ張りだこでした! 参加者の方からは「参加してみて敷居が低くなり、やってみようという気持ちになった!」「分からないところを“人に聞ける”のが大きい」といった嬉しい声をたくさんいただけまして、ユーザー会をもっと活用してもらえるように頑張ろう!と思えた一日でした。 まだAUGの活動に参加したことのない方もぜひお気軽にご参加くださいね。 次回もぜひお楽しみに!!

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