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星0つ 企業三菱レイヨン  企業概要

 当社グループ(当社及び連結子会社)は、21世紀に成長し続けるユニークなスペシャリティー企業を目指し、当社の基盤である触媒技術、有機合成技術、高分子合成技術、高分子賦形技術、バイオ技術を軸に、生産技術の革新・高度化と新製品の開発に注力しました。

 現在、研究開発は、コーポレート研究所である中央技術研究所、横浜先端技術研究所、生産技術研究所、豊橋技術研究所及び各事業に直結した開発センターを中心に推進されています。研究開発人員は、グループ全体で870名です。

 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、共通費用390百万円を含む14,861百万円(退職給付会計における数理計算上の差異償却額を含む)です。

 当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発概要及び研究開発費は次のとおりです。なお、事業の種類別セグメントの研究開発費は、退職給付会計における数理計算上の差異償却額を除いた実質ベースにて記載しています。

(1) 化成品・樹脂事業関連

 当連結会計年度の主な成果として、化成品関連では、MMAモノマー製造技術に関して、触媒、プロセスの技術改良を継続的に実施するとともに、改良触媒工場導入後の安定運転を継続しました。また、メタクリル酸精製法に関して、新規大型化手法の研究開発を進めました。

 機能樹脂関連では、アクリル樹脂板事業において、反射防止、防眩、汚染防止などの機能を付与したハードコート板を開発しました。また光源がLED化した薄型液晶TV向けの導光板用アクリル樹脂板の生産を開始しました。アクリル樹脂成形材料では、IT分野の市場ニーズにマッチした光学グレードの低異物化及び超高流動性化に注力し、市場への展開に取り組みました。また、アクリル系ゴムの市場拡大に向け、高衝撃グレードのマーケティングを行いました。エンジニアリングプラスチック関連では、自動車部品用コンパウンド材料の高機能化及び炭素繊維を利用した特殊グレードの開発に取り組み、市場の拡大に注力しました。

  機能化学品関連では、環境対応が加速する自動車用塗料にて、内装用溶剤系TXフリー型樹脂及び水系エマルションが新規採用されました。建築外装用塗料では、低汚染性有機無機ハイブリッド樹脂の現場施工塗料への展開を開始し、超耐候性HALSハイブリッド樹脂の実用性能向上を加速しました。防汚塗料では、防汚薬剤低減型の樹脂開発を加速させ、顧客評価にてその効果を確認しました。アクリルパウダーでは、貯蔵安定性と柔軟性の両立を達成したテキスタイルインキ用新品種を上市し、市場展開を加速しました。電子先端材料分野では、印刷特性に優れた各種金属ペースト用樹脂バインダーの開発を推進し、従来のPDP用途以外への展開を開始しました。また、機能性フィルム周辺の技術形成を加速し、アクリル系樹脂の特長を生かした種々の用途展開を実施しました。

- 以下略 -

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