レイズネクスト 【東証プライム:6379】「建設業」 へ投稿
企業概要
(1)経営の基本方針
[企業理念]
産業インフラを支える。豊かな未来を拓く。
・安全で安定的なプラントの操業を支え、人、暮らし、環境の未来に貢献します。 ・メンテナンスとエンジニアリングによって、プラントおよび設備の最適化を実現します。 ・多様性・自主性を尊重し、従業員・パートナー企業の幸せを追求します。 |
[長期ビジョン]
RAIZNEXT Group V-2032
・エネルギーに携わる企業としての社会的責任を全うし、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。 ・常に最新の技術を導入・洗練し、メンテナンス・エンジニアリングの両輪でパートナー企業と共に最大限の顧客価値を提供し続けます。 ・人々の暮らしを支えるプラントの安定稼働を守る柱であるというプライドを持ち、従業員がやりがいをもって働くことのできる会社を目指します。
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[行動指針]
進取果敢
既存の枠組みに捉われず 新しい発想で積極的に 挑戦します。 |
| 誠心誠意
お客様によりそい 一つひとつの仕事に 心を込めて取り組みます。 |
| 共存共栄
関係する全ての人を尊重し ステークホルダーとともに 発展します。 |
(2)経営環境及び対処すべき課題
世界的なカーボンニュートラル社会への移行の潮流から、将来的には石油製品を含む化石燃料の消費減退を受け、当社主力の石油精製、石油化学関連のプラントメンテナンス・エンジニアリング市場は縮小傾向となると予想されます。一方、新たに再生可能エネルギーへの旺盛な設備投資が見込まれ、この分野への更なる進出が課題となります。
またウクライナ問題の長期化により、今後ステンレス鋼などの一部の資材の不足や長納期化が懸念される中、これを見据えた当社の調達戦略が課題となります。
さらに、2024年から建設業界にも適用される時間外労働上限規制への対応が求められており、DX技術を活用した業務効率化、生産性を向上させるための更なるICT技術の導入が喫緊の課題です。
当社はこれら喫緊の課題に対処する一方、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指して、サステナビリティ経営を推進いたします。2023年度は当社のマテリアリティ(重要課題)の解決に向け取り組んでまいります。
第2次中期経営計画における進捗としては、メンテナンス事業においてはこれまでの3事業部体制から1事業部へ集約する組織改編を実施しました。これにより、メンテナンス事業における人員等の最適化による更なる大型定修工事の受注や意思決定の迅速化を目指しております。また日常保全工事と定期修理工事においては、新規エリア参入を達成しております。エンジニアリング事業においては、新規メガソーラー発電所やグリーンアンモニア製造プラントの建設工事を受注し、カーボンニュートラル社会に向けた工事受注を積み重ねております。
また、閉鎖製油所の将来計画への積極的な参画に向け、まずは無害化工事や設備撤去工事等の基盤整備工事を受注しております。社会的な需要が高まる非鉄金属事業においては、新設・改造工事の受注も強化しております。タンク事業においては、未参入の石油備蓄会社、石油精製会社のタンク工事を新規受注したほか、水素に加えアンモニア貯蔵タンクの設計・施工技術の調査・検討も実施しております。
経営基盤の強化については、ガバナンス強化のため全社的リスクマネジメント体制を整備いたしました。また、サステナビリティ経営をスタートし、マテリアリティ(重要課題)とKPIを策定し企業価値向上の取り組みを進めております。従業員に対しては、働きやすい職場環境実現のため、工事現場事務所等の環境改善やフリーアドレス制度の導入を行いました。2024年時間外労働上限規制への対応においては、派遣監督の増員と定期修理工事業務の標準化による業務効率向上を進めております。あわせてデジタル戦略部を新設し、より一層DXを推進し生産性の向上を目指しております。
① 業績計画
第2次中期経営計画最終年度(2024年度 2025年3月期)業績目標
<連結>
| 2024年度目標(2025年3月期) |
完 成 工 事 高 | 1,450億円 |
営 業 利 益(率) | 105億円(7.2%) |
親会社株主に帰属する当期純利益(率) | 70億円(4.8%) |
② 経営指標の目標値
自己資本当期純利益率(ROE)・・・ 8%以上
連結配当性向 ・・・・・・・・・・40%以上
長期ビジョン、第2次中期経営計画の詳細につきましては、当社ウェブサイトに掲載しておりますので、そちらをご参照願います。(https://www.raiznext.co.jp/)
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