企業兼大株主J-オイルミルズ東証プライム:2613】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社では、「おいしさデザイン®」による付加価値創造を目指して商品開発・技術開発を進めております。事業ごとに設置した各研究開発グループと中長期および横断的な開発を担う「フードデザインセンター」により、おいしさ・健康・低負荷の課題を解決すべく、研究開発活動を行っております

 フードデザインセンター「イノベーション開発部」は、新技術の開発・コア技術の獲得と強化を、「研究開発戦略部」は、研究開発部門の戦略立案を通して、獲得された技術での利益の最大化を推進しております。

 アプリケーション開発ではプレゼンテーション機能を併せ持つ「おいしさデザイン工房®」を中心に、当社の持つ製品や技術を掛け合わせて、揚げ物料理や調理、健康、調味、低負荷といった様々な付加価値機能を追求するとともに、お客様や市場との接点を多く持つことで「おいしさデザイン®」による付加価値創造と社会課題解決のためのソリューション提案活動に努めております。主な当社製品の研究開発は次のとおりであります。

①家庭用油脂商品の開発においては、生活者のベネフィットを第一に考え、おいしさ、健康、環境および調理者の負荷低減に寄与する商品開発を行っております。

②業務用油脂商品の開発においては、食のプロに向けて、作業環境の向上、長持ち機能など経済性および環境さらには調理作業の低負荷に繋がる商品の提供を目指し開発を行っております。

③乳系PBF事業においては、家庭用および業務用マーガリン、業務用ショートニング、粉末油脂、乳系植物性食品の開発を行い、油脂加工技術を活用して、一般消費者や食のプロのニーズにお応えしております

④テクスチャーデザイン事業においては、当社独自の加工技術を用いて、畜肉製品、水練り製品、菓子類、製菓など幅広いジャンルの食品に対して、好ましい食感・物性・機能性を付与できる機能性澱粉の商品開発を行っております。

新領域事業においては、主に海外のすしロールに利用される大豆シートや、ビタミンE、ビタミンK2などのファイン素材の開発を行っております。

 なお、研究開発費の総額は、1,355百万円であります。

 セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。

(油脂事業)

 家庭用油脂分野では健康意識の高まりを受け、クッキングオリーブオイルの新商品 JOYL「AJINOMOTO やさしいOliveOil」300gスマートグリーンパック®を発売しました。またADMINISTRATION MANAGEMENT CONSULTING SERVICES P.C.,(ギリシャ)のブランド「GOUTIS ESTATE」のエキストラバージンオリーブオイルを輸入し、当社公式オンラインショップ限定で販売を開始しました。さらには健康イメージと使いやすさで市場拡大中のこめ油をブレンドし、あらゆる料理にお使いいただける新製品 JOYL「AJINOMOTO こめ油たっぷりクッキングオイル」を発売いたしました。

 当社はプラスチック廃棄物やごみ容積の削減、CO2排出量削減を取り組むべき課題と認識しており、具体的な課題解決として紙パック採用によりプラスチック使用量約60%削減を実現した環境配慮型商品を「スマートグリーンパック®」シリーズとして展開しております。店頭における視認性・識別性を高め、「スマートグリーンパック®」の特長をより分かりやすく伝えるため、パッケージデザインを一新し、9製品に拡大しました。例えば、ごま油では家庭内需要が高まり、風味付けなどの用途が広がったことからJOYL「AJINOMOTO ごま油好きの純正ごま油」300gスマートグリーンパック®を発売いたしました。

 業務用油脂分野におきましても、CO2発生量の削減によるサステナブルな社会実現へ貢献すべく、当社独自技術「SUSTEC® (サステック)」を導入した商品である「長徳®」シリーズのCFP認証を「長徳®キャノーラ油」に続き取得し、拡販に取り組みました。加えて、食資源を大切に使用したいというお客様の要望に応えるべく、フライ油廃棄に関する管理基準の提案など、幅広く活動してまいりました。また、調理における技術不足・手間軽減(時短)・安定調達をサポートする商品を提供することで、外食や中食の調理現場がサステナビリティを実現しつつ、生活者のニーズに対応した製品およびサービスを開発しております。

 なお、当事業の研究開発費の金額は、830百万円であります。

(スペシャリティフード事業)

乳系PBF分野では、昨年度発売を開始した「Violife(ビオライフ)」シリーズから、「Violife 植物生まれのチーズ ブロック スモークタイプ」と「Violife 植物生まれのチーズ シュレッド モッツァレラタイプ」の2品を新たに発売いたしました。また、販売中の「Violife 植物生まれのチーズ シュレッド チェダータイプ」をお試ししやすい100gサイズにリニューアルいたしました。粉末油脂分野では、生産部門との連携を通して噴霧乾燥工程の生産効率の向上、安定生産へのサポートを継続しております。

テクスチャーデザイン分野では、昨年度より展開している業務用新ブランド「TXdeSIGN ®(テクスデザイン)」シリーズの新商品として、通常のαでん粉と同等以上の吸水が可能な上、ダマになりにくいなどのユーザビリティーを向上させたスターチ素材「クレムス」ならびに、エンドウ豆でん粉を当社の独自技術で加工した、たらこなどの魚卵製品の代替となる「キャビール」の2品を発売いたしました。

新領域分野では、大豆シート食品「まめのりさん®」とファイン分野のビタミンK2は、生産効率改善や販売促進に対応した技術開発に取り組みました。また、プラントベースミートなどの結着用途として、卵白の代替となる「プランコネクト」を発売いたしました。

 なお、当事業の研究開発費の金額は、525百万円であります。

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