ルネサンス 【東証プライム:2378】「サービス業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社の企業理念である「わたしたちルネサンスは『生きがい創造企業』としてお客様に健康で快適なライフスタイルを提案します」という言葉には、人々のエネルギー・情熱の源泉である「心身の健康」をお客様に提供することによって、お客様の「生きがい創造」のお手伝いをするとともに、その仕事を通して従業員の生きがいをも創造することを目指すという思いが込められております。
現在のわが国は、世界に類を見ないほど急速に少子高齢化が進んでおり、人口減少による経済の停滞や社会保障負担の増大等、直面する危機に対して、果敢に挑戦することが求められております。当社の事業は、様々な社会問題の解決に役立つ高い社会価値を有していると自負しております。当社は、健康ビジネスという事業そのものを通じて、企業の存続・成長に欠かすことのできない高い収益性(事業価値)と、社会問題の解決に応えていくという広い社会性(社会価値)、そして全てのスタッフが仕事そのものに「生きがい」を感じ、自己を成長させていくという深い人間性(人間価値)の3つの価値を調和、実現させることを目指しております。
(2) 目標とする経営指標
当社は、収益力を示す指標として売上高営業利益率、経営の安定性を示す指標として自己資本比率、また、経営の効率化を示す指標として自己資本当期純利益率を重視しております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
新型コロナウイルス感染症(以下、「本感染症」といいます。)の影響につきましては、2023年5月より感染症法上の位置づけが2類相当から5類に移行し、サービス消費の活発化や景気回復が期待されます。一方で、エネルギー資源・原材料価格のさらなる高騰や物価上昇の影響等、引き続き先行きは不透明な状況が続くことが予想されます。
このような中、当社グループは、「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」を長期ビジョンに掲げ、中核事業であるスポーツクラブ事業における既存施設の収益性の向上と新規施設の着実な成長、介護リハビリ事業の拡大、さらに、企業・健康保険組合に向けた事業及び自治体に向けた事業等のヘルスケア領域と各事業との連携を通じた付加価値の創出に取り組んでまいります。
経営課題への対応としましては、以下の重点項目に取り組んでまいります。
項目 | 具体的な取り組み |
スポーツクラブ 事業の回復・ サービスデザインの再設計 | ・会員数の伸長及び単価アップにつながる付加価値の向上 ・店舗オペレーションの標準化を土台とした、業務の自動化・省人化・集約化による運営の効率化 ・顧客感動満足につながるサービスデザインの再設計及びその実現のための人材採用・育成の再強化、デジタル分野の強化 ・スポーツクラブと自治体に向けた事業の連携を通じた、地域に根差した活動の推進 |
ヘルスケア領域の 事業拡大 | ・リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」の新たなモデルの確立及びフランチャイズ施設の拡大 ・企業・健康保険組合に向けた、RENAISSANCE Online Livestream(以下、「ROL」といいます。)等のオンラインプログラムを活用した健康経営支援の拡大 ・自治体に向けた、健康を軸としたまちづくりの推進、健康増進施設の運営、学校の体育授業受託等の拡大 ・認知症予防やがんの保険外のリハビリテーション等、高齢化社会が抱える社会課題へのソリューション開発 |
項目 | 具体的な取り組み |
人材への投資 | ・社内における健康経営の実践及び従業員エンゲージメントの向上 ・一人ひとりのパフォーマンスの向上を目的とした人材開発及び組織開発 ・持続的な成長を可能とする組織構築のためのD&I推進、人事制度等の環境整備 ・昨今の物価上昇や価値創造の源泉となる人材確保等を考慮した給与水準の引き上げ |
企業変革・DX | ・部門間の連携強化機能を司るマーケティング推進本部を起点とする、部門横断でのコミュニケーションの促進 ・2024年度以降の成長を見据えた、全社最適の視点でのシステム設計 |
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