共和電業
【東証スタンダード:6853】「電気機器」
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企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営の基本方針
当社グループは、企業として到達したい将来像として、経営ビジョン「計測を通じ、お客様と共に社会と人の安全を実現し、安心な未来をつくる」を制定しております。経営ビジョンを実現するための5つの視点(「販売、市場」「技術、開発」「品質、生産」「人事、労務、働きがい」「業務・管理システム」)を切り口からあるべき姿・ありたい姿と現実とのギャップを課題としてとらえ、その課題を解決するために6つのミッション(「魅力あふれる製品・サービスを提供する」「新しい計測のカタチを提供する」「確かな計測技術を磨き続ける」「お客様ごとに配慮が行き届いた製品・サービスを提供する」「社員の働きがいを向上し続ける」「IT人材を確保し、時代に合うIT環境に再構築する」)を掲げ取組んでおります。
(2)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当社グループを取り巻く経営環境は、国内の実験研究分野向け計測器市場が成熟する一方でニーズは多様化し、幅広い顧客層を抱えるも個々の提案力が求められ、グローバル化推進についても販売体制の強化と製品のローカライズ化等対応すべき課題があります。これらの課題解決に加え、インフラ構造物に対する一層の安全意識への高まりや老朽化への維持管理等、当社グループが貢献できる領域は拡大している状況を当社グループの成長の機会ととらえ、更なる企業価値向上を目指せると判断しております。さらに、サステナビリティに対する社会の関心の高まり等により産業構造が変化しております。
当社グループは、このような事業環境の変化に適応するため、2025年度を初年度とする新中期経営計画「KYOWA Vision 2027」では、基本方針を「既存分野の深耕とサービスの拡充・創出により持続的な事業の成長を目指す」、「収益力の向上と資本効率の改善により企業価値向上を目指す」こととし、その実現に向け、次の基本戦略と重点施策の着実な実行により、持続的な成長と企業価値向上を推進してまいります。
<中期経営計画「KYOWA Vision 2027」における基本戦略・重点施策>
基本戦略①「計測事業のさらなる拡充」
・校正事業の拡大
・クラウドサービスの事業化
・生産強化に向けた投資の検討
・現地調整・点検作業等のフィールドビジネスの強化
・お客様のニーズを満足する時代に合った商品のタイムリーな提供
基本戦略②「顧客満足のさらなる向上」
・ECサイトのラインナップ拡充による販売力の強化
・デジタルの積極的な活用による提案・販売力の強化
・お客様視点に立った情報発信力の強化
・汎用製品の計測ソリューション対応力の強化
基本戦略③「変革を促す組織基盤の強化」
・IT環境の再構築
・生産性の高い組織を実現するための働きやすい環境整備への投資
・人とつながり協働するための企業風土の醸成
・収益力向上に向けた製品戦略と資産効率の改善
基本戦略④「ESGへの取り組み」
・環境負荷低減コストの吸収など、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの推進
・企業の持続的な成長に向けた人材育成、人事評価制度の再構築
・ガバナンスの実効性向上
(3)目標とする経営指標
安定的な収益確保による財務体質の強化を優先課題として、目標とする経営指標を売上高営業利益率およびROEと定め、継続的な成長軌道に乗せることを目指しております。
2025年度における主な計数目標は下表のとおりであります。
| 2024年12月期実績 | 2025年12月期目標 |
売上高(百万円) | 15,350 | 15,800 |
営業利益(百万円) | 1,356 | 1,400 |
営業利益率(%) | 8.8 | 8.9 |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 1,066 | 1,100 |
ROE(%) | 6.0 | 6.1 |
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