企業兼大株主日本カーボン東証プライム:5302】「ガラス・土石製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 会社の経営の基本方針

 当社は、わが国の炭素工業の草分け的存在として、1915年の設立以来カーボンの優れた特性を活かした多種多様な製品を生み出し、社会に送り出してまいりました。常に「わが国炭素工業分野のパイオニアとして、人と社会に貢献する企業であり続ける」ことを企業理念として、安定的な業績基盤を確立し、技術で社会に貢献する会社として限りない挑戦を今後も続けてまいる所存であります。その実現のため、時代のニーズに合った新製品の開発と、厳しい品質へのこだわり、環境への配慮に重点を置いた製品の供給とともに、国際競争力のあるコストの実現と、それを可能にする優れた人材の育成を推進しております。

(2) 目標とする経営指標、中長期的な会社の経営戦略、会社の対処すべき課題

 昨今、AIやIoTといった新技術の急速な進化や地政学リスクの高まりなどから、企業には変化する時代を生き抜く力が求められています。当社グループは、前中期経営方針を完遂させ、その結果を踏まえ、2025年度を初年度とする新たな中期経営方針「GO BEYOND 2030~収益性向上とサステナビリティ経営の両立~」を策定いたしました。

 本中期経営方針では、様々な問題が顕在化すると言われている2030年を最終年度として定め、当社の経営理念である「愛と化学の社会を目指す、夢と技術のある会社」のもと、企業の持続的成長とサステナブルな社会の実現を目指すことを重要課題としております。事業につきましては、為替リスクや各国の政策による世界経済の変動などが懸念されるものの、年率10%前後の売上拡大を目指し、収益力の強化に努めてまいります。また、GHG排出量の削減など、カーボンニュートラルの実現へ貢献し、サステナブルな社会の実現を目指してまいります。全てのステークホルダーにご満足いただけるよう、グループ一丸となって収益性の向上および企業価値の向上に取り組んでまいります。

<中期経営方針「GO BEYOND 2030~収益性向上とサステナビリティ経営の両立~」>

(ア)収益性の向上

製品

想定される外部環境

基本方針および具体的施策

ファインカーボン

関連製品

・AIや5G技術の進化や普及、データセンター需要の拡大

・xEV市場の中長期的伸長

・国内および海外でのシェア拡大

・積極的な経営資源の投入と製造コスト削減の実施

電極材関連製品

・高炉から電炉への切り替え

・xEV市場の中長期的伸長

・需要に応じた最適生産体制の確立

・徹底的なコスト削減の実施

・電極の販路見直し

炭化けい素関連製品

・航空産業の市場拡大

・セラミックス基複合材料の研究促進

・需要増加に対応するための人材確保および安全操業の実現

新規事業

・DX/GXに関連した産業が拡大

・パワー半導体関連製品の事業化

・カーボンニュートラルに係る事業の創出

(イ)サステナビリティ経営の推進

項目

想定される外部環境

基本方針および具体的施策

カーボンニュートラルへの貢献

・気候変動問題に対する意識の高まり

・GHG排出量削減の実現

・当社製品を通じてのカーボンニュートラル社会の実現

人材確保および育成

・日本社会の高齢化に伴い、労働人口は減少

・社員のエンゲージメント向上に向けた取り組みの推進

・多様な人材が活躍できる企業風土の醸成

(ウ)株主還元の強化

 当社は、株主の皆様への最適な利益還元を経営上の最重要責務の一つと考えております。今後も、事業活動により得られた利益につきましては、安定的な配当の原資としての活用を目指すと共に、事業の拡大や経営基盤の強化に繋がる生産体制の拡充、新規事業の創出を目指した研究開発などに投資し、収益性の向上を図ってまいります。更に、業績、財務状況および経営環境を勘案し、自己株式の取得など、機動的な株主還元を行ってまいります。

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