企業アキレス東証プライム:5142】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 「新たな価値・事業の創造」、「画期的な技術・商品の創出」を目指し、当社のコア技術であるプラスチック加工(成型・製膜・発泡)を軸として「環境」と「快適性」をキーワードに研究開発活動を行ってまいりました

 環境配慮型の商品としては、フレームラミネート用バイオマス軟質ポリウレタンフォームとバイオマスPVC合皮を複合化したバイオマスプラスチック複合サスティナブル素材の開発など、幅広い展開を進めました。また快適な生活空間を創る商品としては、鉄骨造外張り断熱工法に対応し優れた断熱性を有する断熱材の開発や、抗バイオフイルム・低イオン溶出性を特徴とした帯電防止フイルムを開発し、豊かな暮らしに貢献可能な製品の開発を進めております。

 当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は、1,132百万円であり、各事業の研究開発の目的、主要課題、成果および研究開発費は以下の通りであります

 なお、研究開発費には各事業に配分できない基礎研究費487百万円が含まれております。

(1)シューズ事業

 シリーズ累計販売8,400万足を突破した「瞬足」から、「WING SLIDER(ウイングスライダー)」を発売しました。ミッドソール上面にソールがしなるようミゾを施した「INNER FLEX SYSTEM(インナーフレックスシステム)」を採用し推進力をサポート。さらに、反発性を高めた新反発素材「BOUND FOAM(バウンドフォーム)」をミッドソールに採用しトランポリンのように弾むような感覚を実現しております。

 1~3歳児を育てる保護者の声をもとに、子どもが履きやすく、保護者も履かせやすい工夫を随所に取り入れて開発した「瞬足足育ベビー」シリーズからは、靴の脱ぎ履きや歩行を通じ、4つの動作(かたちあわせ・つまむ・かんじる・そろえる)でトレーニングして認知機能を養う「脳トレシューズ」を発売しました。

 レザーシューズ「アキレス・ソルボ」からは、長時間履いても快適なウェッジソールシューズ「アキレス・ソルボ H 590」を発売しました。お客様や売り場スタッフからの声から生まれ、厚底でありながらも約235g(23.0cm時/片足)と軽量で、スニーカーのように歩きやすいのが特長です。クッション性に優れた厚めのインソールが足裏にフィットするアナトミー形状になっております。

 当事業に係わる研究開発費は209百万円であります。

(2)プラスチック事業

 車輌資材関係は、一般家具用で、リサイクル材を使用した環境対応PVC合皮に新規意匠を加えてラインナップの充実を図りました。

 化成品関係は、農業用分野では苗木の食害防止材用の生分解性シートの開発に着手しサンプルワークを開始しました。一般・産業用分野では抗バイオフイルム、低イオン溶出性を特徴とした帯電防止フイルムを開発し、高機能フイルム展等でリリースしました。

 建装関係は、気軽にお部屋の模様替えが楽しめる壁紙として、特殊不織布素材の粘着壁紙「壁STRY」、及びヨーロッパ発のハイクオリティなデザイン壁紙「AS CREATION」を、アキレス公式ウェブショップで販売を開始しました。

 防災関係は、新商品エアーテントで、廉価版「CST―45」の販売を開始しました。レジャー&防災用ボートでは、クラウドファンディング「Makuake」で「CNR3―350」の販売を開始しました。

 当事業に係わる研究開発費は383百万円であります。

(3)産業資材事業

 断熱資材関係は、鉄骨外張り断熱工法向けに石膏ボードと高性能ウレタンボードを一体化させた「アキレス準不燃QDパネル」を開発しました。このパネルを用いた「QDパネル鉄骨外張り断熱システム」は、多様な鋼板外装材の選択が可能であり、鉄骨造建築物の省エネ性能や施工性の向上・結露リスクの低減が図れ、準耐火建築物(ロ準耐2号)にも対応しております。

 工業資材関係は、静電気対策製品として、高精度が要求される生成AI半導体分野を中心に300mmウエハー用非接触式搬送システムとして「NA―12M容器」および「T―WSR300SGリングスペーサー」を開発、上市しました。

 当事業に係わる研究開発費は52百万円であります。

(4)独自技術による成長分野への新商品を担う研究開発本部では、当社独自のポリピロールめっき法を用いて、低温・常圧のプロセスでガラス基板への高密度めっき形成を可能にする技術を新たに開発しました。またフレームラミネート性(熱融着性)と難燃性を備え、より広い用途に使用できる特殊タイプのフレームラミネート用バイオマス軟質ポリウレタンフォームを開発しました。

 DX(デジタルトランスフォーメーション)推進のため、画像解析AIについては検討を進め試験運用を開始しました。さらに生成AIを活用するための技術検討を開始しました

 プラスチックのリサイクル技術開発として異素材複合品のリサイクル技術について検討を継続しており、環境に配慮した循環型製品の開発を目指しております。

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