企業TSIホールディングス東証プライム:3608】「繊維製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

当社グループは、構造改革と未来戦略の社内プログラムである「TSI Innovation Program 2024」を、2021年4月に公表いたしましたが、新型コロナウイルス感染症のまん延が続いたことから、改めて計画を見直すこととし、改めて2025年に向けた新たな中期経営計画「TSI Innovation Program 2025(TIP25)」を策定のうえ、2022年4月に公表いたしました。

当社グループは、引き続きデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴う社会環境及びお客様のライフスタイルの変化に対応し、「ファッションエンターテインメントの力で、世界の共感と社会的価値を生み出す」という当社のパーパスに基づき、自社の独創的な提供価値の創出に向けた改革を進めてまいります。

(1) 各ドメインにおけるブランド価値の向上

① 魅力的なコミュニティの創造

遊び場の創造、既存会員へ向けた新たなサービスの拡充、アパレルとカフェ事業との融合など、社会と顧客を 起点に体験をデザインし、ライフスタイルに寄り添うエンターテインメントビジネスを展開し、同時に海外市場への進出も目指してまいります。

② 「遊び」のプラットフォーム拡充

当社が有するストリートファッションのブランド「HUF」及び「TACTICS」を中心に、スケートボードやスノーボードのイベント参加並びに大会開催などを通じて、ストリート、スケートボードカルチャーを世界に向けて発信するとともに、日本国内における定着を目指します。また、モノ・コト・コンテンツが一体となった新たなエンターテインメント事業を展開し、「ここだけの体験」の提供に取り組んでまいります。

③ トレンドと変化への対応

当社グループにおける最大の強みであるレディースブランドのクリエイティビティを復活させ、百貨店、ファッションビルなどにおける上位ポジションを当社ブランドが獲得できるよう図ってまいります。また、増加傾向にあるOMO(Online Merges with Offline)をはじめとして、新たな需要を見極めながらブランド力の強化に努めてまいります。

④ 次世代コンテンツの拡大

既存の顧客資産を活用したD2C (Direct to Consumer) ブランド事業のネクストステージを作り上げ、事業規模の更なる拡大を目指します。競合他社のD2Cブランドとの差別化を図り、当社でしか手に入れられない商品及びサービスの開発に取り組んでまいります。

(2) 収益改善

① EC売上の拡大

 企画段階からEC販売を念頭においた商品・在庫・販促・オペレーションの設計を実施します。市場の期待値を上回る商品・サービス・コミュニケーションなどの魅力的なコンテンツを、継続的に開発・発信してまいります。併せて、自社EC及びサードパーティーECにおける収益性や集客力の役割の違いを見極め、目的を明確にすることで両軸での売上拡大を目指してまいります。

② 製販計画の最適化

 仕入れ時期・量・アイテムが偏らないように、製販計画とサプライチェーンのインフラを強化してまいります。市場変化が予測困難である場合には、QR(クイックレスポンス)を活用することで、在庫リスクを軽減しながら売上と利益の最大化を図ってまいります。

③ 宣伝販促への投資

TVCM等メディア広告やインフルエンサーの起用、著名人や有名コンテンツとのコラボレーションなど、収益性(投資対効果)の高い販促やコンテンツに対して積極的に投資を行うことで、利益の最大化を目指してまいります。

(3) サステナビリティ

3つの重要領域(人間・社会・環境)における9つのマテリアリティ(重要課題)を特定したうえで、事業を通じた課題の解決に向けて全社を挙げて取り組みます。

 また、当社は気候変動の取り組みに対する情報開示として、2022年10月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、TCFDが推奨している「ガバナンス」、「リスクマネジメント」、「戦略」、「指標と目標」の4つの枠組みに基づいて、当社事業の気候変動に関わる情報を開示しております。今回のTCFD提言への賛同を契機に、TCFDの情報開示フレームワークに沿ってステークホルダーの皆様へ、より分かりやすく情報開示をお伝えできるよう取り組んでまいります。

 更に、当社は2023年2月に「TSIホールディングス グループ人権方針」を策定し、開示いたしました。当社は事業活動に関わるすべての人が身体的にも精神的にも「幸せ」な状態で活躍していく社会の実現を目指してまいります。

(4) 企業文化創造

①ワークスタイル変革

2022年9月に実施した本社オフィス移転を契機として、フリーアドレスの導入などによる事業シナジーの創出に貢献する環境設計や、部門横断的なプロジェクトチーム組成を積極的に導入しております。今後においても、社員の創造性をより高める働き方を目指すべく、積極的にワークスタイルを転換してまいります。

②人材開発

 本部のみならず店舗も含めたジョブローテーション制度の導入や、ブランド体験やブランドコミュニケーションをも包含したブランドそのものの再設計による既存ブランドの再生、新たなブランドの創造に取り組むべく創設した「TSI Fashion Entertainment LAB」(LAB)への社員の参画を促すことで、サービスデザインアプローチを習得した、経営環境の変化に対応しうる「多能工人材」を育成してまいります。

③内部統制の強化

 法令を含むルールの遵守を徹底するとともに、一切の不正を許さないという我々の企業姿勢を改めて再確認するとともに、更なる内部統制環境の強化を図ることで、消費者や株主からの信用をより高め、また、社員がより安心して自由闊達な事業活動に取り組むことができるよう、環境整備を進めてまいります。

④意識変革

 社員の心理的安全性を確保することで自由闊達な意見交換を促し、社員一人一人の創造性をいかんなく発揮させるべく、全役職員が遵守すべき「私たちのルール」を策定するとともに、これを企業文化へと昇華すべく様々な局面で社内への周知と徹底を図ります。

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