企業兼大株主アセンテック東証スタンダード:3565】「卸売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 a 当社グループのミッション

 「簡単、迅速、安全に!お客様のビジネスワークスタイルの変革に貢献する。」であります。最先端ITソリューションを常に追い求め、お客様に利便性向上とセキュリティ強化を実現する製品・サービスをお届けしてまいります。

 b 経営理念(コミットメント)

 イ チームワーク

 営業、SE、マーケティング、管理が一丸となり、「Team Ascentech」としてお客様をご支援いたします。

 ロ 即応性

 シンプルかつコンプライアンスを遵守した意思決定プロセスのもと、迅速に、お客様のご要望に対応いたします。

 ハ スキル

 常に最新の技術を察知・習得し、お客様に最新情報をお届けいたします。 さらに個々のスキル向上を目指し、高品質なサービスを提供いたします。

 ニ フェアネス

 他社、他製品の誹謗中傷はいたしません。技術的見地にたって、公正かつ中立的な立場で、お客様に最適解をお届けいたします。

 ホ コスト意識

 社員全員がコスト意識をもち徹底して無駄を排除いたします。原価低減を図り、お客様により使い易い料金体系で製品・サービスを提供いたします。

 上記を当社グループ社員のコミットメントとし、お客様目線にたって事業展開を行っております。

(2)目標とする経営指標

 当社グループは、売上高及び経常利益を重要な経営指標と位置づけております。

 更なる自社製品の開発や、継続収入ビジネスの拡大を図り、技術的付加価値の高い製品及びサービスを提供することで、これらの指標の向上を図っていきたいと考えております。

(3)経営戦略及び経営環境

 当社グループの主力事業である仮想デスクトップは、社会的な課題となっている以下の3つの問題を解決できる先進的かつ効果的なテクノロジーであると考えております。
  ・ 情報漏洩、盗難事故等「情報セキュリティ問題」
  ・ 在宅ワークやハイブリッドワークを促進する「ワークスタイル変革」
  ・ 電子機器を含めた温室効果ガスの削減「ESGへの取組」

 当社グループは仮想デスクトップに関連した製品サービスの販売やシステムインテグレーションに特化していることで、競争優位性があると考えております。
 具体的には、仕入先とは、良好な関係構築としてディストリビュータ契約や独占販売権の確保、業務提携などを行っております。また販売網としては、大手システムインテグレータや全国をカバーするIT販売会社、地方の有力なパートナーなどとの長年の取引実績と信頼関係があること、加えてお客様のニーズに応えた自社製品の開発と供給、及び専門性を高くご評価をいただけるシステムエンジニアを多数擁していることも、競争優位性に寄与していると考えております。

 ワークスタイルとして、在宅ワーク・ハイブリッドワークを併用する企業が増加している中、当社グループの具体的な経営環境につきましては以下のように認識しております。
  ・ サイバーセキュリティ対策として仮想デスクトップ需要は引き続き拡大
  ・ 在宅ワーク・ハイブリッドワークはワークスタイルとして定着
  ・ 企業におけるランサムウェア被害増加を受け、ランサムウェア対策が急務
 このような環境の中、当社グループといたしましては以下の施策を推進してまいります。
  ・ デジタルトランスフォーメーション(DX)を高度なセキュリティで実現するため、自社製品「Resalio

    Lynx」を中心に製品開発を強力に推進
  ・ 仮想デスクトップ案件増に伴いエンジニアの採用・育成を強化
  ・ 自社製品「リモートPCアレイ」の官公庁や地方自治体の需要増に対応したさらなる販売体制の強化

  ・ クラウドサービス事業の拡充として、生成AI市場に対応するため、NVIDIA GPUを搭載したクラウド

 サービス「Gcore Edge AI」を国内展開
 また、当社グループは自社製品拡大に向けた研究開発、ストックビジネスの拡大、事業拡大に向けた戦略的投資にも取組み、持続的な成長の実現を図ってまいります。

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループの更なる成長に向けた対処すべき主要な課題は、以下の項目と認識しております。

① 自社製品拡大に向けた研究開発

 当社グループは仮想デスクトップシステムのスペシャリスト集団として、既存製品では吸収できない仮想デスクトップに関わるお客様のご要望にこたえるため、常に自社製品の開発を進めております。

 引き続き、高い技術力を持った人材の育成と最新テクノロジーの追求、またセキュリティ技術の研究を進めて、新たな自社製品の開発と既存自社製品の改良に取組み、自社製品の拡販を図ってまいります。

 直近では、一つのサービスで、エンドポイントセキュリティ、アイデンティティ管理、SaaS管理を提供し、SaaS利用における全てのセキュリティ課題を解決できる純国産SaaSセキュリティサービス「ブレイクアウト」において、Google Workspaceをご利用のお客様が、内部不正の防御を実現する「テナント制限」の新機能の開発を発表しました。引き続き、新機能の開発を進めてまいります。

② ストックビジネスの拡大
 当社グループは安定的な収益基盤を一層強固なものにするため、ストックビジネスの拡大に取組んでおります。
 具体的な施策として、サブスクリプションサービス「Resalio Lynx」や「ブレイクアウト」の拡販、自営保守ラインナップの拡充、プロフェッショナルサービスの拡大そして、Citrix クラウドサービスのパートナー拡大や、急速にニーズの高まる生成AIに対応するため、NVIDIA GPUを搭載し生成AIのコンピューティングノードをクラウドで提供する「Gcore Edge AI」サービスに取組み、ストックビジネスの拡大を図ってまいります。

③ 事業拡大に向けた戦略的投資

 当社グループが更なる成長を遂げるためには、テクノロジーパートナーと販売パートナーとのアライアンスが必要であると考え、2023年9月13日付で新組織「新規事業開発推進室」を設置しました。引き続き、パートナーとの資本・業務提携等、戦略的投資を今まで以上に実行して、事業拡大を図ってまいります。

 直近では、2023年12月13日に、株式会社ワンズコーポレーション及び株式会社エスアイピーの株式の取得(子会社化)を行うことを発表しました。

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