企業兼大株主サントリー食品インターナショナル東証プライム:2587】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループでは、安全、安心に裏付けられた「おいしさ」を価値の中心に据え、国内・海外に研究開発を担当する部門・部署を設置し、高付加価値商品の開発に取り組んでいます。

 当社グループ横断での研究開発活動は、R&D部が行っています。

R&D部では、当社グループにおけるR&D戦略の立案・実施、R&Dに関する資源投入・配分計画の立案・実施、競争力の源泉となるグローバル中長期技術戦略の立案、関係部署との連携による技術戦略の推進と完遂、商品開発活動の支援を行っています。

 また、研究開発部門を有するグループ各社においても研究開発活動を行っています。

 セグメント別の研究開発活動は次のとおりです。

[日本事業]

 研究開発活動の担当部署は、SBFジャパン内の商品開発部及び生産・SCM本部です。

 商品開発部では、飲料の中味開発に関して、基本戦略に基づく中味開発戦略(中長期及び年次計画)の立案・推進・管理、新規原料の探索・開発・香味評価及び安全性リスク評価による新価値創出、新製品中味の香味・品質・収益性の設計、新製品中味開発における研究開発投資効率の追求、既存製品中味の原価・品質チェック及び再設計、中味製造に関する標準規格類の起案を行っています。

 生産・SCM本部では、主に飲料のサプライチェーンマネジメント及びプロダクトライフサイクルマネジメントに関する中長期及び年次の基本戦略の立案・推進・管理、並びに新製品・リニューアル品・特発品の上市までの生産から販売に至る各部運営コントロール及び収益性・投資効率の追求を行っています。

 研究開発活動は、神奈川県の商品開発センターにおいて行っています。

 当連結会計年度は、水・コーヒー・無糖茶カテゴリーを中心に商品開発に取り組みました。

 ブランド別に見ると、「サントリー天然水」ブランドにおいて、グレープフルーツとレモンの爽やかな果実の掛け合わせによる複層的な味わいと、皮ごと果実を丸ごと搾る、“丸搾り製法”を採用することで、無糖でありながら飲みごたえがある味わいを実現した「サントリー天然水 FRUIT-SPARK グレフル&レモン」を発売しました。

「BOSS」ブランドにおいて、「クラフトボス」コーヒーシリーズから「甘くないイタリアーノ」をリニューアルし、乳原料と植物由来の原料のバランスを調整することで、より豊かなミルクの味わいを実現し、また、深煎り“イタリアンロースト”をブレンドしたドリップコーヒーの深煎り香を強化することで、香りの余韻を更に楽しめるように進化させました。

「伊右衛門」ブランドにおいて、サントリー緑茶「伊右衛門」をリニューアルし、厳選した茶葉量を1.5倍にすることで、茶葉の味わいをしっかり感じられる中味にし、更に“旨み抹茶”を3倍にすることで、なめらかなコクを感じる味わいに強化し、緑茶本来の味わいが愉しめるように、伊右衛門本体史上最高レベルの濃さに進化させました。

「GREEN DA・KA・RA」ブランドにおいて、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」をリニューアルし、麦茶のためだけに独自開発した“発芽大麦”の使用量を、約3倍に増やしました。更に、従来から支持されているすっきりやさしい味わいはそのままに、より甘香ばしく飲みごたえのある中味に仕上げました。

 新ブランドとしては、果汁分100%の濃厚感と生姜の刺激で、ショットドリンクサイズ(65ml)でも満足できる中味設計の「GINGER SHOT+(ジンジャーショットプラス)」を発売しました。また、当社グループの健康飲料の開発知見を活かして、牛乳と混ぜて振るだけで簡単に“果実のおいしさと栄養”が摂れるスムージーが作れる冷凍スムージーキューブ「Frutte!(フルッテ)」を発売しました。

[アジアパシフィック事業]

 タイにおいて、「TEA+」ブランドから「TEA+ Brown Sugar - Barley Oolong Tea」等、2フレーバーを発売し、「TEA+ Oolong Tasty」等、2フレーバーをリニューアルしました。また、「BOSS」ブランドから「BOSS Just Mix No Sugar」等、2フレーバーを発売しました。ベトナムにおいて、「TEA+」ブランドから「TEA+ Oolong Peach Tropical」等、2フレーバーを発売し、「TEA+ Oolong」等、2フレーバーをリニューアルしました。オーストラリア及びニュージーランドにおいて、「V」ブランドから「V Refresh Blackcurrant & Yuzu」を発売し、「V Zero Sugar Original」等、2フレーバーをリニューアルしました。また、「BOSS」ブランドから「BOSS Coffee」をリニューアルしました。

[欧州事業]

 英国において、「Lucozade」ブランドから「Lucozade Energy Blue Burst」等、3フレーバーを発売しました。また、「-196」ブランドから「-196 Lemon」等、2フレーバーを発売しました。フランスにおいて、「Oasis」ブランドから「Oasis Ice Tea Mangue Passion」を発売しました。また、「Schweppes」ブランドから「Schweppes Vir'gin Tonic Touche de Citron」等、2フレーバーを発売しました。スペインにおいて、「TriNa」ブランドから「TriNa Té Sabor Limón」をリニューアルしました。

 以上により、当連結会計年度における研究開発費は、日本セグメント65億円、アジアパシフィックセグメント18億円、欧州セグメント30億円となり、研究開発費の総額は113億円となりました。

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