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企業概要

2025年度の食品市場においては、国内総人口が約1億2,300万人と2020年比で約2.5%減少し、高齢化率は約30%に達するなど、人口減少と高齢化が一層進行しています。一方で、健康志向や簡便性を求める消費者ニーズは拡大しており、特に植物性たんぱく質や機能性成分を含む加工食品の市場は成長を続けています。国内の植物性食品市場は2023年に前年比約3.5%増の2,800億円規模となり、食品支出全体に占める割合も上昇しています。

 世界市場においても、人口増加や食料需給の逼迫、SDGsへの関心の高まりを背景に、いわゆる「プロテインクライシス」への対応として、大豆などの植物性たんぱく質を活用した商品開発が加速しています。当社では、これらの社会的課題に対応する素材として、豆乳を粉末化する技術を確立し、溶解性・保存性・輸送性に優れた「豆乳パウダー」の製造に取り組んでいます。これに伴い、カナダにAlinova Canada Inc.を設立し、国内外での販売拡大を視野に入れた加工品の提案を進めています。

 研究活動においては、国内外の市場環境や消費者ニーズの変化に対応した付加価値商品の研究開発を推進しています。短期的には、機能性表示食品や栄養機能食品の開発を強化し、中長期的には高齢化社会への対応として、豆乳がフレイル予防に寄与する科学的根拠の構築に取り組んでいます。これらの成果として、豆乳がフレイルに及ぼす健康への影響をヒト試験で実証し、国内外の学術誌に掲載されました。今後もエビデンスの蓄積を継続してまいります。

 又、大学や研究機関との共同研究活動については、みそ、豆乳及び発酵豆乳の機能、豆乳の加工特性、おからの有効活用等のテーマで、延べ11大学2公共機関と連携して実施しております。

 当連結会計年度における研究開発費は、152,278千円(前連結会計年度比27.2%増)でありました。
 セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。

(1) 豆乳飲料事業

 調製豆乳やカロリーオフシリーズなどのレギュラー豆乳製品のデザインを10年ぶりにフルリニューアルし、親しみやすさと健康感を両立したパッケージに刷新しました。新製品としては、125mlサイズのラインナップを強化し、栄養機能食品を訴求した「調製豆乳 1食分の鉄分」「豆乳飲料 抹茶 1食分のカルシウム」「豆乳飲料 麦芽コーヒー 1食分のカルシウム」を発売しました。さらに、子ども向けの「まめぴよ」シリーズでは、「りんご味」「バナナ味」を展開し、成長に必要な栄養素を手軽に摂取できる製品を提供しています。

 又、無調整豆乳は国産大豆を10%使用し、医師100名中93%が推奨(AskDoctors調べ)する製品としてリニューアルし、1000ml・200mlに加えて125mlサイズも新たに展開しました。「ひとつ上の豆乳」シリーズでは、愛媛産せとか果汁を使用した「せとか」を新発売し、独自の国産プレミアム大豆「るりさやかⓇ」を使用した製品のブランド化を推進しています。

(2) みそ事業

 本社工場でのみその製造を終了し、子会社である株式会社玉井味噌等へ製造を集約しました。ロングセラー商品「味の饗宴」は、原材料をすべて国産素材に変更し、「国産 味の饗宴 15割麹生 500g」としてリニューアルしました。又、国産米「コシヒカリ」と北海道産大豆「とよまさり」を使用し、コクと甘味を高めた「匠 信州十割麹 蔵出し生 500g」「匠 信州白仕込 蔵出し生 500g」を発売しました。本社みそ工場で培った製造技術と玉井味噌の伝統技術を融合させ、調理みそなどの商品開発活動に取り組んでいます。

(3) その他食品事業

 植物由来乳酸菌で発酵した「豆乳グルト」及び「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」は、約878万個と順調に推移しており、さらなる品質向上に向けた研究開発を継続しています。SDGsの取り組みとして、125ml・200ml製品のストローを環境配慮型バイオマスプラストローに切り替えました。

 又、豆乳製造時に発生するおからの有効活用として、従来の飼料・肥料用途に加え、アップサイクルの一環としておから混抄紙を使用した卓上カレンダーを株主優待品として進呈し、一部では名刺としても活用しています。

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