企業TOYOイノベックス東証スタンダード:6210】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 当連結会計年度の研究開発活動は、激しく変化する経営環境と地球環境に対応するために、広く世界に目を向けて『世界が求める製品、地球に優しい製品開発』を基本方針とし、顧客の立場で世界の一流品作りを目指しております。

 当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は699百万円であります。

 当社グループは、経営上の意思決定及び業績の評価は単一セグメントにより行っておりますが、主力製品であります射出成形機及びダイカストマシンの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

[射出成形機]

 近年カーボンニュートラルに対応した環境負荷低減への技術提案が強く求められています。そのため、「地球環境との調和」、「ダウンサイジング」、「作業環境改善」をキーワードとして、成形現場における成形品質要求の高度化、生産性の向上やリサイクル材使用などの環境負荷低減を目的として機能向上を図りました「Si-7シリーズ」のラインアップを強化いたしました。また、熱硬化性樹脂成形に特化したトランスファー成形機「TF-80V」を名古屋プラスチック工業展2024で初公開し、販売を開始いたしました。

 当連結会計年度の具体的な取り組みは、以下のとおりとなっております。

(1)成形品質要求の高度化、環境負荷低減の実現等を図った機種「Si-7シリーズ」のラインアップ強化

(2)自動車関連顧客から高い需要がある竪型締・横射出成型機「ET-HRシリーズ」のラインアップ強化

(3)成形技術に頼らずとも高品質で安定した成形を実現する成形条件自動補正機能AIのプロトタイプ完成

(4)成形の初期条件をもAIが自動設定する機能の開発継続

 今後はこれらの技術をベースにビジョン「成形をモット簡単に!」に基づき、お客様の生産性向上に寄与する高付加価値製品の開発を強化してまいります。

[ダイカストマシン]

 当連結会計年度内においては、当社独自技術「T-HRV System」を搭載させ、射出加速度100Gを実現した油圧機「BD-V7EXシリーズ」のワイド仕様機「BD-1300V7EX」のラインアップが完了し、お客様の更なるニーズに対応することを可能にしました。また、現在も油圧駆動が主流であるダイカストマシンにおいて、「電動増圧ユニット」、「型締力による圧縮ダイカスト法」により不良率低減と、ユニット電動化に伴う電力消費量の削減を通してカーボンニュートラルにも貢献できる電動機「Ds-EX2シリーズ」の大型機の開発も進めております。

 更にこれらの技術を活用することで機械のダウンサイジング化を図り、EVシフトに伴って大型化・複雑化が加速するダイカスト製品に対応するとともに、環境負荷低減にもより一層貢献できる技術開発に取り組んでまいります。

2025年4月に当社明石工場に新大型組立工場が完成したことで、大型機を短納期で効率よく生産できる環境が整備されました。ユーザー様のニーズに合わせた多岐にわたる技術提案を用意しており、必要な機能を搭載した製品を短納期で供給していくことができる環境が構築できたため、今後より一層の大型機のシェア拡大を図ってまいります。

PR
検索