企業兼大株主能美防災東証プライム:6744】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営の基本方針

 当社グループは「防災事業のパイオニアとしての使命に徹し、社会の安全に貢献する」ことを社是とし、「研究開発からメンテナンスまでの一貫体制の下、災害から生命・財産を守るための最新・最適な防災システムを、日本全国そして世界に提供し続けること」を経営理念としております。

(2) 中長期的な経営戦略及び優先的に対処すべき課題

 今後の経済見通しとしましては、緩やかな景気回復の動きが続くことが期待される一方で、物価の上昇や米国の政策動向、金融資本市場の変動の影響などにより、不透明な状況が続くものと見込まれます。

 当防災業界におきましても、需要は堅調に推移することが期待されますが、原材料価格や労務費などのコスト上昇に加え、時間外労働の上限規制の影響などが引き続き懸念される状況となっております。

 このような状況のなか、当社グループは2028年度のありたい姿と、その実現に向けた施策を「中長期ビジョン2028 ~期待の先をカタチに~」として策定しております。中長期ビジョンステートメントを「『期待の先』にある安全を『カタチ』にし、誰もが笑顔で暮らせる社会を実現する」とし、そのために以下の3つの施策に取り組んでおります。

①未来共創プロジェクト

 組織的な対応・仕組みにて「事業の深耕と探索」及び「提案型人財の育成」を推進。

②飛躍的成長への人事戦略

 社員一人ひとりと組織双方の成長サイクルを加速し、中長期ビジョンの実現を支えていくための人事戦略を推進。

③未来投資計画

 未来に向けた成長投資を積極的に推進。

 また、これらの施策を支える土台として、「デジタルトランスフォーメーション」、「安定した製品・サービス供給体制をより強固にするサプライチェーンの実現」、「サステナビリティ経営推進による企業価値向上を前提とした課題対応」にも取り組んでおります。

 さらに、2025年3月期までの3年間は「ステージⅡ」として各種施策に取り組んでまいりましたが、新たに2026年3月期から2029年3月期までの4年間は「ステージⅢ」として、ありたい姿の実現に向けた総仕上げに取り組んでまいります。「ステージⅢ」では以下を重点施策とし、2029年3月期に連結売上高を170,000百万円以上、営業利益率を12%以上、ROEを10%以上とすることを目指してまいります。

<重点施策>

  ①既存事業の収益拡大と利益率の向上

    ・人財採用・育成・配置の強化徹底の継続

    ・デジタルトランスフォーメーション実現に向けた取組みの加速

  ②事業の拡大

    ・防災周辺領域や隣接業界へのM&Aの積極的な展開

  ③新規事業創出ならびにスケール化

    ・未来共創プロジェクト活動等への注力

「ステージⅢ」の初年度にあたる2026年3月期におきましては、堅調な需要に対して引き続き業務効率化や価格改定に取り組みながら、上記の重点施策を通じて、より高い付加価値を創造できる企業への変革に挑戦してまいります。

 なお、2024年11月27日に公表いたしましたとおり、当社において一部の従業員が建設業法所定の指導監督的実務経験を充足していない状況で技術検定試験を受験し、監理技術者の資格を取得していたことが判明いたしました。株主の皆様をはじめ、関係者の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。本件につきまして、当社は弁護士で構成される外部調査委員会を設置して調査を委託いたしました。今後は、外部調査委員会の調査結果を真摯に受け止め、二度と同様の事態を発生させることのないよう再発防止に努めてまいる所存です。

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