企業兼大株主神鋼商事東証プライム:8075】「卸売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書の提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)企業理念

 私たちは誠実をモットーに、新しい価値の創造を通じて、豊かな社会づくりと、みんなの幸せをめざします。

(2)経営環境、経営方針及び対処すべき課題

2025年度の見通しは、米国の関税政策が世界経済に与える影響を現時点で予測することは困難な状況ですが、当社を取り巻く環境には、カーボンニュートラル社会の実現に向けた脱炭素化への取り組みの拡大、省人化、サプライチェーンの再構築・多様化、地産地消などのビジネスチャンスがあり、市場、顧客のニーズに柔軟かつ迅速に対応して事業拡大に努める所存です。

 当社グループは、当連結会計年度に策定しました中期経営計画2026(以下、今中計)に基づき、(ⅰ)KOBELCOグループの中核商社としての更なる事業の拡大・深掘り、(ⅱ)当社独自のサプライチェーン構築によるビジネスモデルの多様化、(ⅲ)社会課題の解決と収益力強化に資する新規事業推進の3本柱を同時に追求し、持続的な企業価値の向上を推進します。

(3)目標とする経営指標

 上記の取り組みを確実に実行し、2026年までに「連結経常利益145億円」、「ROE 10.0%以上」、「ROIC 6.5%」、「自己資本比率21%以上」、「D/Eレシオ0.7倍以下を目安」、「3ヵ年累計投融資230億円」を目指してまいります。

(4)経営戦略

①収益力の強化・投資の促進

 収益力強化のため、トレードビジネスを基礎にした事業投資によるビジネスを構築すると共に、成長性が高いSX新規事業にも積極的に投資を行うことで事業ポートフォリオの変革に取り組んでまいります。一方、財務戦略として、今中計から重要目標達成指標に掲げておりますROIC経営の推進を念頭に、資金効率化に取り組み、高収益体質を目指します。

 事業投資については、自動車分野における特殊鋼線条の事業領域拡大、半導体分野における需要拡大ニーズの捕捉、資源リサイクル分野等を重点分野として定め、今中計3ヵ年合計230億円(うちDX・IT関連投資30億円)を計画しております。

②商社機能の強化(DX推進)

DX推進の目的を「企業価値向上」と定め、既存ビジネスを根本から見直し、顧客視点の価値を創出します。また、生産性向上、ワークスタイル変革、DX人材育成に取り組み、グローバルな商社機能の強化を推進します。

③経営基盤の強靭化

(ⅰ)サステナビリティ経営の推進

 事業活動を取り巻く環境が大きく変化する中で、社長を最高責任者とする「サステナビリティ委員会」において、重要課題(マテリアリティ)に取り組むことで、社会課題の解決、新たな価値創造、経営基盤の強化に努めています。2025年4月にはサステナビリティ経営推進室を新設し、持続可能な成長を支える戦略的な取り組みを進めるなど、機会とリスクの両面でサステナビリティ活動を一層強化しています。

(ⅱ)人的資本経営

 経営戦略と連動した人材戦略の実践が重要であるとの認識のもと、自ら学び行動する主体性のある人材を育成します。また、個人の多様性を尊重し、望むキャリアを実現できる環境を整え、公正な評価と適正な配置によりエンゲージメントを向上させます。これにより、競争力の強化とイノベーションの促進を図ります。

(ⅲ)資本コストや株価を意識した経営

 当社は、資本収益性指標であるROEを重要目標達成指標の1つとして掲げ、資本コストを意識した経営を実践してきました。ただし、資本市場から要求される株価純資産倍率(PBR)1倍越えは達成していない状況であり、今中計で掲げている取り組みを実行することで、持続的な超過リターンの確保を目指します。

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