企業兼大株主油研工業東証スタンダード:6393】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社における研究開発体制は、要素研究および油圧機器単体の開発を研究開発部が、油圧機器で構成された装置は油圧システム部、そして環境関連装置は環境機械部が担当しております。

 各部門が単独または連携して創造性のある新製品の開発を実施し、お客様との情報共有により、市場ニーズに対応した製品の開発・改良を行なっております。

 当連結会計年度においては、グローバル市場におけるブランド力強化を実現するため、国際標準製品(国際規格・規制対応機器)のシリーズ拡充に注力し開発を進捗しました。グローバルサプライチェーン構想の下に品質の向上から高付加価値形戦略製品の性能強化まで、競争力のある製品の開発を実現しております。

(1) 研究開発部における事業

 主な開発製品として、グローバル市場向けに大容量・高圧・低圧損タイプ3/4電磁パイロット切換弁の開発を完了しました。今後、市場投入に向けての準備が開始されます。また、成形機や試験機、舶用エンジン用にご採用頂いているリニアサーボ弁は省エネルギー化や環境対応の要求により、性能向上に向けた製品開発を継続しております。モバイル市場向けピストンポンプにおいては比例流量制御の開発が完了しました。モバイル用途に使用が想定される制御のバリエーションが揃い、市場ニーズに応えた製品として、全世界への展開を進めてまいります。

 運用面では、設計データ管理システムにPDM(Product Data Management)を採用し、システムの移行を開始しました。必要とされる技術データをリアルタイムにシステム内に取り入れ、さらなる設計効率の向上を進めております。一部、生産部門との連携も開始され、情報共有や連携が可能となり開発フローの最適化に寄与しております。

(2) 油圧システム部における事業

 当社が掲げるサステナビリティ方針に則って次期高効率規制に対応した省エネルギー対応ユニットとしてPMモータ搭載標準ユニット「HE-YA」の開発が完了しました。重点拡販製品と位置付け、市場投入を実施してまいります。

(3) 環境機械部における事業

 環境関連装置におけるサステナビリティ方針により、「環境保全・省資源に資する製品の拡販」、「製品固有のエネルギー効率の向上」を掲げ、主力の生ゴミ圧縮分別機、自動切屑圧縮機「キリコ」、自動ペットボトル減容機においてエンジニアリング及びラインナップの拡充を実施しました。

 特に、海外グループ会社と連携した取り組みとしてアセアン地域・中国地区を主とした、自動切屑圧縮機「グローバル仕様機」の拡販のため、設計支援に注力しました。今後も環境・ニーズに合わせたグローバル仕様機の市場投入を実施し、機種やオプションの拡充を進めてまいります。

なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は437百万円であり、セグメント別としては、日本のみであります。

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