東京衡機
【東証スタンダード:7719】「精密機器」
へ投稿
企業概要
当社グループの研究開発活動は、試験機事業を主体にユーザーニーズの高度化・多様化に対処すべく、システム化、自動化、高付加価値化を重点として製品の改良・開発を実施しております。また、試験技術を発展させ、環境保全に貢献できる技術の基礎研究と製品の企画開発にも注力しております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は52,400千円であり、主な研究開発活動の状況は次のとおりであります。なお、研究開発活動は試験機事業であります。
試験機事業では、前年度からの継続開発案件とシャルピー衝撃試験機の計装化アンプリニューアルや転がり疲れ試験機の高速化などに取り組みました。
継続開発案件では、油圧万能試験機用新型計測装置の開発を行いました。万能試験機、圧縮試験機、構造物試験機などの油圧試験機と組み合わせて使用する新型計測制御装置であり、操作性の向上などを含めたバージョンアップ開発に昨年着手し、今期、ハードウエア設計、製作、ソフトウエアの製作及び検証を実施しました。次年度も継続して取り組み商品化を目指します。
シャルピー衝撃試験機の計装化アンプは、計装刃との組み合わせでシャルピー衝撃試験における衝撃力を高速に計測し、破壊の様子を推定することができる装置です。最新の電子部品で設計見直しを行い、製作、検証し、リニューアルしました。
転がり疲れ試験機は、既存製品を高速化する為に改良設計を行い、従来の定格回転数をUPすることができました。
また、㈱先端力学シミュレーション(ASTOМ社)との協力関係強化のため、当社が製造販売している試験機(リアル試験機)と、ASTOМ社が取り扱うCAE解析装置(バーチャル試験機)を組み合わせたソリューションを早期に市場へ展開することを目的としてデモ用システム(試験機+CAE装置)の製作及び受注済み案件のための基盤構築を行いました。これらの研究開発費の金額は52,400千円であります。
- 検索
- 業種別業績ランキング