東京ラヂエーター製造
【東証スタンダード:7235】「輸送用機器」
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企業概要
当社グループへ与えられた最重要課題は地球環境保全であると考えており、その認識の基、世界の法規制、市場動向及び顧客ニーズに適合した製品開発を行い、商用車、産業・建設機械向けに、当社の最新固有技術を活かし日本及び海外のお客様へ製品を提供しております。
1.内燃機関向け熱交換器製品の開発
商用車・産建機においてはまだまだ従来の内燃機関が大勢を占めております。
将来の排ガス規制等に合わせた内燃機関向けにも研究・開発の手を緩めること無く進めており、効率のよい次世代熱交換器の開発を進め、商用車向けに当社独自の技術を盛り込み新たに開発した小型・軽量・高性能ラジエータを中心に、新たな顧客への拡販拡大を行っております。
2.環境対応分野向け熱交換器製品開発
環境対応自動車分野におきましては、ハイブリッド車(HEV)・電気自動車(BEV)・燃料電池車(FCV)等の車両及び産建機の電動化に対応した冷却システムの開発を進めております。
①HEV、EV領域におきましては、2023年度より商用車向けに要求水温毎に対応したラジエータとブラシレスモーターファンの最適な組合せを行ったモジュールにてお客様へ供給を行っております。また並行して、産建機向けBEV車の熱交換の開発も進めており、一部は今年度中に量産化を予定しております。
②BEV化が、困難な大型商用車の領域におきましては、水素をエネルギーとしたFCV車向け専用の熱交換器の開発を既に完了し、2022年より量産化されております。
FCスタックにおける熱交換器へ求められる主な要求事項としては、以下の2項目が挙げられます。
大放熱量の性能と、イオン溶出抑制が求められ、前者に関しては新型の高性能・高効率の厚型ラジエータ開発を新たに行い、また後者については、当社独自の洗浄技術の適用により品質を確保した状態で供給しております。
なお、当連結会計年度における研究開発は主に熱交換器関係で、金額は214百万円(日本セグメント)であります。
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