東亜ディーケーケー
【東証スタンダード:6848】「電気機器」
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企業概要
当社グループでは、開発研究センターをグループ全体の技術中枢として位置付け、新たな計測技術の研究と独創的な製品の開発に取り組み、新商品を国内外の市場へ提供しています。
同センターでは、製品開発を行うほか、お客様が実際に使用している環境大気測定用コンテナ局舎や、バッテリーバックアップ付き水道水用水質自動測定装置(屋外キュービクル)等の施設も併設し、新製品の紹介・展示、技術サービスのトレーニング等を行うとともに、世界各国からの視察団やJICA等の国内外の政府機関からの見学者や研修者を受け入れるなど、多方面にわたる活動を展開しています。
さらに医療関連機器の開発は、同センター敷地内に所在する臨床医療用関連機器専用の開発・製造設備を持つ医療関連機器生産棟にて取り組んでいます。
2024年6月に、埼玉事業所(旧 狭山テクニカルセンター)内に新生産棟となる狭山インテグレーションセンターが竣工し、開発から生産までの一気通貫体制が構築されました。
開発部門で唯一東京都東大和市に所在していた大気の開発部門も埼玉事業所に集結し、開発業務の風通しが一層よくなったことに加え、生産技術部の新設により、開発と生産技術の業務分掌が明確になったことにより、品質の向上と開発スピードの向上の基盤が築かれました。
開発技術本部では、基礎技術研究と製品開発を合わせて行う技術頭脳集団として、国際競争力を強化し、知的財産権の取得強化、国際認証取得、開発スピードアップ、品質改革、新たな計測技術の獲得と実用化、さらには、脱炭素化への取り組み等を通じた環境保全に寄与する計測機器の研究開発、並びに医療関連事業を通じて社会貢献を果たしてまいります。
また、継続して進めている製品のモデルチェンジは、デザインや操作方法などの共通化を推進することでシリーズ化を図るとともに、当社のブランディングにも繋がるように、省資源・省電力のコストパフォーマンスと、使い易さに重点を置いた製品の開発に配慮しています。
なお、当連結会計年度の研究開発費500百万円は全て計測機器事業です。
(1) 環境・プロセス分析機器分野
この分野は主として基本プロセス計測器、環境用大気測定装置、煙道排ガス用分析計、ボイラー水用分析装置、上下水道用分析計、環境用水質分析計、石油用分析計等を扱っており、プラントでの運転管理や品質管理、工場からの放流水や排ガス等の監視などの「生産管理用プロセス計測器」や「環境保全用計測器」の開発と改良を行っています。
基本プロセス計測器では、昨年リリースの「自動校正機能付きpH計」や、「フッ素計」、「アンモニア計」など半導体工場の排水監視に対応した製品の拡販を進めております。今後は国内だけではなく海外の半導体工場にも対応できるような規格取得を進めることにより、お客様の測定ニーズに応えられる製品群を揃えてまいります。
環境用大気測定装置では、「PM2.5計」の米国EPA認証取得を進めてまいりました。年間を通じた米国での試験も終了し、試験合格となりました(登録番号待ち)。本認証取得により、海外市場として、成長著しいインドなどの東南アジア諸国への応用展開を進めてまいります。
上下水道用・環境用水質分析計では、上水道向け水質計の海外市場向け展開を図ると同時に、年々要求精度が厳しくなっている中国環境水質分析計に対応した新型の「全窒素・全りん自動測定装置」、「COD自動測定装置」を順次投入してまいります。
更に、当社のオンリーワンセンサにIoT通信機能を搭載したデジタル濁度センサ、デジタル残留塩素センサ、デジタルpHセンサを海外での上水・環境水マーケット向けに発売しグローバルな市場に広く役立つことを目指しています。
(2) 科学分析機器分野
この分野は主としてラボ用分析機器、ポータブル分析計などを対象として測定ニーズの多様化に合わせた商品展開を行っています。
科学分析機器は国内市場だけではなく、海外市場も視野に開発を進めており、「自動滴定装置」、「卓上型水質計」、「ポータブル分析計」のEU及び韓国のCE/KCマーク認証を取得しております。
「ポータブル多項目水質計」を活用した陸上養殖などの新分野への応用展開も継続して進めてまいります。
(3) 医療関連機器分野
この分野は主として国内の透析病院で使用される粉末型透析用剤溶解装置などの装置と、病院の水質検査機器を取り扱っています。
医療関連機器では、主力である粉末型透析用剤溶解装置の市場要求を受けたモデルチェンジを順次進めています。また、生物発光法による「エンドトキシン計」が高感度・短時間測定で好評です。エンドトキシン計のラインナップ拡充を図るため、更なる測定時間短縮と簡便操作を実現し、販売を開始しました。ポータブル型エンドトキシン計についても生物発光法の利点について市場のご理解が得られ好評をいただいています。さらに、エンドトキシン測定技術(生物発光法)の新たな応用分野の開拓に注力中です。また、その他の医療関連機器の開発も順調に進行しています。
(4) 産業用ガス検知警報器分野
この分野は、主に化学工業や半導体産業で使用される毒性ガスや可燃性ガス等が漏えいした際に検知をするガス検知警報器を対象とし、商品展開を行っています。
重点テーマとして数種類の定電位電解式ガスセンサの継続的な開発により、直近では塩素ガスセンサを上市しました。また、吸引式ガス検知部のモデルチェンジに取り組んでいます。
新たなテーマとしてスマート農業などでの二酸化炭素濃度のモニタリング・制御が可能な二酸化炭素モニターTX-1300EMシリーズを上市しました。
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