企業日本電子東証プライム:6951】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループにおける研究開発活動は、中長期的な観点で選択された基盤的研究、各事業の核となる基幹製品の開発、および国立研究開発法人理化学研究所等の外部機関との共同研究を実施しております。

 当社グループは、2025年度よりスタートする新中期経営計画「Evolving Growth 2.0 -A New Horizon-」において、従来取り組んでいる「YOKOGUSHI」戦略を深化させ、「YOKOGUSHI 2.0」として分野別のソリューション提供の基盤を更に強化します。特に高い市場成長性が見込まれ、かつ当社グループの持つニッチなテクノロジーが活用できる半導体・ライフサイエンスの分野を重点領域に設定し、この分野での成長を実現します。そして、製品ごとにマーケットへアプローチする方法を変え、マーケットが必要とする課題解決型のソリューションを創出し、最先端テクノロジーに挑戦するお客様の想像を超えるイノベーションを提供できるグローバルリーダーになることを目指します。

 当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は11,978百万円となっております。

(1)理科学・計測機器事業

 当セグメントに係る研究開発費は8,058百万円であります。

 理科学・計測機器事業においては、世界最高水準の性能を誇る電子顕微鏡をはじめとする製品群の更なる競争力向上への取り組みを進めております。

 透過電子顕微鏡では、初心者から熟練者まで幅広いユーザーが、操作やメンテナンスを簡単に行えるコンパクトな次世代電子顕微鏡「JEM-120i」の販売を開始しました。

 走査電子顕微鏡では、従来の優れた操作性に加え、自動観察・分析機能や自動校正機能を新たに搭載することで、業務の効率化と生産性の向上を実現した新型ショットキー電界放出形走査電子顕微鏡「JSM-IT810」の販売を開始しました。

 核磁気共鳴装置では、チューニング範囲のシームレス化、マジックアングル自動調整機能、測定温度範囲の拡張などを新たに搭載したハイスループット固体NMRプローブ「ROYALプローブ™ AUTOMAS」の販売を開始しました。また、低温冷却技術により低ノイズかつ高感度な測定が可能な、多核(1H, 13C, 19F, 31Pなど)対応型の高感度冷却プローブ「SuperCOOL MARVEL」を発表しました。

(2)産業機器事業

 当セグメントに係る研究開発費は2,427百万円であります。

 産業機器事業においては、市場が求める装置性能を有する電子ビーム描画装置(Spot Beam方式/VSB方式)の新機種開発および性能向上をすすめるとともに、IMS Nanofabrication社と協業にて市場導入している電子ビーム描画装置(Multi Beam方式)に対しても市場ニーズに合ったコンポーネントをスピーディーに開発・提供しています。また、電子ビーム金属3Dプリンターの要素技術である高融点金属の積層造形に関しても、開発・改良を継続しています。

(3)医用機器事業

 当セグメントに係る研究開発費は1,491百万円であります。

 生化学自動分析装置は、最適なソリューション提供を目的として検査業務の迅速化と自動化を進めております。微量・ハイスループットを特徴とした現行装置の拡販を通じ課題解決を図りながら、海外展開に向けた最適化を視野に投資を継続しております。さらに、IoTを活用したサポート体制の強化、品質向上および生産性向上を進め、競争力の向上を図っていきます。

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