企業日本フェンオール東証スタンダード:6870】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループは、以下の経営理念のもと「基本の徹底」と「変化への挑戦」をスローガンに掲げて経営を行っております。

・ミッション 価値創造で未来の安全と安心をカタチに

・ビジョン  お客様の期待を超える「ものづくり」のベストパートナー

・バリュー  Fenwal WAY (以下、3つの指針を制定。「品質と信頼」、「探求と挑戦」、「挨拶と感謝」)

 この経営理念のもと長期的な目線に立ち未来価値を創造し、柔軟な発想と積極的なチャレンジにより技術力を高めることで、お客様の抱える課題解決につながるよう、常に想定を超える結果を意識した「ものづくり」に拘ってまいります。

 また、高い倫理観に基づく真摯な「ものづくり」を基本とする事業活動により、社会的責任を果たすとともに、持続的な成長を目指して弛まぬ努力を続けてまいります。

(2) 中長期的な会社の経営戦略

 当社グループは、足元における経営課題と外部環境の変化を踏まえて中期経営計画の方向性を大きく見直し、新たに中期経営計画2025を策定いたしました。人的資本や資本コストを意識した経営基盤の強化と成長事業への積極的な投資を推進することにより企業価値の向上に努めてまいります。

<重点施策>

 ① 選択と集中による事業構造の整備

 ② 新製品開発による収益基盤の強化

 ③ 人的資本の取り組みと成長基盤への積極的な投資

 ④ ガバナンス体制の更なる強化

(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、ROE(自己資本利益率)及びEBITDAマージンを重視しております。中期経営計画2025では、2028年度の目標値をROE6%、EBITDAマージン12%として取り組んでまいります。

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社は、中長期的な持続的成長を実現するため「基本の徹底」と「変化への挑戦」をスローガンとして掲げ、ビジョンの実現に向け、過去に囚われない柔軟な発想で新たな価値を創造してまいります。

 当社グループの足元の課題としては、主に以下のとおりであると認識しております。

(事業上の課題)

・製品ポートフォリオの見直しと販売領域の拡大

 経営資源の最適化により付加価値の高い製品開発に注力できる環境を整えるとともに、既存市場の深耕と販売領域の拡大に繋がる営業活動を推進することで、収益基盤の強化を図ってまいります。

・事業構造の整備によるリソースの最適化

 収益構造の改革として、海外子会社の閉鎖や人工腎臓透析装置ビジネスの撤退など不採算事業の整理を進めており、成長事業へリソース(人財・設備・資金)を集約することで、経営効率を高めてまいります。

・品質管理体制と開発体制の強化

2024年度に品質保証本部を新たに設置するなど、品質保証体制を強化することにより、製品不良の市場流出率ゼロを目指してまいります。また、多様化する顧客の技術課題を解決するため、要素技術の開発に注力できる体制と環境を整え、技術の応用範囲を拡げることにより、新たな製品開発に繋げてまいります。

・持続的な成長を見据えた人財投資の強化

 労働人口が減少する中、開発やIT、工事・保守等の専門的スキルと資格を有する人財の確保と育成が急務であり、採用の強化はもちろんのこと、教育体制や評価制度の見直しなど、職場環境の整備にも重点を置いて取り組んでまいります。

(財務上の課題)

・資本効率の改善による資本収益性の向上

 資本効率を改善するための取り組みとしましては、不採算分野の整理を進め中核事業と位置付けている防災・制御機器分野へのリソースの集約と開発投資を加速させるなど事業ポートフォリオの見直しを進めてまいります。また、棚卸資産の削減や政策保有株式の縮減など総資産のスリム化を図り資本収益性を高め、併せて、情報開示の充実にも努めていくことでPBR1倍を目指してまいります。

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