企業兼大株主日本テレビホールディングス東証プライム:9404】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

当社グループは、公共の資源である電波を預かる放送事業者として、多様化する視聴者ニーズと放送局を取り巻く技術面での課題に応えるため、AI(人工知能)を応用した新たな番組演出の創出や番組制作の効率化に関する研究開発、最新技術動向を踏まえた将来の番組制作設備に関する研究開発に取り組んでおります。当社グループの研究開発は、主に日本テレビ放送網㈱技術統括局において推進しております。

 メディア・コンテンツ事業における研究開発項目は、以下の2つを主要テーマとしております。

  ① 番組制作支援、業務効率化に関する研究開発

AIによる画像・音声認識技術を応用した番組演出や番組制作の支援に関する研究など

  ② 将来の番組制作に関する研究開発

 放送設備へのIP技術やクラウド技術の導入検証、IPネットワークを用いた映像・音声の伝送実験に関する研究など

 また、上記研究開発をより効率・効果的に推進することを目的に、2022年10月にネクステックラボという研究開発の枠組みを技術統括局内に立ち上げました。番組制作の支援に加え新規ビジネスへの提案の実施など、今まで以上に研究開発を推進していく予定です。

当連結会計年度におけるメディア・コンテンツ事業の研究開発費は199百万円であり、主な研究開発の成果は以下のとおりです。

① AI画像認識技術を応用した業務支援システム「AiD(エイディ)」を開発運用しております。本年度は、XGAMES(スケートボードやBMXなどのアーバンスポーツ)での英語スーパーの日本語自動変換機能及びスコアデータの自動表示機能の開発、取材映像を元にしたマスク装着率の自動検知機能の開発、野球中継における投球軌跡の自動作画機能の開発などを行っております。また東京ドームのプロ野球開催時、館内モニターにチーム名やイニング・得点などの情報を自動表示させるシステムの開発などを行い、番組制作支援の枠を超えたサービスの開発・実用化も行っています。

② 番組表現上放送に不適切な単語等がないかを自動判別して制作者に注意喚起する「番組制作者向け考査補助ツール」を開発しております。

③ 番組収録後の速やかな編集を可能とするために、収録時に複数の編集ソフト用ファイルフォーマットへの変換を行う「収録同時デジタイズ機器」を開発しております。当機器は共同開発を行っている加賀ソルネット㈱より放送機器展(Inter BEE)にて参考出展されました。

 当連結会計年度は、研究開発に関する特許出願を3件行い、出願済みの特許含む8件が特許登録されました。

 また、下記の案件についても各方面から高い評価を得ております。

① AI業務支援システム「AiD(エイディ)」の社内開発と運用
 ・経済産業大臣賞(第25回 日本映画テレビ技術大賞)
 ・日本民間放送連盟賞 技術部門 最優秀
 ・第75回 日本映画テレビ技術協会 技術開発賞
 ・第48回 放送文化基金賞 個人・グループ部門 放送技術
 ・第49回 映像情報メディア学会技術振興賞 現場運用部門 進歩開発賞

② WEBブラウザ上で動作する素材アップロードツール「クラポ」
 ・日本民間放送連盟賞 技術部門 優秀
 ・第49回 映像情報メディア学会技術振興賞 現場運用部門 進歩開発賞

 なお、生活・健康関連事業及び不動産関連事業に係る研究開発活動は行っておりません。

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