日伝 【東証プライム:9902】「卸売業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、社是に「誠実」を掲げ、堅実経営に徹し、お取引先をはじめとするステークホルダーと対話することにより信頼関係を築くことを基本方針としてまいりました。企業価値の向上を図るため産業界のニーズを先取りし、絶えず未来を拓く新分野に目を向け、環境問題にも配慮しながら製造業全般の高度化、合理化、省力化、安全性の向上を通して社会に貢献してまいります。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、景気に左右されない自立成長型企業を目指しており、生産性と効率性を重視しております。具体的には、中長期的に安定して営業利益率5%以上、1人当たりの営業利益額7百万円以上、総資産経常利益率6.5%以上を目標指標としております。
(3)経営環境
当連結会計年度における我が国経済は、海外景気減速の影響を受け、輸出は厳しさを増してきましたが、賃上げ
や価格転嫁の進展、インバウンドの回復等が追い風となり、国内需要を中心に緩やかな回復が見られました。
当社グループを取り巻く機械器具関連業界におきましては、混乱していた部品調達にも一定の目途が立ち、生産
用機械や電気・情報通信機械、自動車の増産に加え、脱炭素化やデジタル化に向けた取り組み等、コロナ後を見据
えた投資意欲は旺盛で、引き続き堅調に推移いたしました。
(4)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、2021年度(第71期)から2023年度(第73期)までの第3次中期経営計画
『New Dedication2023』~新たな貢献へ~ を策定しております。
「第3次中期経営計画」では、業績に繋がる戦略としての「市場戦略」と、持続的成長に向けた「コーポレート戦略」を設定し、これまでに創り上げてきた「提供価値」と磨き上げてきた「商社機能」に『SDGs(持続可能な開発目標)』の視点も加え、継続的な成長と持続可能な社会の実現に取り組んでおります。
(5)会社の対処すべき課題
当社グループが事業を展開するモノづくりのマーケットでは、多様で複雑な課題への対応が求められております。将来にわたり「なくてはならない企業・日伝」であり続けるために、第73期は第3次中期経営計画『New Dedication2023』~新たな貢献へ~ の最終年度として、当初策定した以下の重点施策を着実に推進し取り組んでまいります。
重点施策
◆市場戦略
・パートナーとの協働
・地域に応じた戦略
・成長市場でのビジネス拡大
◆コーポレート戦略
・BCP運用
・グループガバナンスの強化
・SDGs推進
・DX推進
・人財育成・投入
・新ビジネスの具現化
・M&Aによる技術力・付加価値補完
これらの取り組みによって、将来にわたり「なくてはならない企業・日伝」を目指してまいります。
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