企業兼大株主小森コーポレーション東証プライム:6349】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループは、高い「経営品質」による「顧客感動創造活動」を通じて、世界中のお客様に感動していただける製品とサービスを提供し続けることにより、社会文化の発展に寄与していくことを基本理念としております。

 また、株主の皆様やお客様をはじめ、取引先、地域社会、社員とその家族など、全てのステークホルダーの信頼と期待に応えるとともに、共存共栄を図ることを行動指針として活動しております。

(2) 会社の対処すべき課題及び中期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標

 印刷機械販売の需要動向は、先進国を中心に取組みが進むDX(デジタルトランスフォーメーション)により、出版印刷分野や商業印刷分野での印刷物は減少が予測されるものの、高付加価値印刷やパッケージ印刷の需要は、堅調に推移することが予測されております。一方で、材料費・物流費・人件費及びエネルギー価格の高騰は引き続き印刷産業にも影響を及ぼしており、生産性向上の取組みがより一層求められております。

 このような事業環境の中、当社グループにとって第6次中期経営計画最終年であり創業100周年でもある2024年3月期は、製造・販売・技術・サービスの組織体制の連携強化を図り、中期経営計画の重要テーマである「収益性の向上+成長事業の基盤づくり」を実行してまいります。第6次中期経営計画の骨子と目標としている経営指標は以下のとおりです。

① 事業役割の明確化と、目的達成に向けた施策の着実な実行
 a. コア事業(オフセット印刷機・証券印刷機)の収益性向上
 ⅰ) パッケージ市場、アジア市場及びコネクテッド・オートメーションへの集中投資
 ⅱ) 海外向け証券印刷機での差別化戦略推進と、サービス事業の強化による収益安定化推進
 ⅲ) 顧客ROI向上を軸とした製品ポジショニング見直しによる競争力向上

 ⅳ) 製品仕様の標準化とモジュール設計及びユニット生産体制の構築によるマスカスタマイゼーションの

 実現と持続的な競争優位の確立

 b. DPS(デジタル印刷システム)事業の収益化及びリカーリングインカムの確立と拡大 

 ⅰ) 小森独自のビジネスモデル(オフセット+DPS)を活用したデジタル機販売力強化
 ⅱ) KP-Connectを核とした「コネクテッド・オートメーション」の実現

 ⅲ) 40インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステム「Impremia NS40」の市場投入と事業化

 ⅳ) デジタル印刷システム累計設置台数増加に伴うリカーリングインカムの拡大と事業収益の安定化

 c. PE(プリンテッドエレクトロニクス)事業の将来に向けた布石 

 ⅰ) 中国市場での製造・販売体制の強化
 ⅱ) プリント基板/電子部品市場における差別化商品の開発・投入

 ⅲ) 高精細実装技術の商品化(Flexible Hybrid ElectronicsのIoT需要の対応) 

 d. PESP事業及びリカーリングインカムの推進 

 ⅰ) 資材・機材販売、DPSのインキ/保守費等の安定収益事業の拡大

② 中期経営計画の実行体制

 a. 収益責任を明確にした組織運営とアメーバ経営推進による収益改善
 b. 労働生産性向上に資する働き方改革の実行 

③ 最適資本構成の構築
 a. 財務健全性を維持し、資金調達能力とリスク対応資金を確保
 b. 資本効率を意識した経営
 c. 安定配当を重視しつつ総還元性向80%以上(特別損益は別途考慮)

④ 2024年3月期の経営数値目標
 a. 売上高 :   1,100 億円
 b. 営業利益 :    77 億円
 c. 営業利益率 :  7.0%
 d. ROE:       5.3%
*前提為替レート : 1US ドル=105 円  1 ユーロ= 120 円

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