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企業概要

 当社グループ(当社及び連結子会社)は、「食と健康に貢献する独創技術の開発」をモットーとして、新規素材の開発から製剤の開発、更には生産技術の開発にいたるまで、積極的な研究開発活動を行っております。
 現在、研究開発は、各セグメントに所属する研究開発スタッフ及び研究開発支援部門のスタッフにより推進されております。
 知的財産権の取得にも注力しており、当連結会計年度中に公開された当社が出願人である公開特許件数は12件であり、海外での特許取得についても積極的に取り組んでおります。
 当連結会計年度における全体の研究開発費は1,266百万円であります。
 当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。

(1)ニュートリション事業

 緑茶抽出物、機能性アミノ酸(テアニン)、水溶性食物繊維、ミネラル・ビタミン等の乳化製剤についてエビデンスに基づく研究開発を行い、伸張するQOL市場に向けてグローバルな展開を目指し、新規製品開発や応用開発を行っております。

 当連結会計年度の主な成果として、身近な天然素材から最先端技術を応用した新規素材までを取り扱い、研究開発型ソリューション企業として、無限の可能性を秘めた機能性食品素材の創成に実績を積み重ねています。研究の更なる発展を図るため、京都府立医科大学に寄附講座「生体免疫栄養学(太陽化学)講座」に加え、株式会社吉野家ホールディングスと産学連携共同研究講座「食と健康研究講座」を設立しました。「生体免疫栄養学講座」では機能性食品の腸内細菌叢やその代謝物への作用、「食と健康研究講座」では抗サルコペニア、整腸、メタボリック症状改善の生理作用を検討し、免疫・栄養学的な知見から健康長寿に向けた科学的エビデンスの確立を目指しております。

 水溶性食物繊維(ファイバー)においては、星薬科大学と大腸の水分を調節するタンパク質であるアクアポリン3への作用について研究し便秘改善との関連性について解明しました。京都府立医科大学とは、これまでの動物試験での糖尿病モデルマウスによるサルコペニアのデータを基に更にヒトでの検証を予定しています。また、世界において広まる食物繊維市場にあわせ、効率の良い製造検討も行っています。

 機能性表示食品への展開においては、緑茶抽出物に含まれる没食子酸で「食後の脂肪の吸収を抑え、食後の中性脂肪の上昇をおだやかにする」「食事の糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇をおだやかにする」「肥満気味な方の内臓脂肪を減らし、BMI値を改善する」の3つのヘルスクレームで、また、グアーガム分解物(食物繊維)、GABA、L-テアニンの3つの機能性素材の組合せにより「血圧低下、善玉菌を増やし腸内環境を良好にする、夜間の良質な睡眠(起床時の疲労感・眠気を軽減)をサポートする」のトリプルヘルスクレームで受理され、注目の機能性表示食品分野で展開を行っています。

 ニュートリションデリバリーシステム(NDS)においては、オートメーション化された新工場稼働により効率的な製造や新たな製造技術の導入による製品ラインナップ強化に取り組んでいます。

 当セグメントの研究開発費は517百万円であります。
 

(2)インターフェイスソリューション事業

 食品用乳化剤、飲料用乳化安定剤・乳化製剤、化粧品・トイレタリー用素材の研究開発を行っております。

 当連結会計年度の主な成果として、加工食品用途は引き続き加工油脂の改質向けに注力し製品開発を進めております。ポリグリセリン脂肪酸エステルを主とした改質提案を進めており、継続して推進します。

 飲料用途は市場の中心であるPETボトル飲料素材開発に注力しています。高い安定性が求められるPETボトル飲料向けに乳化剤製剤、乳化食品を主に展開を進めます。酸化防止剤製剤は非水系食品への展開が進みました。これまで未開拓の分野であり今後の展開が期待されます。

 化粧品用途は強みであるクレンジング分野と並行してスキンケア関連に注力しています。またポリグリセリン脂肪酸エステルの価値開拓として新規乳化技術(SWICH乳化法)を確立しました。簡便且つ低エネルギーで調製できる乳化方法として今後の展開が期待できます。
 当セグメントの研究開発費は430百万円であります。
 

(3)ナチュラルイングリディエント事業

 トレーサビリティに基づいた安全・安心な品質管理のもと、素材のおいしさや機能を活かしながら、独自の加工技術により特長ある加工食品の開発を行っております。原料高騰の影響もあり、適正な利益が確保できるよう製品の見直し等も進めております。

 当連結会計年度の主な成果としては、マイクロ波加工品では、独自のマイクロ波加工技術を活かせる分野に注力した製品開発を行っております。プラントベースフードに着目した代替肉向け製品を開発し、ヨーロッパ市場をターゲットに紹介を進めております。引続き独自技術を活かせる分野に向けた製品開発を進めてまいります。

 安定剤は、コンビニ関連商品や惣菜用途へ、クリーンラベルを念頭においた新規製品を開発、市場投入しております。新たに化粧品分野に、食品分野での知見を活かした新規製品を開発し採用実績が進んでおります。引続きターゲットを明確にした製品開発に集中するとともに、新規用途・新規分野への展開を進めてまいります。

 品質改良剤として従来から展開している鶏卵や蛋白質が持つ機能を活かした製品の開発に注力しております。新規に開発した酵素処理卵黄が、調味料用途の物性改良目的で採用が進みました。鶏卵原料は厳しい状況が続きますが、食品の付加価値向上に寄与する素材の開発に集中し、提案を進めてまいります。

 新規素材・新領域について、プラントベース向けの新製品開発を進めております。天然素材の物性改良機能に着目し、SDGsやクリーンラベルなど意識した製品開発を行ってまいります。
 当セグメントの研究開発費は318百万円であります。

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